プリンスメロンの栽培

[園芸相談センター]の過去ログです

カァクン 【東海】 2009/05/16(土) 22:58:36
最近家庭菜園を始めたばかりなのですが、現在プランターでプリンスメロンを育てています。育て方を色々と調べてみたのですがいまいち良く理解できません。分かりやすく育て方を教えてくださる方是非アドバイスをもらいたいのですが。ヨロシクお願い致します。

リトっぷ 【九州】 2009/05/17(日) 10:46:17
おはようございます。 えっと…どの部分が解りにくいのでしょうか…
整枝,着果部位,肥料,水やり。。。
一応,本をタタキ台に先ずは1番知りたい部分を…

カァクン 2009/05/17(日) 11:23:27
説明不足ですみません。整枝や実らす部位がおもなのですが文章を読んでもイメージがつかめないと言いますか、、、

リトっぷ 【九州】 2009/05/17(日) 12:04:25
こんにちは,
メロンはスイカと違って孫づるに両生花を咲かせる習性があるので
@親づるは4〜6節で先端を摘み取り芯を止めて子づるを出させます。葉の付け根から出ますので4本出させるには最低4節必要になります。ですから4〜6節です。
A子づるが20〜24節まで成長したら子づるの芯も止めます。この間の孫づるや雄花は不要なので摘み取ります。
B孫づるの第1節に必ず両生花が咲きますので開花したら近くの雄花の花粉を早朝に授粉してあげます。
#メロンは両生花で自家授粉でも結実しますが花粉が少ない為にタネが少なく肥大しない場合があります。なので授粉をさせた方が確実です。
なるべく同時に肥大が始まるように揃えるのがコツです。
プランターだと上手くいけば1つるに1×4個や1つのつるは結実が遅れ3個になるかもしれません。
大事な事は肥大速度や繁り方をよく観察しメロンと相談して決める事です。

りっこ 【関東】 2009/05/17(日) 12:25:50
プリンスメロンの栽培はプランターで葉野菜を栽培すろことに比べると非常に難しいですよ。「整枝や実らす部位」などはネットで調べればいくらでも絵付きで解説があります。これらの何がわからなくてイメージがつかめないのかがわかりません。メロンはつるの伸ばして成長します。親つる、子つる、孫つる、摘芯、節などというのはお分かりですか?メロン栽培は奥がふかく、病害虫にもかかりやすく、絶えず成長具合を見ながら育てないと出来たのは丸いウリ(ぜんぜん甘くない)が出来てしまいます。プランターサイズもまた栽培環境(ベランダ置き、土の上、風当たり、日当たり、雨除け)、仕立て(つるはプランターからはみ出します。どのように伸ばしていくつもりなのか?)などによっても管理は違います。ですからできるだけ詳細に書かれないとアドバイスも雲をつかむようで難しいですよ。メロンの栽培のコツはたとえば苗を1本植えて3〜4個実を成らす(ハウスなら10個くらいは出来ますがその分あまくなりません)とすると成らした実は全部同じ成長具合(花が咲き受粉するときも)で栽培して収穫時期には成長した苗はぐったりとして役目が終わるようにすることだけです。最後まで葉が青々としているような栽培では実は甘くなりません。収穫時期の2週間くらい前から水をやらないで甘さを出すのです。このとき水切に耐えるだけのスタミナが無ければ途中で枯れてしまいます。ですから1個が収穫時期の大きさになっているのにまだ小さい実が付いているというようなことでは水切はできないのです。プリンスメロンの収穫時期は実が果梗から自然にはがれて取れますからスイカのように「あと1週間とらないで残して置く」ということも出来ません。

カァクン 【東海】 2009/05/17(日) 18:09:07
皆さんありがとうございます。とても勉強になります。恥ずかしながら何も知らずに興味本意で始め、菜園を少しナメていました。奥が深いですね。これから知識を得て絶対に実らせたいと思います。すみませんが節の意味が良く分からないのですが説明お願いできますか?

めろめろメロン 2009/05/18(月) 07:46:24
こんにちは
質問者ではないのですが上記の説明に理解できない部分がああったので質問させていただきます。
リトっぷさんの説明の部分で
>A子づるが20〜24・・・・・。この間の孫づるや雄花は不要なので摘み取ります。
>B孫づるの第1節に必ず・・・・・

疑問1
Aで孫づるを摘み取るとBの孫づるは何処ですか?
もし子づるの最終節にでる孫づると理解すると子づる1つに孫づる1つと考えていいのですか?この場合結実した孫づるの先端も摘心するのでしょうか?
疑問2
なぜ子づるが20〜24節なのですか?5〜6節位ではだめなのですか?
よろしくお願いします

リトっぷ 【九州】 2009/05/18(月) 10:10:00
おはようございます。 子づるは果実を肥大させる為の葉を確保する為に20〜24節=20枚程の葉が必要になります。
もし子づるを5〜6節で摘芯すると葉が少なく体力や肥大させる力不足になります。
樹木の果実には実1つ辺りの葉の数がおおよそで決まっていて例えば、デラウェアでは20枚以上で1房などと目安があります。もちろん柿やキウイでも。
結実した孫づるの先端は放任します(摘み取らない)
詳しく言うと
結実した孫づるより上位から発生した新たな孫づるは花芽だけを取り放任し
それより下の孫づるは葉が1枚出るとその節に花芽を持っていますので先端と花芽も同時に摘み取ります。(葉が2枚残る状態になると思います)
しかしながら、前スレの最後の大事な云々の下り。
おそらくプランターでは2個か0個がやっとでしょう。
まずプランター栽培の難しさは畑とでキュウリを育てただけで一目瞭然です。
キュウリでさえ難しいので同時に数個を結実させるメロンははっきり言うとゲーム感覚です。
まず始めは思い通りにならない事を書き留めて対策を次の年に試してみて下さい。
子づるの芯を止めた時に孫づるが出る位置は気まぐれです。頂芽優勢が働くと上位節になると思います。経験ではどこからでもバンバン出ます。
栽培中に子づるも増えたりします。
各節につく花芽の数で草勢を観察しツルボケ(気味)になっていないか追肥はPKなのか3等価で良いのか液肥か即効性化成肥料か等あくまで様子を見て判断するのです。
>実がなったら化成肥料を1つかみ

ではアバウト過ぎてまず無理ですよ。キュウリならOKです。

めろめろメロン 【近畿】 2009/05/18(月) 23:58:47
こんにちは。
リトっぷさん適切な説明ありがとうございます。
果実の大きくするのに根からの吸収だけではなく葉っぱの数もとても大事だということですね。
当方、露地植えですが2年前にプリンスメロンが失敗して今はマクワ瓜を栽培してますが、来年は再度挑戦したいと思います。
カァクンさん、スレを使ってすみませんでした。お返しします。

りっこ 【関東】 2009/05/19(火) 04:28:53
プリンスメロンの栽培にはいろいろあるようですが当方はこのように栽培しています。
結実させた孫ツルは2節目の先端の葉を残して摘芯します。葉が2枚でストップです。あと子つるの先端を摘芯した後は先端部の孫つるは遊びツルとして2〜3本を放任します。(成長点が動いていなければだめなのです。従って他の孫ツルは全部撤去です)。そうしないと養分は草勢のほうにまわり、果勢が弱まるので品質のよい果実はできません。結実した位置から上部で10枚の葉を確保するのは草勢と果勢の養分のバランスが一番いいからでしょう。葉の光合成でできた養分は実や根に転流しながら全体が育っていきます。もちろん根からも養分は吸い上げます。

カァクンさん節というのは葉と葉の間のことです。ですから10節目なら葉の枚数をかぞえればいいのです。親ツルを摘芯すると葉の脇から子ツルがでてきます。その子つるは伸びながら葉をつけていきます。最初の子ツルの発生から数えて葉が1枚なら1節、2枚なら2節となり...10枚目が10節です。このように子ツルが伸びて20枚から24枚くらいで先端部を摘芯(摘み取る)します。ほかの子ツルも同じような管理でいくと同じような成長で進みます。子ツルのどの位置の孫ツルを出させて受粉させるかは概ね10節くらいですが、これは仕立て方によっても違います(支柱などを用いた立体仕立てか這い仕立てかなどです)又、成長過程の草勢の具合で調整も必要です(葉の大きさ、形、欠刻(葉のぎざぎざ)など)その辺の見方は経験によって会得するしかありません。又、結実させるとき子ツルから出た第一節と第2節の長さも重要なチックポイントになります。第1節についた雌花の先に短い2節目がありすぐ先に葉がついているときは草勢が強すぎることを表します。同じくらいの長さが一番バランスがいいのです。受粉後の養分の果勢への転流がうまくいきます。
又10節目くらいでなかなか受粉しないことがあります。草勢が強過ぎるときです。このときは草勢を落ち着かせないとその後いくら上位節(13とか14節からの孫ツルに期待)で再度受粉を試みても受粉しないことがあるからです。暴走列車と同じで草勢が落ち着かず、以前そのツルでは最後まで受粉しませんでした。

当方はプリンスメロンはうどん粉病に強いプリンスPFを種から育苗しています。マスクメロンも4種類、他にキューピットというノーネットメロンで糖度が20度ほど出る甘いのも植えています。他に試験的に昨年収穫したマルセイユメロンの種を用いて育苗し、現在40Lほどのプランターをデッキにおいて栽培しています。上部がアームテラスのため雨よけですが...。どんなものができるか楽しみです。他のメロンは2箇所の小さなハウスでの栽培です。
プリンスメロンは接木苗でも大敵はうどん粉病です。収穫期が近づくと必ず発生します。マスクメロンはほとんど発生しません。十分な注意が必要です。
あと株元の茎には水は絶対にかけてはいけません。ですからじょうごでかけるやり方は禁止です。あっという間にツル枯れ病を発生させます。水さしのようなもので株元から10cm以上(ハウスでは30cmほどは離しますがプランターでは無理ですから)離してあげてください。マスクメロンの水遣りは「1Lを1日に数回に分けて与える」というようなやり方をします。

仕立て方ですが這い仕立てときのプリンスメロン栽培等は10〜12節で摘芯し、5節くらいから出た孫つるの雌花に結実させる方法もあるようです。このときは葉数がたりませんので結実した上位の節から出た孫ツルを伸ばして葉数を確保するものと推測します。詳細はのっていませんでした。
プリンスメロンはマスクメロンに比べると風味は落ちますがとてもおいしいメロンです。マスクメロンはスーパーでもおいしいのは販売しています(最近は光センサーで出荷時糖度をチェックするからです。当方の田舎が最初に導入したそうですが..)がプリンスメロンはあたりはずれが多くまずいものしか手に入りません。是非チャレンジしておいしいプリンスメロンが出来るよう頑張って見てください。

カァクン 【東海】 2009/05/19(火) 12:41:11
リッコサン分かりやすい説明ありがとうございます。とても参考になります。現在、一株を栽培中なのですが、アドバイスを頂いく前に親ヅルが8節位まで成長してしまいました。子ヅルが親ヅルの4節、6節位から出ていてその子ヅルは両方とも花のツボミを持ち4節くらいまで成長しています。皆さんのアドバイスを聞き、急いで親ヅルの先端を摘み取りました。そんな感じなのですが大丈夫ですか?

リトっぷ 【九州】 2009/05/21(木) 03:11:28
こんばんは,整枝の最終目的は同時期に結実させ最後に水分を減らし糖度を上げる目的があります。
方法はたくさんありますので大丈夫かどうかと聞かれると大丈夫ですが
(ツル略)例えば、親芯を止めて子が兄ツルが4〜5枚,後から子が何本出るか分かりませんが弟は兄には追い付けない訳ですよね。(ここで冒頭の同時にの下りを)
ズレてますよね。
そして考え方がいろいろあるのですが
@後から出る子は遊びヅルとしそれぞれ2本の兄に2個(計4個)を結実させ肥大速度を見た後に肥大速度に偏りがなければ残し遊びヅルは撤去してしまう。(近くの実の肥大を邪魔するウラ成りの実に注意)
A@の状態で結実させる数はそれぞれ1個づつ(これだと1個辺りの葉も確保出来るので肥大速度も早く栽培し易いかと思います。)

B兄つるが20枚以上に伸びた時点で弟つるも葉数にかかわらず摘芯し孫を出させ(全て同時に)結実させる。
などバリエーションはあると思います。
ですから大丈夫かどうかと言うより同時結実が難しくなった。と言うのが答えかと思います。(難しくなっただけで不可能ではないし個数を制限すれば栽培は簡素化される)と言う事です。

リトっぷ 【九州】 2009/05/21(木) 03:19:33
追記です

りっこさんが
>仕立て方ですが這い仕立てときのプリンスメロン栽培等は10〜12節で摘芯し、5節くらいから出た孫つるの雌花に結実させる方法もあるようです。このときは葉数がたりませんので結実した上位の節から出た孫ツルを伸ばして葉数を確保するものと推測します。
こう書いてくれていますよ

カァクン 2009/05/21(木) 18:19:50
[[解決]]
りとっぷさんありがとうございます。いまのところ順調です。ただアブ虫が、、、みなさんのアドバイスを頂いて本当に助かりました。絶対成功させます。


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