おんこの木が枯れて来ているみたいで心配です
ku-mi
【関東】
2009/09/24(木) 15:50:21
母の自家(北海道)から苗を貰って来て東京のわが家の東側に植えてから8年位たっているおんこの木を今年5月に引越しをして 南側の直射日光が当る場所に植ました。夏を過ぎた位から 葉がどんどん茶色になってきてポロポロと落ちてくるような状態が続いています。
水が不足していると思い水をやり 土が出ている表面には藁を引き保湿をしてみましたが 新芽を出すどころか 枯れていっているようなのです どおしたらよいでしょう
ばんざいうさぎ
【北海道】
2009/09/24(木) 18:35:24
まず、オンコというのは北海道でしか通用しない名称なのでご注意くださいね。オンコというのはアイヌ民族の言葉が由来しているので北海道以外では通じません
一般にはイチイ(一位)と言います。別名アララギとも言い、枝変わりの変種がキャラボクと呼ばれます
今回のイチイの木ですが、北海道から持ってきた時に一度、現在の場所に移したので2度目と2回移植なさっているということですか?それとも今の場所に植えるまでは鉢植えで管理なさっていたのでしょうか?
原因としては今回の移植がうまくできず根が土に活着出来なかった事、土質や地層の種類がイチイには元々合わない、弱ってからの対処が悪かったのも誘因になっていそうです
最初の移植はどの程度の大きさでの移植だったのでしょう。北海道から東京へと言う長時間・長距離の移動に耐えられた所を見るとまだまだ若い木(又は苗)だったのではありませんか?環境がかなり違うのに移植に耐えられたところを見るとあまり大きな木では無かったと想像できます
ただし、イチイはある程度大きくなると移植に気を使います。根があまり広く深くは張りませんし、根回しも行っていないのでしたら北海道だとしても植木屋が移植しても環境が合わないと枯れる事も多いです。今回はご自分での移植ですか?造園屋さんなどに頼みましたか?新しく植えた土地の土質や水はけ、造成地なら元はその場所には何がありましたか(山を削ったとか田畑だったなど)元々は北国で生えていた木ですので本州にあるイチイの系統とは違うでしょうから関東の環境変化には敏感な木であったと思われます。それで一度掘られて根が傷んだ木が、以前と違う環境や土に植えられた時のダメージに耐えられなかったのだろうと思います
また、土質によってはひんぱんな水やりというのも逆効果となりますし根元の地面に藁をひくと言うのも逆効果と思います
おそらく木の性質が本州での移植には耐えられなかったのでしょう。丁寧な移植なら木の大きさによっては根のダメージを少なくするために前年に根回しする必要もあります。
北海道に生えている木は、何十代に渡って種で代を繰り返しながら生えた土地で生きられる様にと適応していきます。北海道の気温や土や水・最適な環境で生きられるようにと変わってしまったものは移動した場合はなかなか新しい環境には馴染みづらく、もし移植さえなければ生きて行けたかもしれないものでも何らかの原因で簡単に調子を崩し枯れてしまう事も多いです。ですので野生に近い性質の代々北国育ちの樹木はあまり遠い南の環境に植え替えるのには向かず、移植するなら根回しの手間をかけ、せめて土質だけでも先祖代々が自生していた所の土に近いものにしてあげるのが良いのですが、それでも替え様のない他の環境のせいで枯れるリスクは大きいです
ご実家に生えていた北海道産のイチイを植える事に意味があったのだと思われ、今回の移植は避けきれなかったとは思いますが木にとってはかなりストレスが多くて致命的だったのだと思います。来年の春に新芽が出なかったら完全に枯れていると考えて下さい
それでは北国育ちの木を本州で育てられないのか?ということになりますが、ほんの苗木のうちに持ってくるか、一番良い方法は種を蒔く事です
イチイは実生での増殖が簡単で、野生下では野鳥の糞から芽生えて生えてきます。また、種から育つ木と言うのは生えた環境に少しは適応してくれます。そして代を繰り返すほどその地への適応が良くなっていきます
今時期赤い実が成りますよね?北海道のご実家から生の実を瓶などに入れチルド便で送ってもらうか、今時期帰省したときに持ち帰ります。種は乾燥させると発芽率が落ちますので必ず実の状態で。実は柔らかいのでつぶれてぐちゃぐちゃになるでしょうがそれで良いです
お宅に持ち帰ったらザルに入れ水でよく洗って果肉を落とし、表面の発芽抑制物質をよく落とします
土は黒土に腐葉土や赤玉を混ぜた様なものを使い、平鉢に入れて種が乾燥しないうちに蒔き、少し土をかけます。その上から落ち葉か完熟腐葉土を厚くならない程度に載せて、落葉樹の根元などに置きます。あまり乾燥しないのであれば雨水だけで充分です。春になれば発芽してきますからある程度の大きさになるまでは鉢かビニールポットで育ててから植えたい場所に3本くらい植えて育て、2〜3年後にその中から一番育ちの良いのを残して残りは根元から切れば良いでしょう
苗で送ってもらって植える場合もできれば小さいほど環境には慣れてくれます。育つには長い年月がかかりますから、その地に以後も定住するのが条件となります
どこで生えていたかものかは関係なくイチイの木を植えたい場合なら本州で育っている系統のイチイの苗木や木を購入して植えるのが一番簡単で安心です
でも、何か思い入れがあっての木なのでしょうからご実家の木の子孫でなくては意味がないのでしょうね・・・
その
2009/09/25(金) 11:48:49
東側に植えたとあるから鉢では無いと容易に察しがつくし、八年も育ったのだから、北海道だの東京だのという問題ではないと思います。
単に今回の植え替えに問題があったというか、夏越しが厳しかったのでしょうね。
以前同じような経験がありますが、良質な堆肥を少しずつ回りの土になじませ,根が育ちやすい環境つくりをしました。寒肥を少量与えて、冬場の乾燥時には様子を見て、水もやり、春に芽吹きました。
イチイでもないし、的外れかもしれないけれど。
すん
【北海道】
2009/09/25(金) 13:50:24
そのさんの木がイチイではないなら、ここに書くべきじゃないと思いますが。木によって性質が違い、特に針葉樹と広葉樹では枝葉も根の性質も違う。そのさんの言う木がイチイに近い性質の木ではないのならそのさんと同じようにすれば助かるとは限らないです
そのさんはご存じない様ですが、北海道の庭にあるイチイは地元の野生由来の増殖もの。高山から低い山でも生えている北海道ではありふれた木。北海道と同じ環境は本州ではかなり高い標高の山。本州の高山に生えてる樹木と同じ環境を好む木なのだから本州のイチイとは系統自体が違う。ほとんどの北の植物は人間が南に移植すると暑さや梅雨時期など環境に慣れずにいずれは枯れて消えるので、本州の環境にならすためには実生での増殖で何年も代を重ねて丈夫にする。北海道では近年温暖化のため暑すぎて野生植物が枯れていってるし、野生では無いがサクランボの木が温暖化により東北では暑くなりすぎて木が弱っていくのが問題になり、これからは主産地が北海道に移るだろうと言われるほど、暑さに弱い北国原産の木や植物は暑さへの適応が難しい。北海道と本州では元々動植物の系統が違い、津軽海峡をはさみ(ブランキストン線)同種や近縁種でも性質が違うものが多い。木の寿命は人間の何倍も何十倍もあるので植えて8年くらいで北国の性質をもった樹木が関東に適応したなどと言うのは無理。生き延びても本州のイチイからみれば丈夫さは格段に低くなるので育つほど負担が重くなり病害虫にも弱い。たまたま8年無事に生きられたと考えるのが妥当
本州に移したのが、本州産よりも丈夫さが劣っていたのでそれで植えかえ後弱って環境に耐えられなくて枯れたんだと思います
仏様
2009/09/25(金) 15:03:38
ばんざいうさぎさんも、すんさんになったり、とっかえひっかえ
大変ですこと。
それに読んでいてレスに噛み付くような言い回しは感じがよくないです。
オンコというのは北海道でしか通用しない名称なのでご注意くださいねって
関東では禁句なのかしら。
そういう私もレスに対して言っちゃたけど。
岩井
2009/09/28(月) 18:04:22
イチイはそんなに難しい木ではありませんよ。産地が北のでも。
そのさんの言われるように、夏の暑さでやられたのかしら?植物の事だからこれが原因なんて決められませんが、やはり堆肥なんかで回りから手を掛けてみたら如何でしょうか?
復活したらうれしいですね。報告してください。
植物の生命力には勇気付けられる経験を何度もしています。
ku-mi
【関東】
2009/09/29(火) 12:08:50
ばんさいさん、そのさん、すいさん、仏様さん、岩井さん
沢山の 助言ありがとうございます 参考になりました
因みにイチイの移植は、造園の方にお願いして行いました
思い入れのある大事な木なので、岩井さんが言われた様に堆肥などをたして様子を見てみます。木の生命力を信じて・・・・。
そして、吉報をご報告に来ます
ku-mi
【関東】
2009/10/23(金) 16:21:54
[[解決]]
先月こちらで 皆さんからご心配頂いたイチイですが あれから掘り起こして根の状態を見たところ周りの土が ヘドロの臭いがして水はけの悪い粘土質の土の上に植えたことが悪かったようです 堆肥と赤玉と土を混ぜて 粘土層の土がイチイの根に影響を与えないように少し深めに掘って根の周りの環境を整えましたが 現在は 葉と小枝は枯れてしました 残念なのですが諦める事にしました。 吉報をご報告出来なくてとても残念です
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