春咲き性パンジー。主軸を切る必要性は?

[園芸相談センター]の過去ログです

マリゴルド 【近畿】 2009/04/17(金) 09:45:30
自然に分枝を繰り返し 枝数を増やす春咲き性パンジーは 摘芯は不要でした。
[幼苗の時の主軸を切る]のも不要でしょうか?
上に伸びる茎を切れば,株全体に光があたり、背が低くなる(形が安定する)ような気がするんですが、

リトっぷ 【九州】 2009/04/17(金) 11:53:25
こんにちは。
>自然に分枝を繰り返し 枝数を増やす春咲き性パンジーは 摘芯は不要

この性質は育てて観察しないとわかりませんよね?

幼軸をピンチするのは自然に分枝するかもしれないし,しないかもしれない。未定なわけです…
幼軸をピンチするような季節はまだ気温も高く成育適温にも入って無い場合が多く,このような時期に草体に傷を付けるのは軟腐病や立ち枯れ病へのデメリットの方が目立たないでしょうか?
パンジーやビオラの場合,摘芯作業を行うことの方がまれだと思います。
春頃に豪華に咲かせる為にリスクを承知で切り戻す場合。
@成育旺盛で大株の素質がある品種である事。
A花付きが良すぎて分枝が疎かになるような品種。←よく『冬の寒さでも咲く!』などのうたい文句の品種。
結局呼ばれないと思いますけど'春咲きパンジー'と'四季咲きパンジー'みたいな…
割と早い時期に販売される普及種はコストを下げる意味で四季咲き性(ややこしいから秋咲き性)
一方,ブランド物の苗は花容重視で春咲き性が強いので早く店頭に出す為に温度管理において高いコストが必要になる為に高価格になる。例として普及種はだんだん安くなるがブランド物のフルーナや虹色すみれ等は1Pot300円前後と普及種の初100円→60円の3倍する。
今回、虹色すみれを育てましたが1株で大株には向いてませんね…8月1日36℃保冷箱で発芽させても初花が3月ですから…

マリゴルド 【近畿】 2009/04/18(土) 20:44:45
>>生育旺盛なパンジーは摘芯で花数を増やせる

もう1回 質問させて下さい
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秋咲き性も春咲き性も 両方とも自然分枝ではないでしょうか?
   低温でも成長する  →秋咲き →[成長スピードが速い]
   低温では成長しない →春咲き →[成長スピードが遅い]

両方とも摘芯で分枝する。
   秋咲き →摘芯 →脇芽がでる →スピーディーに成長 →[何回も摘芯可能]
   春咲き →摘芯 →脇芽がでる →[成長が遅い]    →[次の摘芯が出来ない]

もし春咲きが自然分枝で、秋咲きが自然分枝でないなら、両者は[違う品種]になる。
秋咲きは[春咲きを低温でも成長できるように品種改良したもの。]
ならば、秋咲きも自然分枝の性質を持っている。

[摘芯]は[茎の成長点を切除する事で、強制的に脇芽を出現させる行為]
    
   [摘芯しない] →[茎が成長、開花] →[脇芽が出現]
   [摘芯する]ーーーーーーーーーーーー→[脇芽が出現]

[茎の先端と花の成長]を省略して効率的に株を巨大化させる方法。(ショートカット)

春咲き性は[成長が遅い、低温期は成長を止める]為、春の開花に間に合わない。
だから [摘芯はできない]
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
春咲きリップリングウォーターの[主軸の切り戻し]をしてしまったんです。
切り戻し直後、脇芽が3本、一斉に伸びてきたんです。
[春咲き性も摘芯によって分枝する]と云うことですよね。

しかも[主軸が伸びる時間、初花開花の時間]をショートカットして[脇芽の出現]まで一気に飛んだ と云うことですよね。

春咲き性なので成長スピードは遅かったです。(リップリングは特に遅いらしいです)

つまり春咲き性でも[主軸の切り戻し]だけは生育期間を大幅に短縮できる。
>>[主軸の切り戻し]は全てのパンジーに有効
種の早まきに匹敵する効果がないでしょうか?
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経験と想像ですが、? どう判断されますか ?

リトっぷ(長文.Vr) 【九州】 2009/04/20(月) 01:10:57
>秋咲き性も春咲き性も 両方とも自然分枝ではないでしょうか?
☆はい自然に分枝します。秋から咲く事で開花期間が長い=長いので花数は多い。(摘芯は枝数を増やし同時に咲かせるテクニックで開花を一時中断させる→花芽も摘み取る事で分枝に向かわせる→結果通期で見ると花数は大差ないと思いませんか?)#秋に咲くから分枝する草勢が強いとは限りません。草勢と開花特性は若干ニュアンスが違います。下記の内容は草勢についてで秋咲くからとか開花特性の物ではなくて春咲き性でも大株になれる品種は草勢が強いと言えます。(品種改良の目的が遠くから鑑賞するか近くで観察するように見るかで変わると言えます。)

>低温でも成長する  →秋咲き →[成長スピードが速い]   低温では成長しない →春咲き →[成長スピードが遅い]両方とも摘芯で分枝する。   秋咲き →摘芯 →脇芽がでる →スピーディーに成長 →[何回も摘芯可能]   春咲き →摘芯 →脇芽がでる →[成長が遅い]    →[次の摘芯が出来ない]もし春咲きが自然分枝で、秋咲きが自然分枝でないなら、両者は[違う品種]になる。秋咲きは[春咲きを低温でも成長できるように品種改良したもの。]←【秋咲きが自然分枝でないなら⇒自然分枝ですよ】(←から前)これは違いますね,元々冷涼地域の植物ですから温度に対して耐寒性を強化する必要はありません。品種改良は低温短日条件での花芽分化特性を鈍らせたものですから耐暑性が無いが四季咲き性だとチラリと
…。通常成長し
た株が栄養成長と生殖成長を5:5で成長していると仮定すれば秋咲き性は4:6など生殖成長に傾く傾
向があると考えます。分枝は更に栄養成長に傾かなければ行われないので低温短日で生殖成長が抑制されれば7:3の様に開花ペースが一旦停滞し,その間に分枝する。(春咲きはくっきりと栄10:開花0の様に成長期が別れている。極端に草勢が強い品種が少ない)
ならば、秋咲きも自然分枝の性質を持っている。[摘芯]は[茎の成長点を切除する事で、強制的に脇芽を出現させる行為]←しかしながら、摘芯しても長期に渡り枝が1本だったらプラマイゼロ,或は成長点を失った事で回復までのロスタイムがマイナスとも考えられます。
Aへ…

リトっぷ(長文.VrA) 【九州】 2009/04/20(月) 01:20:55
A[摘芯しない] →[茎が成長、開花] →[脇芽が出現]
B[摘芯する]→[脇芽が出現]←ココに品種によりプラマイゼロかも。の可能性放って置いても分枝するなら摘芯しなくても良い。[茎の先端と花の成長]を省略して効率的に(一時的に開花を中断し後半に移行する)株を巨大化させる方法。#これは大株になる品種の特性次第ですね。(ショートカット)春咲き性は[成長が遅い、低温期は成長を止める]為、春の開花に間に合わない。だから [摘芯はできない]上記を踏まえると違いますよね。
春咲きリップリングウォーターの[主軸の切り戻し]をしてしまったんです。切り戻し直後、脇芽が3本、一斉に伸びてきたんです。[春咲き性も摘芯によって分枝する]と云うことですよね。しかも[主軸が伸び
る時間、初花開花の時間]をショートカットして[脇芽の出現]まで一気に飛んだ と云うことですよね。春咲き性なので成長スピードは遅かったです。(リップリングは特に遅いらしいです)つまり春咲き性でも[主軸の切り戻し]だけは生育期間を大幅に短縮できる。>>[主軸の切り戻し]は全てのパンジーに有効種の早まきに匹敵する効果がないでしょうか?

遅いリップリングの1本の成長速度を10としますが摘芯し脇芽が3本出てきて根の吸肥力が突然上がらないので当初は3等分されそれぞれの枝を成長させるのに見合う根が追い付いた時点で10×3本と考えるのが妥当だと思わないにしてもいきなり3つの脇芽が摘芯前の早さで成長を始めるとは思えませんので最終的には
A,秋,春咲きにかかわらず草勢が強い大株になる潜在能力を持つ物には有効ですがレイアウトの問題ですね。30cmのボウルテラコッタに1株定植し大株に仕立てるのか,或は当初から3株定植し育てるのかでも摘芯作業については要,不要が変わってきます。前者は栽培技術と品種特性を熟知する必要があり肥培技術も必要。後者は自然分枝に任せてスペースを埋めれる。
育てる人のニーズで変わりますので1つ1つ説明していると終わらないですよ〜
>>生育旺盛なパンジーは摘芯で花数を増やせる

これはその通りだと思います。開花特性にはこだらわずに。

せん 2009/04/20(月) 12:33:56
難しいことは良く分かりませんが、パンジーには摘芯は不要だと私は思います。

スミレなどの野生種を良く見ると、土際から一気に花茎をもたげてきますよね。葉と花は別物になっていることが多いのがスミレ。園芸品種のパンジーやビオラなどは「節」のようなものが途中で形成され、花茎と葉は1本の茎で共有され、そこから花茎が分岐して多く花を咲かすようにできていますが、枝ではなく「花茎に」花がたくさん咲くというイメージです(言葉では難しいので、スミレを見に行くとわかりやすいです)。

逆にペチュニアなどに代表される摘心が必要な植物は、這って枝を伸ばしながら各枝の先端に花を咲かせます。よって、ペチュニアは枝の分岐が多ければ多いほど良いということです。1本が3本、3本が5本、5本が10本と摘芯を繰り返し枝が増えることで、たくさん花を咲かせます。

パンジーやビオラは分岐させるよりも、土際からどれだけ花をもたげさせられるか。背を低く、しまった株にするには、徒長させないような工夫も必要です。背が高くなり続けるのは、摘心をしないからではなく、水の与え方と太陽の当たり方に関係します。その後の、節からの花の多さはやはり育て方の環境による部分であるため、人為的に切って増やすのとは違うのでは、というのが育てている中での私なりの解釈です。

また、秋咲き、春咲きという表現が販売されている種や苗で言われているようですが(私は残念ながらそのような表記は見た事がありません)、道端でも多くスミレを見かける今こそが、これらの植物の「旬」なんじゃないでしょうね。

マリゴルド 【近畿】 2009/04/23(木) 15:14:12
>>せん様 ありがとうございます
せん様の登場で、なぜパンジーは[摘芯する、しない]の2つの意見が交錯してるのか わかった気がします。
「春咲き秋咲きの表記は見たことないが 摘芯は不要」 と言われました。私は逆です。
「春咲き秋咲きの表記は見たことないが 摘芯はする」 正反対です。
ベテランとビギナーの差ではないでしょうか? 私はビギナーです。
園芸を始めた時、すでにパンジーは長期開花。秋にパンジー、春はペチュニア。
春咲きパンジーは必要ない。生産中止とか、秋咲き性に品種改良しましたとか聞きます。
消費者ニーズは[生育旺盛、四季(秋)咲き、多花性] これは摘芯可能なパンジーの条件。
市場にある多くは摘芯可能。
パンジーは[摘芯しない花]から[摘芯できる花]へ変化しているのでは?
私は[摘芯できないパンジーがある]と聞いてビックリしたんです。
で、今 教えて頂いてるんですが 歴史の勉強みたいです。

経験上ですが、主軸を切ると脇芽が地をはうように伸びます(生育旺盛な場合)。節が地際にあるので、地面から花が咲いてるように見えます。野生種スミレ(?)似てる?。春に徒長したら駄目ですが、低温期はその状態がキープできます。たぶん。

マリゴルド 【近畿】 2009/04/23(木) 15:48:46
低温は成長に関係ない。短日長日(光量?)が影響する。
>>摘芯可能かは成長スピード(草勢)と光量(短日長日)で判断する?

晩秋に摘芯した春咲き性が成長を止めたのは、もともと成長が遅いうえ、短日で光合成量が低下し、摘芯で葉を失い、追い討ちをかけた? トリプルパンチ?

質問 [生殖点(主軸)を切除した脇芽3本]は秋咲き性でも生殖成長0%、栄養成長100%になりますかね? 生育旺盛な秋咲き性が、栄養成長100%にパワーアップし、茎3本で、早秋で光量が多ければ、成長スピードがとても速そうな気がするんですが?

早秋に主軸切りすると 株がガッシリするとか(実感)、花の大きさに影響がないとか(実感)(脇芽が主軸並みに太くなるせいでしょうか?)聞きますが なぜだろうと。単に光量だけの差?

リトっぷ 【九州】 2009/04/23(木) 19:07:54
こんばんは,まずは秋咲き品種の歴史を

http://www.sakataseed.co.jp/recommend/flower/LR-web/pansy-histry.html

本来パンジーに限らず植物は1年間を通じてどの時期にタネを実らせ子孫を残せば良いのかプログラムされています。
この1つに光り周期(昼と夜の時間)で開花に至る性質を短日(昼が短い:夜が長い)花芽分化性質と言います。
2つめは低温要求(ストレス性)で厳しい冬や一定の温度以下を何日か経験する事で冬の季節を感じとり春に気温が上昇を始めると花芽を作りはじめます。
現代のパンジーは上記2点が緩く曖昧にプログラムされ直した物です。
ですから春から開花する品種に限ると開花まではしっかりとした花芽をつける為の土台作り,すなわち栄養成長100%が本来の姿です。
>秋咲き性でも生殖成長0%、栄養成長100%になりますかね? 生育旺盛な秋咲き性が、栄養成長100%にパワーアップし

ならないですよ〜(-.-;)
そうならないように品種改良されたのが秋咲き品種なんですから。
良いですか?1本茎があって脇に【花芽】か【脇芽(枝)】をつけるかの選択はその時パンジーが子孫を残す為に結実し発芽させ第二世代を残せるか判断した場合に花芽となり,それ以外は脇芽となるのが当たり前です。
花の大小は植物の栄養状態(肥料)による物でアトランティックジャイアントかぼちゃじゃないので極端に変わる事はないでしょう。
だって小さくてもタネは作れるんだからパンジーは授粉してくれる虫さえくれば良いので大きいな花は疲れると思ってますよ。小さく無駄なく効率的にが本能じゃないですかね。現に宿根性スミレは閉鎖花と言って最初から自家授粉済みのタネしか作らないんですから。
それから春咲き性の物がまだまだ大半を占めてますよ。
HCで秋になるとパンジーのタネ袋の裏を見ると開花が年内から始まる品種は少なく選べる状態では無いですね。

せん 2009/04/23(木) 19:38:40
パンジーを秋に咲かすには、種を冷蔵処理します。用は、冬を疑似体験させます。趣味のレベルで行う方法は秋の前に冷蔵庫で2週間ほど種を寝かします。冷蔵庫で冬を体験した種は、秋の気候を「春だな」と思って、成長し始めます。よって、秋に咲いてはいますが、パンジー本人にとっては、春という事。まぁ、植物は基本的に、自分が成長できる環境になったら、芽を出しますので、冷蔵処理しなくても、水をかけられて、暑さも去った秋ならば、芽を出すかもしれません。そのように、生産の段階で特殊な擬似季節を体験させることで、秋にパンジーが手に入るということです。
パンジーはそこそこ耐寒性がありますので、冬は一時的に花は減りますが、南向きなどの場所では花が咲き続けます。そして、春になると、また、たくさん花が咲きます。春に咲いたパンジーを真夏のあいだも無理やり持ち越すと、秋にも花が咲くようです。この辺は品種改良の成果かもしれませんね。

ペチュニアとの違いは、ペチュニアはトーナメント表をひっくり返した状態です。第1回戦のところにしか、花が咲かないため摘心をすればするほど花が増えます。
パンジーは節のようなところを「無理に切らなくても」次から次へと花が咲きます。ほっておいても、花が増えると言うことです。

>質問 [生殖点(主軸)を切除した脇芽3本]は秋咲き性でも生殖成長0%、栄養成長100%になりますかね?

ちょっと理解できないのですが、私が言い換えるなら「生殖点(主軸)を切除した脇芽3本は、切らなかったとしても脇芽が3本に増えていただろう」と言う感じですね。切ったから増えたんじゃなくて、季節的なタイミングが合えば、ほっておいてもそのように増える、というイメージです。摘心ではなく、花がらを常に摘み続けていくことで、花は次々に上がってきます。

>早秋に主軸切りすると 株がガッシリするとか(実感)
これはおそらく、開花に使う体力を葉の成長にまわした結果だと思われます。結果として株や根の成長が早くなったことで、よりスピーディに株作りができたと言うことではないでしょうか。これが、花を増やす結果にもつながると思います。これは「摘心」という言葉を使うから混乱するのであって、「花を咲かせずに株を作る」という方向の話なのかな、という事ならばなんとなく理解できました。パンジーに限らず、どんな植物でも蕾をとり、実を付けさせないようにすれば、その分株が咲かせた場合に比べて早く大きくなっていきます。バラなんかでも、挿木した当年は蕾がついたら咲かせずに切り取ります。そうすることで、根や枝が増えていきます。おっしゃっていることは、むしろこっちに近いのかな?と思いましたが。

マリゴルド 【近畿】 2009/04/24(金) 10:13:31
>>低温短日では[生殖成長が抑制]されて分枝する
てことは生殖成長(花)と栄養成長(茎)の割合は変化するんですよね。幼苗の主軸を切除すると脇芽3本が十分成長するまで生殖点は無いですよね。100%はおおげさにしても生殖成長の割合は下がりませんか? 生殖点が無いのに生殖成長するって事がわかりません。

生殖点(主軸の成長点の葉のかたまり、花芽を作る場所)を切除することで[花芽]をつける選択肢をうばう。
>>リトっぷ様 市販の種は年内開花の品種は少なく春咲きが大半を占める
↑↑↑↑↑コレです。私は春咲きはもう種くらいでしか手にはいらないと思ってるんです。減少してるのは苗です。生産者が苦労して育てても結局売れ残るし、育成期間が長い割に開花期が短く割に合わない。「そんなに春咲きが欲しいなら自分で種から育ててね」って意味だと思うんです。リトっぷ様は種まき大好きだから。一般人は苗買います。ベテランすぎですよ。ちなみにリトっぷ様 パンジーの摘芯、否定派ですか?
>>せん様 主軸を切らなくても脇芽は3本に増えていただろう。
主軸を[ツボミのつく前]かなり早い段階で切除して、[まだ でないはずの脇芽3本]を強引にだして強制的に生育段階を早める手法です。([フローリストシュエット パンジーの主軸の切り戻し]で検索。)生育旺盛なパンジーでないと効果がでにくい。[生育旺盛、四季咲き、多花性]の改良品種が登場した後、できた手法でしょうか?私はビギナーですから育てる前に下調べしますよね。その時すでにあったんです。で[主軸の切り戻し、摘芯]が一般的な育て方だと思ったんです。で、後から「パンジーは摘芯しません」と言われて混乱するんです。わけがわからなかったんですが、どうもベテランとビギナーの遭遇のようだと。ベテランの方はパンジーは基本中の基本、経験豊富で、熟知してて、今さら育て方なんて調べてませんよね。それで気づかないのでは?
       (PS. 摘心→×。摘芯→○ [芯]  私も最近まで間違えてました。)

せん 2009/04/24(金) 11:39:09
>生育旺盛なパンジーでないと効果がでにくい。生育旺盛、四季咲き、多花性]の改良品種が登場した後、できた手法でしょうか?

いつ登場したのかは、分かりません(生産者など専門家に聞くなど。そもそも一般的な趣味レベルでは行いませんので)。

なんとなく、分かってきました。
取っ掛かりが違うのか(笑)。
A)まず、近年、パンジーを植えられるお宅の一般的な「パンジー・ビオラに求めるもの」とは。
→秋〜春先の花が咲かない季節でも花を楽しみたい。
B)マリゴルドさんが言っていることとは。
→春に豪華な一株を作りたい。

こう分けるとわかりやすくなりますね。
A)の場合(私もそうですが)、秋から少しづつでも花を楽しみたいので、この季節に花が咲くように育苗します。で、冬の寂しい間にも、いくらかでも花が咲いていて欲しいので(←本来の目的はここ)、そのまま咲かせて置きます。春まで放置していれば、それなりに株も大きく、花もたくさん咲かせますので、『摘芯の必要はない』のです。

B)の場合、花は冬の間楽しめなくてもいいので、でっかい株を作り春にゴージャスに咲かせるため、蕾ができたら摘み続けます。そうすることで、体力は根と葉にまわり、それに伴い花も結果として多くなります。

このAとBを比べた時、「春にどちらが立派か」という極論になるわけですが、これのことを言っているのですかね?
私が回答するとしたら、「冬に花を見れないパンジーなんて、つまらないのでBは行うつもりはない」ということです。そして、ポツポツとでも冬の間に咲いていても、春にはドカンと大きくなるので、「摘芯する必要がない」を言うことになります。

例えば、花を切って、次の花が1ヵ月で咲く品種と、3ヶ月かかる品種があるとしましょうか。その場合、後者だと花を楽しみたい季節には、ほとんど花が見られないということになってしまいますよね(特に冬の成長スピードは遅く、一度花を切ったら最後、なかなか花をみられなくなることもあります)。
その楽しみたい季節に切ってしまったら、本末転倒なわけなんですよ。
品種と言うか、開花サイクルが早いのはパンジーよりもビオラで、より花が小型の方が次々に花を咲かせます。今年見かけた中では、パンジーとビオラの交配種で、パンジーのような花の大きさ(まぁ、多少小さいですが)を持ち、開花サイクルはビオラのように早いという品種です。こういうのは、例え主軸を切ったとしても、次の出が早いと思いますがね。これが、
>生育旺盛なパンジーでないと効果がでにくい。
の部分なんじゃないかと。

パンジーにこだわって、春にものすごい株を作るんだ!という場合には、効果的な手法かもしれませんね。それは、あえて否定しません。

私が言っているのは、ごく一般的な趣味の園芸のレベルです。
私も、パンジーはその程度(といっては失礼ですが…)の位置づけなので、まぁ、冬から春先に楽しめればいいと思って適当栽培していますが、他の植物では、毎年様々な実験をしています。挿し木をしたときの成長スピードの実験とか、剪定による花数の実験とか、肥料の与え方の実験とか。こういったことは、文で探してきて得た情報以上の結果をもたらしますので、ぜひ色々と楽しんでみてください。

摘芯は変換ミスです。間違えてはいませんでしたが、ただの変換ミスです(笑)。スイマセンでした。この程度は流して欲しかった〜。
とりあえず、これ以上お話できる部分もなくなりましたので、ここでこの話は撤退します。失礼しました。

マリゴルド 【近畿】 2009/04/24(金) 15:26:55
>>せん様 ありがとうございました
種を早まきし、早秋に主軸を切り戻して生育スピードをあげて(場合によっては2度目の摘芯もします) 1月、冬には満開にします。生育旺盛、多花性なら1月に花数30可能です。
あと実験ではないです。春咲きパンジーの存在をを知らず 大失敗したって感じです。
摘芯(変換ミス) たいへん失礼しました。はやまった行動でした。私自身ずっと間違えてまして(誤字)、今月まで気づかなかったもので、お許しください。今後は流す事にします。

リトっぷ 【九州】 2009/04/25(土) 03:11:00
こんばんは,趣味の園芸10月号40P,10月26.31日にも『技あり!大きく育てるパンジー,ビオラ』で特集を組まれています。これには9月頃に入手した苗は定植直後にバッサリ切り戻し,11月に再度,厳寒期を越して4月に仕立て直しの為の切り戻しを紹介しています。私は前スレから品種=秋咲きか春咲きか→市販苗(秋咲き)実生苗によると申し上げてるつもりでした。
当初,LRを実生苗で120株作り必要以外を御近所の方に差し上げていました。実生苗ですと定植地を埋め尽くす絶対数が確保出来ますので私には切り戻しが必要ありません。
差し上げる条件に先方の定植地が埋まる前に咲かせ差し上げる事が条件です。
これは喜んで受け取って貰えました。
ところが、春咲き性の虹色スミレは2004年発売以降人気の品種でした。このF1種子が去年発売になった事で余剰苗の貰い手にも困らないだろうと思っていましたが開花が3月では遅過ぎて譲渡出来ずに今だに10POTあります。
確かに虹色スミレも秋に開花苗が店頭に並びますが価格が通常の3倍以上(98→298円)する事から何等かの開花調整コストが含まれていると推測出来ます。
成長点を摘む事で養分の行き場所が無くなる訳ですから近い場所に成長点が移動します。言われる様に花芽を作る土台が無い訳ですから栄養成長します。
ただしこの間の開花を我慢する事で後に一斉に咲かせるのが摘芯ですから
開花期を早め寂しい花壇を明るくする目的で改良されたニーズをどう捉らえるかです。
技術的にはアリですがニーズとしては私もせんさんと同じ意見で更には単位面積当りの必要数も実生ですと確保し易いのでしなくても良い事になります。
#プロが冷房で育苗した株を初秋に定植し切り戻しを繰り返した物が最速では?来週に夏越しLRのF2パンジーのPOT上げ予定ですけど…

マリゴルド 【近畿】 2009/04/28(火) 19:56:10
>>秋の市販苗なら春咲き秋咲きは関係ない。早秋は効果大。質問、これでどうでしょう?
[摘芯] まだ、でないはずの脇芽を強制的に出現させ、成育段階を早める行為
摘芯の目的 → 成長スピードをあげる
   摘芯あり → 強制分枝    (早い)
   摘芯なし → 自然分枝を待つ (遅い)
摘芯 →[脇芽出現] →[成長スピードUP] →短期間で大株 →結果的に花数が増える
   [ショートカット&スタートダッシュ]で早秋の強い光を効率的に吸収
   早秋の強い光を利用して、前半で集中的に茎・葉を育て 一気に満開にする
   (自然分枝を待っていたら 早秋の強い光が利用できない → 遅い )
[摘芯あり] 茎成長→茎成長→★満開→ 花 → 花 → 花 → 花 
[摘芯なし] 茎成長→ 花 → 茎 → 花 → 茎 → 花 →★満開
冬(光合成低)少ない養分は多量の花成長で消費され株はあまり成長しない→徒長しない

[徒長しない] 茎成長は強い早秋の光を利用。日照量は十分     →徒長しない
       上に伸びる主軸はない。他の脇芽に十分光があたる。 →徒長しない
       冬、多量の花に栄養を消費され、茎は春まで成長しない→徒長しない
摘芯の時期  早秋。早いほど良い(※冬は不向き)
効率的な摘芯 主軸の先端は早く切る(どうせ必要ない)
       脇芽は十分な長さにしてから、すぐ切る。(株の横幅に影響)
       脇芽が十分太くなるまでツボミ摘み → 一斉開花
 成育旺盛、多花性→効果(大)  成育が遅いパンジー→効果(小)
                 (↑※葉の損失をできるだけ抑えないと失敗する)

リトっぷ様に理論と知識を伝授して頂き、考え方は変わりました。これでどうでしょう?
>>#プロが冷房で育苗した株を初秋に定植し切り戻しを繰り返した物が最速では?
↑↑↑全く同感です。7月1日に種まきし、摘芯2回、1月満開(多花性マーマレード)。でも、その苗は秋に販売してたプロの苗より小さかったです。て事は、市販苗(成育旺盛、多花性)で誰でも簡単に冬に満開にできるという事です。プロの苗なら もっと早いかも 

リトっぷ 【九州】 2009/04/28(火) 20:52:09
こんばんは,と言う事で冷蔵庫に残っていたLRオトノのF2(元々がF1なので)タネを使って本日に本葉2枚で2,5号Potに移植しました。
まだセル苗は余ってますけど…
摘芯すると成長が早くなるかは既に仮説は立っている訳ですから後は検証するのみです。私の仮説は幼苗なら耐暑性がマラコイデスの様にあるのか…です。

マリゴルド 【近畿】 2009/04/28(火) 23:14:03
[[解決]]
かなり掘り下げた説明をして頂きありがとうございました。経験だけでは わけがわからなかったのですが、点と点が線でつながった感じです。実は規則性があったのだと気づかされました。御教授ありがとうございました。

PS. 7/1まきのパンジーの幼苗、[アルミすだれ+すだれ]で真夏昼で20℃でした。大丈夫でした。発芽は楽でした。でも、これでは耐署性があるかの答にはなってないですね。もうパンジーですか?超早いですね。


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