柿にヘタムシガが二年連続大発生

[園芸相談センター]の過去ログです

【四国】 2009/09/05(土) 08:30:16
西側斜面に20年前に柿を二本植えました(富有と次郎)が、二年連続でヘタムシガが大量発生して大変困っています。そこで昨年はスタークル顆粒水溶剤を6月初めに散布しましたが全然効果なく、今年は6月中旬にスタークル顆粒水溶剤散布し、8月に入って虫による着色が多いので30日にモスピラン水溶剤を散布しましたが時期が遅かったのか、散布量(二本で3L)が少ないせいかどうかわかりませんが全然効果がありません。昨年は殆どの果実に虫が入っていました。今年は仕方ないので着色した実をひとつひとつつぶして虫を捕殺しています。すでに50-60はつぶしましたが、なかなか大変な作業です。今年は仕方ないかもしれませんが、来年以降どうしたら良いのかわからないのでよろしくお願いします。なお、バンド誘殺のために100円ショップで購入した10cm幅のシュロのベルトを幹に巻きましたが、虫の付着は見られず、これも全く効果がなかったようです。何かコツがあるのでしょうか?

ぶるこ 【甲信越】 2009/09/05(土) 15:24:19
こんにちは。
カキノヘタムシガは5〜6月と7〜8月の年に2回発生するので
薬剤も2回散布したほうが良いようです。
薬剤の使用限度は3回までが多いので2回の使用には問題ありません。
始めの散布時期としては実が3cm前後の時がベストのようです。

コモですが、いつ頃巻いて外したのもいつ頃になりますか?
秋口には巻いておいて、春先には外すようにします。
また樹皮の隙間で越冬するので樹皮を削り落とす
「粗皮削り」を冬に行うのも効果的のようです。

2009/09/06(日) 08:12:38
ぶるこさん、ありがとうございます。農薬散布しているものの効果ない原因のひとつとしては、電池式の小型の散布器なので散布液の届く範囲が狭くて20%弱位の葉には届いていない可能性があるかもしれません。散布器はどんなものが良いのでしょうか。
バンド誘殺ですが一昨年も昨年も9月上-中旬に設置して3月頃に取り外しました。バンドでは虫の付着はないものの、枝の分かれ目のところには1-2匹見つかりました。昨年や今年の発生量から見るとかなりの越冬害虫を見過ごしているものと思われます。

しゅ 2009/09/13(日) 17:14:33
こも巻きでの害虫駆除はほとんど効果が見られませんよ。
最近では公共の事業でも中止しているくらいです。
モスピランは浸透移行性という効果を持っているので全部にかからなくても、成分は移動していきます。ただ木質化している部分では移行効果はもしかしたら薄いかもしれません。
噴霧器はノズルが長い物の方が使いやすいかもしれないですね。
好みによると思いますが参考にしてみてください。

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2009/09/14(月) 08:05:48
大発生に見えるのは、変色果実を処分しないからでしょう。早くから着色したものを、見つけ次第取れば、中に黒味を帯びたウジ状のカキミガ幼虫がいます。遅れると、他の果実へ次々と移動して加害し、大発生に見えます。

2009/09/14(月) 22:15:28
こも巻きでは効果がないとは初耳です。実は、今日、こもを大量に買ってきて準備したのですが、残念です。大発生に見えるのは、変色果実を処分しないからということですが、今まで着色した50-100個の実を取り中を割りましたが、9割方虫が入っています。中の虫は潰しました。二年連続大発生と書きましたが、もっと前から発生していてこの二年が特に目立ったようです。健全な実は殆どありません。二回も散布したのですが、どうも電池式の噴霧器で二本の木に3Lでは噴霧状態が不充分ということでしょうか。長いノズルの噴霧器を捜してを購入することにしたいと思います。

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2009/09/15(火) 10:03:56
>50-100個の実を取り中を割りましたが、9割方虫が入っています
 それだけ徹底なされれば、来年には成果が出そうに思います。来年、情報提供を書き込める初心者板でお知らせいただければ幸いです。
>長いノズルの噴霧器を捜し
 以前、ノズル交換のできる大勝式というのがあって、180cmのを便利に使っていました。今は、交換式ノズルはないのでしょうか。
 ヘタムシ被害には品種により差があるようです。今のところ禅寺丸には、付きにくいです。次郎が富有より付きにくい感じは、ありませんか。

2009/09/18(金) 22:30:42
効果がないと教えていただきましたので、こも巻きについてはやる気をなくし返品しました。手持ちの小型噴霧器が不充分なのかもしれません。伸縮ノズルというのが販売されていますが、3Lの電池式の噴霧器では圧損が大きくて例え装着できたとしても噴霧できないでしょうね。どなたかご存知ないでしょうか。今のところネットで調べてフルプラ ダイヤスプレー7000シリーズ プレッシャー式噴霧器(2頭式伸縮ノズル95cm-300cm )を第一候補に考えていますが、他に適当な(安価な)ものがありましたら教えて下さい。なお、タネツギさんの質問ですが、ヘタムシは次郎が富有よりやや付きにくいようです。カメムシも同様の傾向のようです。

りっこ 【関東】 2009/09/18(金) 23:05:03
電池式の噴霧器では果樹はむりがあります。まして3Lの小型ではなおさらです。当方は電動、蓄圧式、電池式などいろいろありますが広範囲に使用する主流は10L容量の電動タイプです。結構重宝ですが果樹によって薬剤が違いますので、使いやすいのは蓄圧式のタイプです。風さんが候補にあげたタイプは結構圧力が高いので問題ありませんが、他に沢山の果樹がないのなら0.4MPa(0.1ほど低い圧力)ですが工進製のミスターオート(容量はいろいろあります)で、5L容量でノズル口が2頭のタイプが扱いやすいです。柿の樹の大きさや樹高が分かりませんが当方の果樹ではこれで十分です。樹高が4mほどになり、風の吹き方によっては度々かないこともありますが、価格が安いです。近くのHCにはほとんど置いています。

Sekizuka 2009/09/20(日) 14:36:10
「こも巻き」が効果がない、というのは↓辺りが根拠でしょうか。
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006369832/
http://ci.nii.ac.jp/naid/110004022453/

上記辺りを見る限り、「こも巻き」=「巻いて、後に焼却」を指すと思いますが、天敵類の越冬場所を確保する(もちろん焼かない)というのは、案外効果があるのかも?
(株元の植生が豊富なら、要らないと思いますが)

Sekizuka 2009/09/20(日) 14:46:28
ちなみに、こんな↓のもあります。
http://fruit.naro.affrc.go.jp/seika/2006/fruit06017.html

前レスのダンボールもそうですが、「人工」「天然」を気にするのは、人間様ぐらいのようですな(笑)

下西代志子 【近畿】 2009/09/22(火) 22:30:19
へた虫の薬剤を教えてください

2009/09/23(水) 21:33:23
りっこ様
噴霧器情報ありがとうございます。ミスターオートのノズル長さ210cmで噴霧が全体に届くのかどうかが気になりますが、近くのホームセンターで調べてみます。

Sekizuka様
「こも巻き」の情報ありがとうございます。この方法がヘタムシガ自体にはどこまで有効なのかはわかりませんね。農薬だけで解決すればそれが一番楽で良いかもしれません。

下西様
ヘタムシガに効く薬剤はネットで調べることができますが、以下のようなものです。
アクタラ顆粒水溶剤
アグロスリン水和剤
アタブロンSC(フロアブル)
アディオン水和剤
アディオン乳剤
オリオン水和剤40
オルトラン水和剤
コテツフロアブル
スカウトフロアブル
スタークル顆粒水溶剤
スミチオン乳剤
ダントツ水溶剤
トクチオン乳剤
ノーモルト乳剤
パーマチオン水和剤
パダンSG水溶剤
マブリックEW
マブリック水和剤20
Mr.ジョーカー水和剤
モスピラン水溶剤
ロディー水和剤
入手や使用方法等についてはJAや農薬販売店にお問い合わせください。


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