野バラが咲かない
湾岸まり
2009/08/09(日) 16:01:52
春の初めにピンクロサという野バラ(原種系)を買いました。苗の大きさは150センチくらい。50センチの鉢植えです。枝はびゅんと伸びるのですがつぼみが一つもつきません。置き場所は東、光は東と南からあたります。水やりは毎日。週に一度微粉ハイポネックスを規定量与えています。花の後に実が付いてそれを小鳥が食べに来てくれたらいいなと思って植えたのに残念です。私にできることを教えてください。
ばんざいうさぎ
【北海道】
2009/08/09(日) 18:46:04
びゅんと伸びた枝と言うのは一年目に伸びる枝で、次の年にその枝にたくさん短い枝が付いて育ち、その先端に花芽がつきます。その枝を切ってしまうと花が咲きませんから邪魔でも短く切り詰めたりはしないでくださいね。大きな株の様なので去年伸びた枝があるはずで開花可能なのを出荷しているはずなのですが今年は咲きませんでしたか?生産者が流通時に邪魔になるので切ってしまった?今年購入なさったとのことで来年は咲くかと思いますよ。将来は今の鉢よりも大きな鉢に植えることになるのでマンションのベランダなどに置くのなら水を与えると重量がかなり重くなります。枝もあまり放任して茂らせる事はできないので、毎年伸びる枝をある程度切ってしまうのと数年ごとの枝の間引きと植えかえが必要になります(これをやると花数が減ってしまいますが、枝を放任するとベランダでは管理が難しくなります
その大きさの鉢で水やりが毎日では多すぎです。鉢植えでも乾き具合にはよりますが萎れないのなら晴れの日が続いても3日おきくらいで充分かと思います。マンションのベランダなどのコンクリートだとかなり高温になり直接置いていると根を傷めて弱るので、重量に耐えられる少し高さがある花台や棚に鉢を置くのが良いです。肥料も成分比率や濃度によっては残留過多になってしまうので、10日に一度規定よりも薄めくらいで充分です。原種系は元々性質が強いので他のバラほど肥料はいらず、反対に窒素過多リン酸不足で花芽が付きにくい原因になったりします。微粉ハイポネックスだと成分率が等分だと思いますので、規定よりも薄くして与えた他に開花促進剤(リン酸単体の液肥)を薄めたものでリン酸を補ってあげれば花芽分化がうまく行われ来年の花数が多くなりますよ
鉢植えで育てるには勢いが強すぎると思いますので鉢植えだと剪定が重要になると思います。切る枝を間違えると何年経っても花が咲かない原因となりますので剪定個所を覚えるためにもバラの木の構造を覚えたり剪定を詳しく覚える必要がありますね・・・。基本的にはツルバラの管理法で茂らせることが無理なら好みの長さで枝を切って制限するのが良いでしょう。地面に植えて茂らせるのなら特別剪定などはしなくとも本来の性質のまま花が咲いて実が沢山なるのですが、マンション住まいの方や借家住まいの方は地面には植えられませんものね・・・
鳥が来てくれるのを楽しみに・・・というのは、お住まいの家の形態が一戸建でしらたほとんど問題ないですがマンションだと落葉した葉が風に運ばれ他のお宅のベランダに落ちたり、鳥の体の構造上実を食べれば近くてフンをしますので、もしマンションの様な形態の集合住宅にお住まいの場合は、ベランダで樹木の栽培は認められているか(鉢花は良くても大きく茂るものは禁止の所もある)、余所のベランダにも来てフンをしないかなど考えてみて(洗濯物にフンをすることもあります)、鳥が訪れる事が近所の迷惑に成っていないかに気を配って下さいね。昔私もマンション住まいをしたことがありますが、お隣のベランダで沢山鉢植えが置かれていて、葉などが舞い込んではベランダの排水溝に詰まったりで困った事があります・・・
R・ひろき
【関東】
2009/08/09(日) 19:46:35
こんにちは。
ピンクロサという原種の本名などがわかればと思いますが、枝葉の様子はどんな感じでしょうか。
ロサ・ムルチフローラ系なのか、ロサ・カニナに近いのか、それともその他なのかというのがわかればと思いますが。
原種と言って売るからには、たぶん、春だけ咲く一季咲きの品種だと思います。
若い株には花が付かない系統もあります。
系統にもよりますが、実生からだと数年、接ぎ木からは2年くらい、挿し木からは2〜3年という原種もあります。根元をみて、接ぎ木してあるようでしたら、来年は咲くかもしれません。
原種の育て方ですが、あまり肥料はいりません。
ほとんど無いくらいでいいと思います。
肥料が多すぎると実が落ちることもあります。(必ず落ちるというわけではないですが)
モッコウバラなど、夏〜秋に花芽ができる品種をのぞき、大きくなってきたらある程度自由に切れる原種が多いです。これも品種がよくわからないので何ともいえませんが、たとえばモッコウバラですと、前年秋ごろに花芽がついた枝を、冬に落とすと咲かなくなるわけです。そうでない系統なら、冬にある程度切っても花芽ができるのは春になってからですから、影響は少ないです。秋以降出たような弱い枝や、極端に古くなった枝には、春になってもあまり花芽がつきませんので、そういうのは切り落とすこともあります。
通りすがり
2009/08/09(日) 22:08:02
ピンク・ロサは、ロサ・ムルティフローラの系統です。
ロサ・ムルティフローラに比べて、トゲが少なく花と葉が一回り大きいことがあげられています。
今年伸びた枝に、来年、花がつくと思いますので、大切に育ててください。 来年が楽しみですね。
R・ひろき
【関東】
2009/08/10(月) 03:39:18
すみません。
ようやくこの品種を売っているところをみつけました。
ロサ・ムルチフローラ系統の長尺苗ですね。
長尺苗は前年伸びた枝を長くつけたまま販売しているものなので、売っているかたの意図としては、今年花が咲くだろうということだったのかなと思います。
我が家にもロサ・ムルチフローラ系統の桃色の野バラは何品種か植えてあります。小さな挿し木苗で秋に買い、翌春に咲いたものもあれば、その次の春に咲いたものもありました。
湾岸まりさんの野バラも、来年は咲くのではないかと思います。
大きな鉢なので、今年は枝葉を伸ばすほうに力が行ったのかなという気もしますが、肥料を控えめにしておけば、来年は咲くのではないでしょうか。ロサ・ムルチフローラ系統なら、原種のなかでは咲きやすいほうだと思います。
花芽は春にできるタイプなので、剪定自体もそれほど難しくありません。何年かして大きくなってきましたら、じゃまなところを適宜切っても翌年咲きます。
実のほうは、花のあとから少しずつ膨らみ始め、8月には大きくなります。といっても、だいたい一個は5ミリ前後です。房になってつくのできれいです。10月末〜11月には赤くなると思います。小鳥がくるのは、こちらでは冬に近くなってからでした。
湾岸まり
2009/08/10(月) 10:32:03
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皆様、いろいろおしえてくださいましてありがとうございました。ばんざいうさぎさんのアドバイスに従い、水やりと施肥を行います。(よそのお宅にご迷惑をかけぬように気をつかうことも忘れません)。そしてひろきさんがおっしゃいますように、来春の開花を楽しみにいたします。ムルチフローラのお名前を教えてくださった方にも感謝しています。皆様方に御礼を申し上げます。
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