根コブ線虫の退治方法
ingilart
2009/03/25(水) 12:03:14
根コブ線虫(ネマトーダ)の殺虫について教えて下さい。
趣味で少量の桜の接木苗木を育成していますが、昨夏に列植中の隣り合わせの2本が元気が無くなり枯れ込みました。抜いて見ますと根にネマトーダが数珠なりに付着していました。その後に左右の苗には外見的には変化が見られませんが、感染している可能性が大きいと思います。
現状は接木した芽が伸び始めていますが、今後の羅病発現が心配です。
作物の作付けが無い場合の殺虫薬剤としては、沢山の銘柄が販売されていますが、作付けが有る場合の殺虫薬剤は少ないように思います。
例えば[アオバ液剤]は作付けが有っても施用可能と謳っていますが、実際に施用された経験のある方の結果報告をお聞かせ下さい。
身勝手なお願いですが、pinetree様には専門的な見地から、植木屋園主様には実際の薬剤使用例などの紹介を頂ければ幸いです。
バラ栽培の方々も多々経験がお持ちかと思いますので、教示頂ければ幸いです。
植木屋 園主
[URL:http://green.ap.teacup.com/oujien/]
2009/03/26(木) 12:44:25
こんちは〜♪
ネコブセンチュウは根の内部に潜んで被害をもたらすため発見も遅れ厄介な害虫ですよね!
作付けがなければ土壌消毒に臭化メチルなど有効な薬剤も前はあったのですが(^_^;
被害の出方もガンシュ病(根元に被害)に似て、
生育旺盛だったのにイキナリ弱り始める!
また強風でイキナリ根元から折れる(ガンシュ病)!
葉が萎れる!などの症状かと思います
ただネコブセンチュウは同じ根部への進入ですが細根からの進入という事のようで
薬剤としてはアオバ液剤は使用した事ありませんが
私がサクラを生産していた時には根際までトラクターで深めの中耕をしその際に牛糞堆肥の投入!
薬剤としては根元付近(中耕の境目付近)にダイジストン粒剤で処理していました
中耕堆肥投入は被害部を切断と堆肥内の有効バクテリアで対処!
同時に地力の増進でサクラも少々の被害に負けぬ樹に仕立てられないかと考えたものです
またサクラの内部の根に残っている害虫に対しては
浸透性薬剤のダイジストン粒剤で対処(毛虫類も同時防除)できないかとの見地から試みてました!
結果としてはまずまずの成果は出ていたと思います
↑の対策前はかなりの数量をやむなく焼却もした事があります!
トラップ植物で有名なマリーゴールド又はイチゴ,落花生,スイカ,キュウリ辺りなら食えますし
邪魔にならなければ近辺に植栽って云うのも良いかと思いますが(^^ゞ
どちらにしても作付けした樹に対して害がなく効果がある薬剤は私も知りたいですね
>その後に左右の苗には外見的には変化が見られませんが
そうですね外見上直ぐに判る変化が出た時点では手遅れが多いです
同じ品種が何本でもあるのなら春先に芽吹きが遅く感じられる樹は要注意です!
ingilart
2009/03/26(木) 21:00:15
植木屋園主殿
繁多なお昼時に投稿頂き有難う御座いました。
全体を通しては土壌改良に最初より心する必要が有るようですね。自分ではバーク堆肥、鶏糞を必要以上に入れている心算ですが、未だ不十分なのか、投入時期が悪いのかを再考致したく思います。全ての苗木が大体一緒かと思いますが、晩秋若しくは春季の掘り起こしとなると思いますので、寒期の土壌消毒や有機材の投入となりますので、その有機材の効果が発揮されます温度とバクテリアの関係が有るやにも思います。
理屈では別作をするのが良いのでしょうが、限られた土地での連作への配慮が不足の結果かと思っています。
本当に有難う御座いました。試験的に無謀かとも思いますが、現行での苗の伸長を見ました上で、再度対処を考えてみます。
有難う御座いました。
植木屋 園主
[URL:http://green.ap.teacup.com/oujien/]
2009/03/28(土) 22:37:50
こんちは〜♪
やはり何しても連作というのが一番起因するところですよね!
特に厄介な病害虫ほど連作すればするほど濃い比率になりますね
>全体を通しては土壌改良に最初より心する必要
センチュウに限らず病害虫は根絶というのは一般の栽培地では先ず無理ですからね
少々の被害は樹勢で補うという考えの方が楽ですね(^_^;
>有機材の効果が発揮されます温度とバクテリアの関係
やはりその辺りで活動しやすい温度
また目安としても他の害虫の最初に出没し出す時期が大事なところだと思います
>寒期の土壌消毒
作物がサクラということで冬場の期間中は掘り上げる事が可能でしょうから
一ヶ月間見ておけば土壌消毒も十分可能ですね
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