庭土について
はな
【関東】
2009/09/07(月) 09:09:01
7年前に一般の「花の土」を買って、花壇に入れました。時々上から腐葉土、石灰をぱらぱらとまいていました。
最近、どの植物も成長が悪く、こぼれ種は出ない、球根の花はひょろひょろ宿根草は花が咲かない、木は枯れていきます。
日は午後からは良く当たっています。
土を掘れば茶色ではありますが、ぱらぱらとしていて、水分、栄養がない感じがします。
しかし、宿根草や球根が沢山植わっているので(どこに植えたかも覚えていない)腐葉土をまぜこむこともできません。
頑張って、全部の植物と球根を手探りで出し、改良するほかないですか?
ばんざいうさぎ
【北海道】
2009/09/07(月) 16:15:21
その土地の元々の土はどんなものでしょう?元々保水性・保肥性のない土ではなかったのでは?と思います
また「花の土」というのはだいたいどのくらいの量を入れたのでしょうか?7年前の入れた切りならもうすっかり分解されてしまいその土の養分は残っていないかと思います
入れた腐葉土は完熟しているのを確認していますか?また毎年どのくらい土に足していたでしょうか?それと石灰をどのくらい(一年に一度どんな量か)入れていたのかなど、回答に必要な情報はできるだけ詳しく教えて下さいね
まず考えられるのは元々その土地には地力が無かったこと。これは元々の土質で判断できます。特に山の斜面を削った造成地の土などは最初の数年は土作りをしっかりとしておかないと植物の育ちが悪くなります。また、元田んぼだった所でも運んできた土が質が悪ければ植物は育ちません。最初に花用の土を入れたくらいでは最初の何年かは良くてもいずれ土はまた痩せてしまいます。土を掘るとミミズや小さな昆虫が出てきますか?こういう生き物のいない土は痩せた土です。 最初にしっかりと土作りをしておかなかった(入れたものでは足りなかった)事によりすぐに土がまた痩せてしまったのでしょうか
次は石灰は撒きすぎていませんか?元々酸性の強い土であれば石灰は必要ですが、庭にはあまり石灰は必要ありません。撒いたとしても2〜3年に一度土の表面にうっすら積もる程度で充分で、スギナなどの酸性土を好む雑草が生えてこなければ撒かずとも大丈夫です
本来は何も植えない時から3年くらいは完熟腐葉土の他に堆肥をたっぷり入れて、土内に有機物(植物の繊維の分解されたもの)やミネラルの他に土を作ってくれる微細昆虫や微生物を補給し、しっかり肥えた土にしてから植え付けるものなのですが・・・
これからでも遅くはありません。全体をいっぺんというのは無理ですから何区画かに分けて何年計画くらいに気長に行うと良いです。土を掘るたびに(できれば20〜30cmくらい深く掘っては、掘りだした土にたっぷりの完熟腐葉土(完熟していればたっぷり入れて大丈夫)と堆肥(土の量の3割くらい入れる)を混ぜてあげて下さい。球根などでも何年も植えっぱなしは良くないので、2〜3年毎に球根を掘りあげる時期にでも土に混ぜてあげたり、何かを植え付ける時には植え穴より少し大きめ深めに穴を掘り土にそれらを混ぜるだけでも違いますよ。木や宿根草の場合は細根がみえるくらいの近さまで周りを掘って、そこに腐葉土や堆肥を混ぜた土を入れてあげて下さい。前に堆肥を入れた所に植えた一年草などが終わったら、そこの土と周りの何も混ぜていない土を混ぜてからまた腐葉土と堆肥入りの土を入れ・・・と3年くらい繰り返すと、中から太いミミズが出てくるほど肥えた土に成りますよ。そうなると肥料なしでも生育が良くなります
個人的に堆肥でお勧めなのはバーク(樹皮)堆肥です。木の皮に鶏糞が少し混ぜてあって、有機物がたっぷりなうえに有用な微細昆虫や微生物もたっぷりで花などの生育も肥料を特に入れなくてもよく育ちます。反対に牛フン堆肥は繊維が細かすぎて土がべたつき、塩分が多く含まれるものや牛の餌に混じっていた外国の雑草が庭で芽吹いて絶やすのが大変になったりなどの害が多いのでできれば避けるのが良いです。他に向くのは稲わら堆肥や入手できれば馬糞堆肥が微細昆虫や微生物が豊富です
数年は購入した堆肥を入れている間に自家製の堆肥を作って置き、最初の数年以降は毎年自作の堆肥を使えばお金もあまりかからず良い土が維持できますよ。野菜屑(動物性残さは不快昆虫の発生や悪臭のもとなので基本的には入れない)や種がないうちに抜いたり刈った雑草、落ち葉や花が終わって枯れたものなど(病気の付いたものは入れない、抜いた雑草は生き返らないように一度乾かし、刈るのは種が付く前に行うと良い)コンポスト堆肥の容器に入れて、時々庭土や鉢の植えかえなどで出る古土などを加え、EM菌などの堆肥化促進剤を少し入れて定期的に混ぜながら積んで、いっぱいに成ったら挽きぬいてから全体を良く混ぜるか他の場所に移すなどしてからビニールをかぶせて数か月寝かせておけば良い堆肥に成りますし、堆肥を積む場所がないなら最近流行りの段ボール堆肥で堆肥を作ると良いです。チャレンジする気持ちがあればミミズコンポストを置いて野菜屑を与えていけば良質の土がいつも使えてそれを庭土に混ぜると大抵の植物は良く育ちます
土の養分と言うのは植物繊維などの有機物をミミズや微細昆虫が細かくしてくれ、それをバクテリアなどの微生物がさらに細かくし、それでできたものにミネラルが結合してはじめて植物の根が吸収しやすい形となるんですが(団粒構造という、植物の根が伸びやすく養分を吸いやすい土にもなります)こういう土に成らないことには保水性・保肥性の良い土にはなりません
まず本屋や図書館で「土作り・堆肥」についての本を何冊か読んでみて一番理解しやすいのを取り寄せてもらったりで一冊購入して手元に置き読んでみると、最初の土作りの大切さがおわかりになると思いますよ
植木屋 園主
[URL:http://green.ap.teacup.com/oujien/]
2009/09/08(火) 00:00:08
こんちは〜♪
先ず感じるのは石灰の多用では無いかと思いますが?
石灰は普通では必要ありません!
施用する場合は不足がはっきりとしてから改良剤として施用します
アルカリに傾注してしまった場合手の施しようがありません!
●他に感じるのが肥料不足です
施肥は今までに何かされていますか?
ヒョロヒョロとで花が咲かなければ種も出来ません、先ずは株をシッカリと作る事で
油粕辺りで栄養と水を与えれば自然と太り成長も見られると思います
>(どこに植えたかも覚えていない)腐葉土をまぜこむこともできません。
判らなくても良いと思いますよ(^_^;
活きているのなら適当に腐葉土などは混ぜ込んでいれば
何時か何処からかニョキニョキと芽吹いてきますよ
花壇で寄せ植えが出来たと思えばめっけモンで好いじゃないですかv(^^)
ブライトン
【関東】
2009/09/08(火) 11:16:35
私も植木屋園主さんの言われるように、上からでも腐葉土や堆肥を適当に入れ込んで、有機肥料なんかも撒いておけば、春には宿根草も顔を出すと思います。意外に宿根草は丈夫。位置が確認できたら、来年にでも整理して、間に肥料をまた足して、土を良くしていけばOKだと。
何をどのくらい入れるとか、あまり神経質に細かい計算をしなくても、植物の生命力って結構信頼性が高いと思うのですが。
はな
2009/09/08(火) 19:43:24
[[解決]]
皆さまどうもありがとうございます。
ばんざいうさぎ様、いつもありがとうございます。石灰はかなりまいていたと思います(汗)すぎなは出てきませんし!
牛フンはそんな問題があるんですね。勉強になります。7年前に入れたのは全部買ってきた花の土です。もともとの土は全く栄養のない、パサパサの土。おまけにガラ(コンクリート片や大きな石)が多かったので、花壇の下に埋めましたので、水はけがかなりよすぎるかもしれません。コンポストはあこがれですが、置き場所、まめさがなく、自信もなく・・・。
植木屋 園主様、石灰の多様って、そんなに悪いって知りませんでした。ピートモスでも入れたほうが良いでしょうか?石灰・・・肥料と同じようにたっぷりまいてました〜。今度からはまかないようにします。油粕がいいんですね。
ブライトンさん、心強いご意見をありがとうございます。とても参考になります。
皆さまに頂いたご意見を私なりにまとめてみました。ヒョロヒョロを移動したら枯れてしまいそうなので、今年は上から腐葉土、油粕、堆肥、黒土、赤玉土を入れて混ぜられるところだけ混ぜておいてみます。
来年植物が少しづつでもしっかりすることを祈りつつ、様子を見て少しづつ掘り返し、混ぜてみようと思います。
真心のある回答を皆様にいただけて嬉しいです。どうもありがとうございました。
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