スタンダードバラの剪定について

この記事は[園芸相談センター]の過去ログです

チョコ 【関東】 2008/12/01(月) 22:47:59
台木の部分1.2m、太さ2〜3cmのスタンダードバラ(品種:HTオープニングナイト)、経過年数は多分8〜10年ほどです。剪定がいい加減だったため、背が高くなりすぎ、やや樹が弱ったのか、この頃シュート的な太いものが出てきません。ただ、よく咲くことは咲いてくれます。

この冬、強剪定して背を低くしたいのですが、全く芽の見えない古い枝の部分(台木の部分ではなく、この品種の古い枝の部分)で切ってしまってよいものでしょうか。これは無謀でしょうか。この品種は気に入っているので、枯らしたくないのですが。

以上初歩的な悩みですが、アドバイスをいただければ嬉しいです。(関東南部在住)

びけ 2008/12/01(月) 23:02:06
剪定は普通のバラ同様でいいと思いますが、ベイサルが出ないのに芽のないところでカットはやめておいた方がいいと思いますよ。
勢いのない株だと枯れこむ可能性があります。
で、ベイサルが出ないというのが気になりますね。
台木のノバラの方はどうでしょう?こちらも出ませんか?
鉢植えなら、もしかしてコガネムシの幼虫がいて、根を食べられていることはないですか?
植え替えはどうされています?
地植えなら、植えてある土はどういうものですか?

チョコ 2008/12/02(火) 01:31:42
びけ様
本当にすぐに回答してくださって感激しきりです。

サカタのタネから購入した花の培養土や牛糞、ニーム堆肥等を入れて毎年鉢(直径40cmくらい)の土替えをしております。
実は昨年根にこぶ(根頭癌腫病でしょうか。)があったので、取り除いて木酢液の原液をかけておきました。他の病気にならず、かなり立派な葉が茂り、花数も多かったので、大丈夫かなと思ったわけですが、立派なシュートは出ませんでした。やっぱり治ってなかったのかなと思いますが、近いうちに土替えするときに見てみたいと思っております。
この病気が出てもそのバラは案外元気な場合もあると聞いておりますので、他にうつらないようにしてEM菌とか海藻粉末とかあらゆる手段を使ってみようと思っております。少しでもましな防除方法はあるのでしょうか(他のバラにはうつっていません。)。
台木の地中部分からは植えてから初めて台木の芽が2度出てきたのでその芽をかきましたが、これはよくない兆候でしょうか。
ご助言に従い、芽のないところのカットはやめておこうと思います。

びけ 2008/12/02(火) 12:35:21
根のこぶはどんな感じですか?
ガンシュ病は接いである部分や、根元が大きく球根かイモのように膨らみます。
もし小さいツブツブが根にある感じならネコブセンチュウの疑いが強いです。このセンチュウは種類によっては茎や枝葉にも入り込むため厄介です。ただし、土中にしか産卵できないので、もしネコブセンチュウのようなら以下の方法を。
一度掘り上げ、ある程度こぶを取り覗き、アフリカンマリーゴールド(アフリカントールなどが防除力が強く、良い)を株元に鉢サイズに応じて植えてください。今時期来年の夏の花カタログが出ているので、王手種苗会社で種子を購入できます。
これだけで幾分でも効果があるかと。
冬場寒くないエリアなら、アフリカンマリゴールドは霜よけで越冬できますので、植えっぱなしで数年(枯れたらまた植える)維持した方がいいと思います。

ただ、台木にはベイサルが出るなら、接がれた方の株の調子が今一つなのでしょうね。スタンダードロースの場合は台木にベイサルが出ても異常ではないです。
どうしてもバラの場合スタンダード仕立てだと、上に接がれたバラは自根が出せないので、台木ばかり元気といった事はあるかなと思いますよ。結構無理やりな作り方ですから。
ガンシュ病が台木でなく、接いだ方に出ている場合は、回復は期待できません。どんどん弱っていく一方でしょう。
バラは自根で育ち、本来はシュートを3年ごとくらいに完全更新(3年前のベイサルを根元から切り、新しいシュートを育てる)といった育て方の方が無理はないんですよ。

あと、40センチの鉢いっぱいに根が回ります?
回りきっていないなら、鉢が大きすぎる可能性もあります。
それと、牛糞、堆肥、腐葉土などはこなれていないものを使用すると根を傷めるなど逆効果になります。十分こなれているものを使用したほうがいいです。
ちなみに私は高い土は使ってないです(^^;

チョコ 2008/12/02(火) 20:09:43
びけ様
丁寧な長文の回答重ね重ね有難うございます〜(^o^)

昨冬は、あれ瘤見たいのがあるなぁ、癌腫病かなぁ程度に思って、小さいつぶつぶがそんなにあったような気がしないんですが、よく見なかったので自信がありません。確か、1cm前後の瘤が地中の根に1つあったような・・・(実は一昨年もありました。)。癌腫病のできる「根元」というのはどの辺のことでしょうか? (「癌腫病が台木ではなく接いだ方に出ている場合」と言っておられますが、そういうこともあるのでしょうか。)また、根瘤線虫による被害との違いは小さいつぶつぶがかなりあるかどうかということでしょうか? 「小さい」というのはどのくらいの大きさなんでしょうか?

根はプラスチックのほぼ鉢全体に回りますが、毎年見るに根づまりはないようです。鉢が大きすぎるのは良くないと知っておりますが、これって理由は何なんでしょうか? 初歩的すぎて相手にされない質問かもしれませんが・・・。

あと質問ばっかりで申し訳ないんですが、「3年ごとに更新」というのは、つるばら(例えばCLブルームーン、ロココ、そのほかオールドローズのつる性、半つる性のもの)にも当てはまることでしょうか? 中には上の方のサイドシュートしか出ないものもあるんですが。・・・とにかく今まではもったいなくて切ってませんでした(^^;)今年は方針変えて切ることにしてます。

牛糞、腐葉土、堆肥等は大手から買っているので信頼しているのですが・・・。

庭が狭いものですからもう新しくバラを植える余地はほとんどありません(今年は枯れたバラや引っこ抜いたバラがありましたのでちょっと買いましたが。)。それでその代わりといっては何ですが、ついカタログを見て、土とか、堆肥等を買ってしまいます。

びけ 2008/12/03(水) 13:50:57
ガンシュ病は例えば枝になった根の中ほどや先のほうにに出ません。
バラの接木してある境界や、茎から根になる境あたりにコブが出来ます。
スタンダードローズの場合、台木のノバラを、作るスタンダードの高さで切り、そこに接ぐべきバラを接木します。
この継ぎ目部分の下にコブがあればノバラのガンシュ病、継ぎ目より上の、接いだ部分にコブが出来ていれば接がれたバラが発症ということになります。ガンシュ病は茎自体に病変が出ます。
ネコブセンチュウでは、根っこの中ほどや細根にツブツブが出来ます。
大きさは1センチから2ミリほどまでさまざまです。
くっつき合ってソーセージ状になることも。
極端な例ですが、こんな感じ。
http://www.rakuten.co.jp/chigusa/519199/746611/746612/

一方ガンシュ病はコブが一個で、自根だと根が発生する場所、接木のものでは接ぎ目に発生します。
これは多分自根のばらか、継ぎ目が地下にあったタイプ。
http://www.bromeliamart.com/rose/care4.html
こっちは一般的な継ぎ目が地上部にあるものでの発症。
http://plaza.rakuten.co.jp/sandrosegarden2/diary/20081002/
ただ、今回のお返事では根っこの中ほどにコブがあるように読み取れますので、ネコブセンチュウだろうと思います。

サイズが大きいと良くないのは、土がなかなか乾かなくなるためです。
いつも湿った環境は、人同様花にも良くありません。
また、土に空気が含まれていることも重要で、空気がたっぷり含まれていれば、水をやったときに鉢底から水が出ると同時に、土中の空気も押し出され、地表部から新しい空気が吹き込まれます。
固まって目が積んだ土では根が窒息してしまうわけです。
地植えの場合は土がいっぱいあっても、生き物や他の植物、地面自体の深さによって空気や水の流れが調整されます。
鉢の場合は空間が限られています。外にいる場合空気はいつも新鮮ですが、締め切りの小部屋では・・・というのとおなじです。

鉢いっぱいにゆったり根が回れば鉢サイズは適正です。

枝の更新ですが、ハイブリッドティなら、つるバラも根元からシュートを更新した方がいいようです。私の実家に樹齢35年あまりのつるバラ(多分新雪)がありますが、放置しっぱなしで特に何もしなかったため、根元部分は径15センチ近い切り株状になり、非常に古いシュートが太さ8センチあまりの枝となって、そこからシュートが出る状態になっていました。
この木化した部分にカミキリムシが入り、枯れかけました。
ここまで幹が太くなると、普通に切ることも出来ません。鋸で切り倒す形になります。
現在根元から出た細いシュートで、ようやく持っている状態です。
こういうことを防ぐためにも、シュートの更新が必要なのでしょう。
オールド、イングリッシュローズなどではそこまで枝が太くならず、数年でシュート自体が元から枯れる傾向があるので、枯れたら間引けばいいと思います。

R・ひろき 【関東】 2008/12/03(水) 14:19:59
 こんにちは。
 後から申し訳ありません。補足でご参考までに。

 癌腫とセンチュウの見分け方ですが、出来る位置では見分けできません。癌腫も根の分れ目や中ほど、先のほうに出ることがあります。

 しいて見分けるとすればコブの大きさかと思います。センチュウのコブは小さいです。
 センチュウのコブは数が多いことがありますが、ガンシュのコブもひとつとは限らないので、数だけでは見分けられません。

 感染部位に出ますから、接ぎ木作業のときに感染すれば接ぎ木部分に出ます。
 台木を掘り上げて、根をハサミで切り詰めた時点でハサミから感染すれば、切った根の先に出ます。
 菌が土の中にある状態で、支柱などを差し込んだり、中耕をして根を傷つければ、傷つけた位置を中心にしてコブになります。
 二か所傷つければ二か所に、三か所やれば三か所に出ることがあります。



>1cm前後の瘤が地中の根に1つあったような・・・(実は一昨年もありました。)。

 今回のものはおそらく癌腫、または癌腫に見間違いやすいカルスかと思われます。
 カルスと癌腫の見分け方は、場合によりますが、より丸くて不自然な形のものが癌腫、根が曲がった部分などが盛りあがっている範囲ならカルスです。



 もうひとつ、三年ごとの更新は、ハイブリットティの枝替わり以外の普通のつるバラでも行います。

 一部の特殊なオールドローズ系統のものを除き、枝を更新していかないと花数が減ることもあります。
 冬の誘引の前に三年以上経った枝を根本から切り取ります。
 そのときに若いシュートが出ていないときは、もう一年肥培してシュートを出してのち、古い枝を根本から切り取ります。

びけ 2008/12/03(水) 23:26:48
おおう、R・ひろきさん、ありがとうございます。
そうか〜、接ぐときの傷が原因ですものね、根に出ることもありますね。
ウッカリ八兵衛でスミマセン。

チョコ 2008/12/04(木) 00:08:44
[[解決]]
びけ様
R・ひろき様
こんばんは。
お二人から教えていただきほんとに有難うございます。

うーむ、ネコブセンチュウか癌腫病かはたまた単なるカルスか。それによって対処の仕方が違うわけですけど、びけ様に教えていただいたネコブセンチュウの写真とは違うようだし、また、癌腫の写真についても、あれほどひどい状態ではなかったような気がするし、単なるカルスであってほしい。でも、今現在も花は結構咲いているのに、今年シュートと呼べるものは出なかった。・・・Rひろき様の「カルスと癌腫の見分け方は、場合によりますが、より丸くて不自然な形のものが癌腫、根が曲がった部分などが盛り上がっている範囲ならカルス」という記述は大きなヒントになりますが、いずれにせよ今は鉢の土替えの時にじっくり見てみて、ベストを尽くしたいと思っております。

剪定は今までは枯れたら根元から切るみたいなずぼらなこと(ただ、びけ様のお話で、オールドローズなどでは数年でシュート自体が元から枯れる傾向があるので、そのときは元から切ればいいとのことですので、オールドローズも若干植えてある身としては、少し安心?いたしました。)をやっておりました。これからは、不安なのですが、3年経ったら根元から切ることにします。ただ、R・ひろき様のおっしゃるように「3年というのは原則で、4年くらいは許容範囲ということなのですね。・・・ちなみに、今まで自己流でやってきたので、どれが3年経った幹なのかどれが4年経った幹なのか判断に迷いますが、何かよい判断基準はあればなぁと思っております。

なお、鉢のサイズに関するかなり初歩的な質問に対するご回答有り難うございました。

お二人にご教示いただき、頭の中を整理することができました。有難うございました。上述のように、自己流でやってきましたので、初歩的でわからないことがまだたくさんあります。今後も質問させていただく時があるかとも思いますが、そのときはよろしくお願いいたします。





 

gardenfan 【近畿】 2008/12/13(土) 20:29:27
1.高価なスタンダードなので、接木の下に芽接ぎをしてみては如何でしょうか?

2.バックアップの挿し木や接ぎ木をとってからクラウンのみの強剪定をするとベーサルが出やすくなります。

3.それでもダメな時はバックアップからの接木で復活させれば如何でしょうか。

チョコ 2008/12/14(日) 23:43:26
gardenfan様
「済」の後もご回答くださりほんとに有難うございます。

言っておられるのは所謂げんこつ剪定というものだと思いますが。何かそうしてしまうのはかわいそうな気が・・・。というか自信がない・・・。

先週鉢の土替えの際に根を見てみると、例の2cm前後の瘤が根の途中に1つあったのですが、その瘤から根が生えているような感じで、どうも線虫でも癌腫病でもないように思いました。またその際、台木のボロボロになった樹皮を全て削りとって上から下までつるつるピカピカの状態にしてみました。とてもきれいになりました。樹皮の下にはカイガラムシの死体?が結構びっしりこびりついていました。あるいはこいつのせいで!ということで力を込めて全部落としてやりました。

そういうことで、Mg等の肥料を与えてもう一年様子を見てみたいと思っています。

gardenfan様、また何かありましたらよろしくお願いいたします。


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