腐葉土作り
ひなたぼっこ
2009/01/04(日) 16:14:39
ここに質問していいのかどうかわからないのですが・・・
腐葉土作りを試みています。米ぬかが手に入らなかったので
材料をわら・かや・おから(無料でもらえるので)で作ろうと
思うのですがこれで出来るでしょうか?
ばんざいうさぎ
2009/01/04(日) 18:30:09
ちょっと疑問に思ったのですがカヤというのは樹木の「カヤの木」のことでしょうか?それとも萱葺き屋根の材料に使う「茅又は萱(ススキ・ヨシなど)のことでしょうか?
また、腐葉土作りと言っていますがベースに落ち葉を利用するのですよね?何の木の落ち葉を利用しますか?木の種類によっては腐葉土になりにくい木の種類があるのですが・・・(落ち葉を利用しない場合は堆肥と呼びます)
あと、寒い時期は暖かい時期よりも発酵や熟成は格段に遅くなりますので、それを考えて実施なさって下さいね
カヤの木だと落ち葉かオガクズを利用、茅や萱なら立ち枯れたものを表すと思い、どちらも使おうと思えば使えますが材料によってちょっと事情が変わってきますので・・・
茅や萱と呼ばれるものの立ち枯れだと仮定してお答えしますね
混ぜて落ち葉の増量材(落ち葉と同じく堆肥の原料になる)にはなりますが、米ぬかと同じ役目はしません。また植物繊維が硬いのである程度短くよく切っておかないと分解が遅くなるかもしれません。また種が残って付いていると茎は腐葉土になっても種は生き残っています。それで作った腐葉土を畑に使うといつの間にか芽生えて蔓延る事があり、蔓延らせると駆除が大変になる事もあるのでちゃんと穂を取り除いてから使うのが良いでしょう。稲藁などを入れるのなら熟成が稲藁よりも遅くなると思いますので使う時期が決まっている・早く使いたいなら混ぜない方が良いかもしれません。
もしカヤの木の落ち葉が材料ならこれは問題はないかと思います。イチョウなど一部の樹木の葉は分解しずらく腐葉土には向きません
米ぬかを腐葉土作りで落ち葉に混ぜる目的は、ぬかに付着している酵母など有用微生物の補給や微生物の餌、植物にとって有用な成分を落ち葉に補給するために混ぜます。油分やビタミン類、ミネラル類なども含まれます
それらは今使おうとしている材料だけではおそらく米ぬかと同じくらいには補給はできず同じような熟成に至りません。米に付く有用菌は稲藁にもいますが、ビタミン・ミネラルなどは、大豆の搾りかすであるオカラにはすでに豆乳としてほとんど搾り取られてしまってあまり残っていないでしょう(胚芽が残っていれば油分は残っています)
また、オカラは一度加熱されますので有用菌が死滅し、搾りきった後に放置されている間空気中の雑菌が代わりに付いている可能性があります。搾りかすでも水分がかなり残っているのでそのままでは混ぜても嫌気性細菌が繁殖しやすく腐ってしまい良い腐葉土にはなりません。できれば天日で、より薄くより広く干し時々混ぜて粉状によく乾かすか、手間をかけられるなら料理のオカラ炒りを作る時のように中華鍋などで弱火にかけて粉状に乾燥するまで良く炒るのが良いかと思います(こちらだと完全に殺菌・乾燥できます)。オカラも落ち葉の増量材の役目となり、米ぬかの代用にはなりませんので腐葉土に混ぜる時にしっかり乾燥・殺菌できないのなら水分の多い物を入れると腐りやすく失敗のもとになりやすいです。腐葉土の材料に使うよりも「オカラ堆肥」として単独で材料にし堆肥にした方が簡単に失敗なくできるかと思います
米ぬかは無人精米所などでタダで持ってくることができますし(精米機を開けて勝手に持って行って良い所が多い)、個人のお米屋さんで頼めば欲しいだけ分けてくれるでしょう(無料かどうかは店による)。スーパーや普通のお米を扱うお店でも店員さんに取り寄せてくれるよう頼めば必要な分を取り寄せてくれます。漬物材料としても普通に売っていますのでそれらを扱う店にもあります。ぬか漬け用に塩など混ぜられていないかを必ず確認してからご購入下さい
どうしても米ぬかが入手できないのであれば堆肥促進剤という、堆肥を作るのに混ぜる、良い微生物がたくさん含まれ餌になる養分を混ぜてあるものがホームセンターで売っていますよ
うちで使っているのは「ぼかし」の一種のEM菌(有効微生物群)入りの米ぬかを原材料にしている堆肥促進剤です。見た目は米ぬかに何か混ざっている様な感じのものです。本来はコンポスト堆肥(生ゴミ堆肥)用に売っていて1キロの生ゴミにつき10グラムくらい混ぜるようですが、これでも腐葉土に使えるし従来の熟成よりもいくらか早くできるかと思います。酸素を好むので腐葉土は定期的に切り戻して混ぜ全体に空気を含ませないとなりませんし、従来の米ぬかの量より少ないかもしれず、ビタミンやミネラルは別の方法で畑に補給しなければならないかもしれませんが・・・
私が腐葉土を作るなら茅などやオカラは使わずに、材料の落ち葉に米ぬかを使ったEM菌入りの堆肥促進剤を使って作るか、かやがカヤの木の落ち葉の事なら稲藁とEM菌を混ぜ定期的に切り戻し混ぜるでしょう
でもそこまで手間をかけたくなかったり、カヤの木のオガクズが主原料なら私ならバーク堆肥を買ってきて、適当に落ち葉やオガクズや稲藁に混ぜて時々切り戻して混ぜて作ると思います。バークたい肥(樹皮材料の堆肥)にはすでに微生物・微細昆虫・ミミズなどの落ち葉を土に変えてくれる生き物が豊富に入っています。米ぬかと同じ成分は補給できませんが簡単に早く腐葉土(堆肥)化してくれます。バーク堆肥自体が繊維質が多く腐葉土と似たものだけど肥料分が少し多いと考えても良く、樹皮に鶏糞などを少し混ぜ微生物発酵で完全に熟成させるそうで、どんなに痩せた土でもこれを3年くらい入れ続けるとミミズや微細昆虫の多いフカフカな良い土に変わるのでうちでは堆肥はもっぱらこれを使っています
腐葉土や堆肥などはどんな材料が使えるかどうかよりも、どれだけ有用微生物を殖やせるかの事を考えるかで質の善し悪しが決まりますので、有用微生物や微細昆虫・ミミズが暮らし良く好む餌になる材料の質や、好む環境にできるかどうかの努力が成功につながります(これらは分解しづらいものや、多湿や嫌気菌が多いと増えません)
できれば図書館や本屋で園芸本の、土や堆肥について書かれた本を数冊読み、土の植物への役割や堆肥化に必要な条件が書かれたわかりやすい本を選び、本屋に注文して手元に、置き読んでいると良い堆肥さえ与えて良い土にしてあげられれば肥料をそんなに与えなくても植物が丈夫に育つのが理解できると思いますので、ぜひ読んでみてくださいね
ひなたぼっこ
2009/01/05(月) 15:36:07
[[解決]]
ものすごくわかりやすくかつ細かいご説明ありがとうございます。
参考にさせていただき、勉強してから取り掛かります。
ありがとうございました。
桜井 信由
【東海】
2009/01/15(木) 19:30:23
EM菌を使って腐葉土を作ろうと思って検索し、このページを拝見しました。今日クヌギ・クリ・ケヤキの落ち葉を、約0.5立方米混ぜて、3〜4日加湿しようと、EM活性液(5リットル)をまぶして風呂桶に詰め込みました。EMボカシ(米ぬか+籾殻+EM活性液)25リットルと新たな米ぬか・菜種かすを加えて醗酵させようと思っています。具体的な比率・注意事項などが判ると心強いのでご教授願えると有り難いのですが?又嫌気性菌で落ち葉の堆肥化は効率的なのでしょうか?
Sekizuka
2009/01/18(日) 16:56:42
http://engeisoudan.com/help.html#manner
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#しかも、既に「解決」になってるスレだし。レスつかんわな。
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