月桂樹が伸びすぎている
ケイコ
【中国】
2009/08/17(月) 16:26:55
2年前1.5mぐらいだった1本立ちの月桂樹を、2年間の引越しの為地植えにしてこの夏に引越しから元の家に戻ってみたら、4mぐらいになっていました。今はすらっとした円錐形ですが大きくなると月桂樹はどのような形や高さ、大きさになるのでしょうか。狭い庭に植えているしこれ以上伸びたら手入れが出来なくなりそうなので剪定したほうが良いでしょうか。月桂樹のよい仕立て方などはありますか。
りっこ
【関東】
2009/08/17(月) 22:39:34
剪定などの手入れをしなければ樹ももっと高くなり枝が密集して害虫などが発生しやすくなりますよ。排泄物で葉も黒ずんだりして現在の円錐形はそのうち保てなくなるでしょう。当方は植えておそらく15年はたっていますが昨年登って芯止をしました。枝もかなり落としています。高さは5.5mから下げて4mほどにしています。萌芽力が強くヒコバエが毎年20本以上発生します。燃やすと油成分が多いのか生木でも葉ごとものすごい勢いで燃えますよ。
利用するのは年に10枚ほどの葉ですので本当は鉢植えでも十分なのですが前住人が植えたもので撤去は躊躇しています。
下記を参照してみてください。
http://q.hatena.ne.jp/1249777053
ばんざいうさぎ
【北海道】
2009/08/19(水) 23:04:53
私の住む所は月桂樹の育たない地域なのでお庭に生えているというのはうらやましい限りですね
実際に剪定はしたことがないのでアドバイスは無理ですが、剪定後の枝の使い道は思いのほかいろいろありますよ
月桂樹(ローレル)はハーブ(又はスパイス)として肉の匂い消しに使われるほど葉に精油(香りの元)が多く含まれますので燃えやすいのですが、切って燃やして処分してしまうのはもったいないです
長めの枝は切ってすぐに曲げればリース(花輪)の土台として葉つきのまま使えますので、生のうちに丸く形を整え針金などで目立たないよう縛って乾燥させておきます。それにタカノツメやセージなどの料理に使える植物を乾燥させた枝などを飾り付けてキッチンリースに仕立ててお料理好きの知り合いに贈られると、キッチンに飾りながらも料理に役立つので喜ばれますよ(よく外国のキッチンのグラビア写真などで美しく飾ってあるのを見かけます)
葉は生で使うほかに乾燥でもまた違った香りで楽しめ、特に乾燥葉はカレーやシチューなどの煮込み料理の肉の匂い消しに使うブーケガルニ(パセリの軸、セージの葉、タイムの枝などと一緒に小さな束にして鍋に入れる)には欠かせない材料でもありますので、見かけの良い葉は一枚一枚完全に乾かして湿気ないように保存し、これも沢山乾かしておいて料理をする方に差し上げると喜ばれますよ(カレーやシチューに肉を入れた時にローレルの葉一枚だけを一緒に入れておくだけでも風味が良くなります)
小枝も細かくチップにして乾燥させておき、手製の燻製を作る時に使用するチップに少し混ぜておいて燻すと香りづけになり特にスパイスを多く使った燻製に合います
剪定の方法や樹形はある程度持ち主の都合や好みに左右されると思いますが、芯を止めない限りは下の方の枝が横に広がるのは毎年枝を切っておけば適度に抑えられ(芯止めすると下が特に横に茂る)上記のように使うと持ち主には枝の始末に都合がよく知人の方はローレルの葉をわざわざ買わずとも美味しい料理が作られるので喜ばれますよ
そのように食用に使用する場合は殺虫剤や消毒剤などは使うことを極力避けたいですから、剪定できる時期に枝をすいておいて病害虫が付かないよう予防するのが良いと思います
あと、案外知られていないのですが月桂樹(ローレル)にアレルギーの出る人がいます。急に沢山の月桂樹の精油(天気が良いと空気中に拡散する)に晒される環境に移ると発症する人がいますので引っ越し後早ければ2週間くらい後からご家族で体調不良や原因の解らない肌のかぶれが出る、ローレルを飾っている部屋にいてくしゃみが止まらなかったり、ローレルを使った料理を食べて2週間後以降にまた食べた直後息苦しさなど何らかの症状が出た時にはアレルギーの疑いがあり身近に月桂樹があるままにはできませんので気を付けて下さいね。特に家族にアレルギー体質や喘息の人がいると発症する可能性が高いですがローレルで必ず発症するとは限らず、でも血縁にアレルギー体質の人がいなくても誰でもなる可能性はあります
初めて体内に成分が入ってから、もしローレルの成分にアレルギーがあった人は2週間後に体内に抗体が出来あがります。抗体が出来た後にまた体内にローレルの成分が入ってきた時少なければ問題はないこともありますが、体質的に体内に溜まり易いと過剰反応が起きます。人によってはくしゃみや痒みなどで軽い人もいますが、かぶれがただれたり急激な気管支の内部の腫れからの呼吸困難などやアナフィラキシーショックを起こす恐れもありますので、引っ越し後に前の家では起きたことがなかった体の不調が気になった時には一応アレルギーを疑って、アレルギー科か内科や皮膚科で、何かの抗体があるかを血液検査で調べてもらって下さい。もちろんローレルに限ったものでなく、他のアレルゲンの可能性もありますが検査対象は普通に考えられるアレルゲン(一般的なもの)が優先されて検査されますので検査漏れを防ぐために、診察時(必ず医者に言う)「月桂樹(ローレル)が庭に生えている」と忘れずにお医者さんにお伝え下さいね。(採血する直前や直後に言うと採血量が足りなくてまた刺されたり、検査のやり直しになったりでその分請求額が高くなるんで・・・)また検査結果の用紙は大事に保管しておいて下さいね。後々病気をしたときに確認のために必要になることがあり、再検査するのは時間と(アレルギー系は急速に悪くなるのもあり検査の時間を省けると処置も迅速に正確に出来る)お金の無駄になるのだそうで(これは医者に言われました)
あまりに過剰な反応で、月桂樹一本にそこまで考えなくても良いだろうとお考えになる方もいるでしょうが、たとえれば庭にウルシの木が生えてるのを知らず、その家に急に移り住んだようなもので急にアレルゲンの濃密な場に住んでしまうと、それに対しての体の反応は人によりいろいろなのです。日本人の場合は月桂樹の場合、スギ花粉の様な一般的なアレルゲンと違って昔から晒される機会が少なかったため、昔からあたりまえに植えて使っていた外国人から比べると以前から抗体を持っている人は多くはなく(外国では古代ローマ時代から使われていて、スポーツの優勝者の頭に捧げられる葉っぱの冠がローレルです)、急に抗体が出来た後のアレルギーの反応は最悪だと命にかかわりますので、用心に越したことはありません
私なぞは百合のアレルギー持ちで(昔、花屋の狭い作業場で大量のユリの雄蕊取りをしたのでその時にしっかりと抗体が出来たらしい)、百合の精油が使われた香水を付けた人と同室すると発作が起き酷く咳き込んで呼吸困難になりますので(薄い香りでも頭痛などが起きる)、念のためにアレルギーが出やすい植物かを最初に調べておいてから購入し、それで体に合わなければ人に譲ってしまいます。他にも植物以外のアレルゲンがいくつもあり、そちらの方は家を住みかえないと症状が治まらないので持ち家なこともあり無理。症状を抑えるためのアレルギーの薬は効き目が切れると喘息(これも多くがアレルギー性の病気)が悪化するため手放せません
アレルギー症状は薬を飲んでいれば症状を抑えておけますが、アレルギーというのは本人の免疫機能の誤作動による暴走なので一生治りません。もし将来ご家族で月桂樹のアレルギーと診断された方が出てきた場合は、アレルゲンとなりまた必ず不調になり本人には非常につらいものいですので、料理に使わないのはもちろん木は掘るか切り倒して枯らすなどの処分をなさって下さいね
デブグマ
2009/08/23(日) 23:16:35
うちの月桂樹も2階の屋根以上に伸びたので先日4mほどに切り詰めました。
もともと、常緑性の中高木で以前に幹の直経25cm高さ7mのものを見たことがあります。枝は垂直に近く鋭角に出ますので狭い敷地向きです。
りっこさんも言われるように萌芽力が極めて強くいなか(甲府)の庭の木は枝を全部切り落とし3mほどの幹のみの丸坊主にしたのですが幹の切り口付近から何本もの枝が出て数ヶ月で茂りましたし、ヒコバエも切り取るのが手間なくらいに発生しました。うちの木はかいがら虫がびっしりと付いてしまったので
今年中にはいなかの木と同じようにさらに切り詰めて丸坊主にして石灰硫黄合剤で消毒する予定です。とにかく丈夫ですので自分の好きな様に剪定しても問題は無いと思います。
今年の葉は薄汚れて汚くて使えませんが毎年大量に採れる(全部は使いませんが)葉を乾燥させて料理好きの人にさしあげて喜ばれています。来年はエッセンシャルオイルを抽出してみようかと思っています。
ケイコ
2009/09/03(木) 11:23:02
[[解決]]
みなさん丁寧なお返事をありがとうございました。
剪定はした方がいいみたいですね。
園芸相談掲示板@園芸相談センター