ラベンダーブルーセントのことで・・・
やまなみ
【関東】
2009/11/29(日) 23:48:03
ラベンダーブルーセントが時々花をつけるので きり戻せずに 今に至ってしまいました。葉が乱れてきたので今きり戻すのはどうなのでしょうか。おしえてください。
ばんざいうさぎ
【北海道】
2009/11/30(月) 12:32:58
ラベンダーの開花の最盛期は初夏くらいなので、これから枝を剪定してしまうと来年咲くはずの花芽を切り落とす事になりますよ
ラベンダーの本来の剪定時期は開花期で、その時に普通花の収穫を兼ねて花茎を付け根から切ればその後下から芽が2つ出てその芽から次の年花茎が伸びて咲きます。つまり毎年一つの枝が2つに枝別れし花が咲きます。それで株が若いうちから開花後に花茎の所から切ることを毎年、まるで盆栽の芽を剪定する様な状態の軽い剪定を繰り返して規則正しく枝を分枝させる樹形の作り方が適しています。ラベンダーの産地では開花しはじめたら香りが逃げないうちに花茎を片手で握っては鎌で刈り取ることで同時に剪定された事に成り、その繰り返しで見事にこんもりした樹形が出来上がってきます
なにより来年の開花に影響しますので、開花期では無い今回は花芽を作るためにあえて剪定はしない方が良いかと思います
時々花を付けていたというのは、四季咲き性と言うよりも本来は咲いていないはずの時期に何かの具合で咲いてしまった「狂い咲き的なもの」かと思います。ラベンダーの様な、本来は本州の気候に適さない植物にとっては改良されて本州でも育つよう作られても開花時期以外に花を付けさせると言うのは株の体力がその分消耗してしまい、来年の開花時期の花付きに影響しますので、開花時期以外に出た蕾は早めに摘み取った方が次の年に良い花が多く付きます
大株のラベンダーの場合木質化した太い枝を切るとそこからは芽が出ない事も多いので、毎年の開花時の刈り込みを毎年繰り返し花茎の付け根の枝から新しい芽を出させる(花茎を切ると必ず2芽出ます)事によって盆栽の様にこんもりと樹形を整えます
何年も適切な剪定が行われていない大株の場合だと太い枝が横に這ったり上の方だけが枝が絡むように込み合いやすいので横に這った枝は根元近くで切り取ったり、上部の込み合ったのは枝の途中の枝別れした所から適宜間引く様に透かして通気性を良くしておかないと本州では梅雨時などで蒸れてしまい株が弱って枯れる可能性もあります
‘ブルーセント’は特に花付きの良い品種なので、開花の盛りを過ぎた花茎をすべて切るべき所から切り取らなかったのが乱れた原因ではと感じますが、もし何年も経った大きい株だと太い枝を切り取っても根元からまた芽が出る体力が残っているでしょうが、2〜3年くらいのまだ若い株の場合は枝の強剪定は避けたほうが良く、よって樹形の乱れをすっかり解消するのは難しいので将来の樹形がバランスが悪くなりやすいのですが上の方だけを盆栽の剪定の様に軽く刈りこむに留めるしかないかもしれません
やまなみ
2009/12/02(水) 00:12:36
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ばんざいうさぎさん、丁寧に教えて下さり有難うございました。ラベンダーの性質をきちんと把握しないまま、20センチ位の丈のままむらさきのつぼみが風にそよぐ様を勝手に夢に描いて1坪ほどの花壇のふちどりに植えたので大きくしたくないのです。剪定せず来年の様子でもっと広い場所に移そうかとおもいます。
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