片葉のチューリップについて

[園芸相談センター]の過去ログです

チーちゃん 【東海】 2009/04/01(水) 15:36:31
いつもお世話になってまーす。
チューリップが地植えとプランターに植えてありますが、片葉のが結構たくさん出てくるんです。もちろん花は咲きません。綺麗な花が見たいんですが、どうしたらいいんでしょうか?片葉の球根は来年も駄目ですか?
よろしくお願いします。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2009/04/01(水) 20:54:17
チューリップは夏は冷涼な土地を好むために、関東から南での毎年同じ球根での栽培は難しいんですね・・・。結論で言えばお住まいの地域では次の年の開花は無理です
理由は、開花後から葉が枯れるまでの球根が太る時期に、関東より南では急に気温が高くなってしまい球根が太る期間が短すぎて球根が充分に太れないんです。葉が枯れるまで気温が高温にならずに涼しいままでいる日が長ければ長いほど球根が太れます。ですから毎年チューリップの花を確実に楽しみたい方は咲き終わったら使い捨てして、毎年秋に新しい球根を植え付けます

残念ながら、日本の梅雨時や夏の環境はチューリップには苛酷なのでウイルス病(発病したら治し様がなく廃棄処分)など病気にもなりやすいので2年目以降の開花は望めないものがほとんど。肥料を与えたとしても球根が枯れるまでは日当たりが良くて涼しい場所に置けない事には年々球根が小さくなって花はいつまでも咲くことなくいずれ消えるでしょう
チューリップは本来は関東より南の気候では栽培に無理があるので何年も生き残れない短命な植物になってしまうんです
それで球根の栽培地は新潟などの夏も涼しい所に限られるんですよ

普通のチューリップと姿が違いますが、極早生のカウフマニアナ系やグレイギー系の品種だと気温が高くなるまでに球根が育つ期間が少しは長いので地域によっては次の年も咲くかもしれません
また、ほとんどチューリップとは思えない姿ですが原種チューリップと言われるものは良く見られるチューリップとは別系統のものですので毎年楽しめる原種もあるかもしれません。原種チューリップの中の幾種類は今のチューリップの元になった親の原種とは性質的に全く交配できなかったものがいくつもあるそうで性質の違うものもあります。ですので姿は小さく茎の短い地面近くで花が咲くものが多いのですが普通のチューリップとくらべるとより強健ですよ

たちつ 【近畿】 2009/04/03(金) 22:37:26

チュウリップの葉が一枚ということは、親が分球して、子供になったということです。
子供が成熟して、一人前になれば、(球根が太る)花は咲きます。

大抵は、2-3年サイクルで花が咲く。

チュウリップの球根を買ったときに、すでに、球根の中に、蕾の原型が出来上がっています。だから花が咲く。
花が咲けば、親の球根は、分裂して、子供になります。
花が咲かなければ、子供ですから、分球しなくて、そのまま肥大し続けます。
肥大すれば、そのうちに子供が成人して、花は咲きます。

チュウリップは品種改良されたことと、日本の風土に合いにくい為、一般的な球根のように、花後の疲労回復が遅く、親球根の疲労回復できずに、子供を作って、生き延びようとしています。
花後に早く暑くなって、葉が枯れる環境にある。
したがって、蕾を摘み取るとか(私たちは、花を見るために育てている。)富山新潟など涼しく湿度のある特定の地域で、球根つくりがされています。

品種として、原始系は、球根も小さく、花も小さいために、毎年咲きやすい。疲労も少なく回復も早い。大抵の原種系は、葉が細く、タネが付きやすい。
改良された矮性品種は、球根も小さいが、疲労回復も遅くやはり、毎年は花が見られない。大抵は、自然消滅する。

では、どうすれば、毎年花が見られるかといえば、湿度と日当たり良く、冷涼な環境(特に地温管理)を探せばよい。

たとえば、雑草の中にうえて、雑草に助けてもらう。湿り気が有り涼しく穏やかな陽射しがある、木陰とか、
一番よいのは、芝生の下に植えることです。芝生の下は、湿度があり、
芝生が断熱材になって、夏の暑さや冬の寒さを守ってくれます。

と簡単な目安として、割り切って考えればよい。

何年か前に、チュウリップの自生地(岩と低い雑草の丘山)をNHKで放映していました。深夜。
折に付け、そのようなイメージ画像をネット散策していますが、未だに見つけることができません。(^_^;)
その映像は、原種系のような小さい花ではなく、普通の赤いチュウリップのようでした。

日本人のカメラ感覚は、花や人や景色を中心に写すので、中々その栽培環境まで、反映されていないものです。
登山者・ハイキングの人が偶々写したものに、その生育環境迄写っていたとか、植物学者や栽培農家のうちの一部の人が偶々写つっていた、偶々投稿した程度と大変その生育環境まで、写っているものの数が少ない。外国のサイトには、よくあるのですが、あいにく私に語学力が無いので、探し方が判らない。(^_^;)
更に、サイト特有の、5W1Hが表記されていない上に、格好良くするために、CPの負担を軽くするために、画像が加工されている。
当然すべての写真を載せてくれれば、未だ想像もできるのですが、1枚限りですから、皆目判りません。
又機会があれば、コピペ致したいと考えていますが、いつになるやら 
(・・?

念のためにウエブ検索したら、一発で引っかかった。
http://tulip.agri.pref.toyama.jp/tulip/kiso_02.html
このような環境に、生えています。



タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2009/04/06(月) 18:11:20
 何十年も、毎年咲いてくれます。品種は、ダーウィンハイブリッド系だったかと思います。
@外皮が発根部にかかっている場合は、剥き捨てる。 
A外部子球をはずして捨てる。これらが一般にはされていないが、ポイントかも。
B適期に植える。
C腐葉土堆肥だけを下土に混ぜる。
D覆土は15cm位と深めに。
E花が終わったら、花びらを拾い、柱頭を折り取る。
F草木灰の追肥
G葉に緑色がほぼなくなったら、掘り取り。
H枯れたら、茎葉と中小球を捨て、網袋に入れ、家の北側に吊るす。
開花状況を本日中にHPに入れ、報告します。
☆YuukisaikaTanetsugi☆Suginami*TOKYO☆

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2009/04/06(月) 22:18:21
次に書き加えました。外部子球については、秋に撮影してから載せます。
http://homepage2.nifty.com/tane-tak/fmsg04.htm

チーちゃん 【東海】 2009/04/08(水) 17:04:13
[[解決]]
ばんざいうさぎさん、たちつさん、タネツギさん、たくさんの、そして詳しいお返事ありがとうございました。チューリップって簡単に考えてたけど結構むつかしいんですね。芽が出てから花が咲くまで長くて咲いたら散るまで早くて、でも可愛い花ですものね。皆さんの教えて下さったこと参考にしてみます。どうもありがとう。

タネツギ(解決後) 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2009/04/08(水) 21:10:41
写真と説明を差し替えました。先日のは夕刻のでした。昼間の花を見ていただければと思います。次の最下段です。
http://homepage2.nifty.com/tane-tak/fmsg04.htm
難しいと考えずに、真似てみてくださいませんか。


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