デラウエアのジベレリン処理
ZX
[URL:http://www.geocities.jp/meetan7/photos.html]
2009/04/04(土) 11:39:48
はじめまして。ZXと申します。
デラウエアのジベレリン処理についての質問です。
家の庭で、地植えのデラウエアを栽培しています。
地域は奈良県です。
庭は、南向きですが、日当たりは前日照時間ではなく日照時間の2割ぐらいは建物の陰に
なります。
ジベレリンは、協和醗酵の「ジベレリン協和 粉末」という製品を使っています。
↓こちらの写真を見てください。
http://www.geocities.jp/meetan7/photos.html
写真1のように、少量の雨が当たっただけで、
枝というか実のつく「柄」の部分が折れてしまいました。
これは、開花約14日前に、ジベレリン処理を規定の濃度(のはず)で
施した房です。
幸い雨に当たらなかった柄も、非常に弱く、手で少し触れただけで
ぽろっととれてしまいます。
写真2のように、
A折れてしまった柄(ほとんどの柄)、
B実の育たない柄、
C実が育っている柄
の3種類が混在しています。
写真3は別の房ですが、やはり
D折れてしまってなくなった柄、
E実の育たない柄、
F実が育っている柄
の3種類が混在しています。
写真4は、ジベレリン処理をしなかった房です。
問題なく実がなっています。
2年連続で、このような状態になってしまいました。
1年目は、豪雨に当たったせいだと思いましたが、
2年目は、もしかしたらジベレリン処理がまずかったのかと
思い、ジベレリン処理をしないものもつくって写真4を確かめた次第です。
何が悪かったのでしょうか?
・ジベレリンの濃度? (ちゃんと計ったはず。。)
・ジベレリンの時期? (開花2週前から10日前ぐらいにしたはず。。)
・ジベレリン薬剤が不良? 古くて分解してしまっているとか?
・肥料との相性?
・土壌?
・他には?
今年は何とか種なしブドウを作りたいと思ってます。
アドバイス、よろしくお願いします。
あさと
【近畿】
2009/04/04(土) 23:10:38
おそらく、使用時期が少し早くて花ぶるいを起こしたんじゃないかと。
ジベレリン粉末の使用方法&注意事項
http://www.mitsui-agro.com/product/html/6007.html
文字が多くて読みにくいですが、使用時期は「満開予定日約14日前」、注意事項に「本剤をぶどう(デラウェア)[無核栽培]で使用する場合、満開予定日約14日前よりも早く処理するときは、花振いすることがあるのでホルクロルフェニュロン剤を加用すること」とあります。
ちなみに、ホルクロルフェニュロン剤の商品名はフルメット液剤↓です
http://www.mitsui-agro.com/product/html/17247.html
ジベレリンの処理適期は地域の試験研究期間で情報発信していることもあるんで、地元の農薬専門機関や試験研究期間に問い合わせしてみると確実です。
奈良県病害虫防除所
http://www.jppn.ne.jp/nara/
奈良県果樹振興センター
http://www.pref.nara.jp/nogyos/nousou/fruit/index.html
特産の柿を全面に出していますが、ぶどうの問い合わせをしてもOKでしょう。
大阪府食とみどり技術センター
http://www.epcc.pref.osaka.jp/afr/index2.html
大阪は大きなぶどう産地があるので、ジベ適期情報を発信していた記憶があります。大阪に近いところで栽培されていたら参考になるでしょう。
ZX
【近畿】
2009/04/05(日) 22:08:54
[[解決]]
ZX@質問者です。
あさと様、早速のレス、ありがとうございます。
花ぶるいという現象そのものすら、知りませんでした。
・ジベレリン処理の時期が早いと、花ぶるいになる可能性があること
・ホルクロルフェニュロン剤を加用すればよいこと
が、ご解説でよく理解できました。
「14日前」にどのような状態なのか、全くわからなかったので、
はじめの年は、房を付け始めたころから毎日写真をとって、
開花を確認し、逆算して14日前の状態を見て、
翌年から写真を参照しながら、ジベレリンの処理をしました。
まだ小さい房は、数日おいてから処理する(2班制)ようにしたのですが、
やはり早かったということでしょうね。
また今年もチャレンジしてみます。
ありがとうございました。
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