ワイルドストロベリー
さとこ
【四国】
2009/11/30(月) 09:39:18
今、外の日当たりのいい所で育てていて、
葉も多いくらい茂っていて、花も咲いています。
これから寒くなりますが、実を成らすには
これからどのように育てていったらいいでしょうか?
ばんざいうさぎ
【北海道】
2009/11/30(月) 13:14:05
四国では、お天気が良い日中なら冬でも虫が飛んでいますか?
虫が受粉を助けますので、もし寒かったり天気が優れないなどで虫が飛んでいない場合には人工授粉を行った方が実は確実に成ります
昼間耳かきの梵天の様なもので、しっかり開いている花の真ん中を数回くすぐれば雌蕊に花粉が受粉出来るでしょう
ところでワイルドストロベリーにはランナーを出す種類と出さない種類のがあります。それぞれ少し性質と管理が違います
ランナーの出る種類ならいずれランナーが伸びてその先に芽を出し、延々と増えていきます。ランナーの出ない種類の場合は株が大きく成ったら株分けして株を更新しておくと、梅雨時に蒸れて枯れるものが出ても複数株があれば絶えることはありません
また、ランナーが出ない種類だとしても種からでも育ちますので受粉不全で変形して成った実を利用し、 数日紙の上などで自然乾燥させ、完全に乾いたら実ごと指で細かく砕いて親株の傍にでもパラパラと蒔いておけばいずれ芽が出て、本葉数枚の時にポットにでも移植して育てれば新しく苗が育ちますよ。種で殖やした方が株数もすぐに多くなり、株分けで失敗するかもという心配もないですよ
ランナーのない種類のには四季成りの性質のものもあるので、何株にも殖やして栽培し成った実を少しづつ冷凍して貯めておくと、ある程度貯まってからジャムやソースが作れます
それぞれの種類の味はと言えば、ランナーのある種類の方が実はとても小さいもののランナーのない種類のよりも味が良く感じます。市販のイチゴよりも香りも甘味も格段に濃くて、際限なく殖えるランナーをうまく整理しながら株を殖やしていけば長い年数沢山の美味しい実が楽しめますよ
花が咲き実が成るにはリン酸の力が必要ですので、時々リン酸単体の液肥(開花促進剤が向く)を規定よりも薄めに溶かして与えると良いです
窒素の多い肥料を使うと葉ばかり育ち花付きが悪くなるので、花や実がある時期は成分比を見て窒素が多すぎるものは使わないで下さいね
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