西日の当らなお場所
玄界灘
2010/01/18(月) 15:29:08
西洋シャクナゲを買いました。植え場所として西日の当らないところがよいとあります。シャクナゲにかかわらず西日は植物にどのような悪影響があるのでしょうか。赤外線が強いからかと思いますがなぜいけないのか教えてください。
玄界灘
2010/01/18(月) 15:31:04
訂正:「西日の当たらない場所」です。
こうちゃん
【関東】
2010/01/18(月) 20:17:04
こんばんは。
避けるべき「西日」は、「真夏の西日」です。「真夏の西日」は、気温が高いのに加えて、強烈なエネルギーを伴います。涼しい半日陰で育てるような「西洋シャクナゲ」は、「真夏の西日」には耐えられないのです。秋から冬、春までの、弱い「西日」は、当ててかまいません。
RED
[URL:http://members.jcom.home.ne.jp/takanuma/index.htm]
2010/01/18(月) 20:33:06
植物学的な面から回答します。
とはいえ、全部を書いていると途方もなくなるので、概要だけ。
夏の西日で問題となるのは「温度」です。植物にとって高温自体がタンパク変成を引き起こしかねないストレスなのですが、強光をともなう夏場はさらに大きな問題があります。
植物は光合成によってエネルギーを得ていますが、強すぎる光は活性酸素の生産量増加をもたらすことになり、これが直接ダメージを与えるようになります。
植物は活性酸素によるダメージを回避する方法をいくつか身につけていますが、そのひとつである熱エネルギーによる放散が高温下では阻害されます。
ゆえに、温度がもっとも上昇する夏場の西日は植物にとって非常につよいストレスを与えるのです。
また、温度が一定を越えて上昇すると光合成の効率が悪化し、一方で光呼吸という光合成の無駄な反応は増加する傾向にあります。高温下の強光はロクなことがない。といえます。
ただし、これらは草本類に見られるC4光合成では問題となりません。C4光合成植物であれば、夏の西日もそれほど大きな問題とはならないでしょう(トウモロコシなど)。
植木屋 園主
[URL:http://green.ap.teacup.com/oujien/]
2010/01/18(月) 22:22:04
こんちは〜♪
植物学的にはREDさんが回答されていますので私からは実践的な方面から(^^ゞ
西日を嫌うというのは高温の直射日光が葉に当たるのが害になるという事は既に解説されていますのでお分かりかと思います
でも不思議ですよね生産畑では一面に植栽しているので
同じ様に西日は直接当たるのに被害が出ない?何故でしょう?
コレは植物には年々生育するに従い自然と身を守るように育ちます
植物を良く見回すと剪定など手を入れなければ片側(北側)が枝振りが少ない部分がある事に気付きませんか?
一般に南側と西側が多く繁って、または葉が垂れた感じ(直射日光を遮る様に?)北側が少な目の繁り具合いになっていると思います
コレの性質を利用して新たに植栽される時に西側に繁っている部分を向きを合わせ植え込む
よく質問などで「同じ様に西に植えているのに我が家のだけが枯れる」とかの被害が出る事がありますが、これが最初の植え方(向き)に問題がある場合が殆どです
コレは剪定などで丸く刈り込んだりした物(葉が均一にある)には殆ど被害が出ないという事でもお分かりかと思います、あくまでも自然樹形を重んじるモミジとかシャラとか広葉樹が多いですね
元々が北側向きの部分を西に向きを合わせると一番葉の弱い部分を持ってきた事になり
てきめんに表れる事があります
●シャクナゲ類の場合は陰樹&高冷地向き(涼しい地域)の傾向が強い種ですから特に西日の暑さには弱いと言えますね
玄界灘
2010/01/19(火) 13:07:59
[[解決]]
みなさんありがとうございます。
とてもよく理解できました。したが、日当たりの超良すぎる我が家はどうしたものかと考え込んでしまいます。日除けでもよいわけですね。
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