バラにつくチュウレンバチ

[園芸相談センター]の過去ログです

ミュー 【関東】 2008/08/07(木) 13:13:57
今年購入した新苗のアンジェラですが、4本ほど枝が出て日ごとに大きくなってきました。

最近チュウレンバチに3ヶ所やられて枝が少し割れ目があるところと枝の半分ぐらい割れてしまったところがあります。
半分割れた枝は切ってしまったほうが良いということで泣く泣く切り落としました。
他の枝は黒い傷跡があるのみですのでそのままベニカXスプレーをかけておきました。
そこで質問ですが

@やはり皆切ってしまわなければ後々よくないでしょうか?

Aバラは害虫に対する管理が大切といわれますが、何倍かに薄めて使う農薬はなるべく使いたくありません。
今後スプレー等のみでの害虫対策では管理は難しいでしょうか?
バラを育てていくには何が何でも農薬は欠かせないものでしょうか?

B例えば壁際に誘引する計画がある場合、ハチにやられてしまったりするとその枝を切らなければならなかったら思うような光景が作れなくなります。
ハチは誘引するころにはあまりいなくなるものなのでしょうか?

バラ初心者なので次から次へと疑問がわいてきます。
バラに関する本もよく見ますが、是非経験の中でのアドバイスをお願いいたします。



 

cactus 2008/08/07(木) 17:52:15
バラ科の植物は発生する病害虫の種類が比較的に多いと言われ、毎日が
病害虫との戦いと言われています。病害虫は早期の予防と定期的な観察
をし、見つけ次第に補殺や薬剤散布が効果的とも言われています。
ただ補殺するにも限界があり、いずれは薬剤の効果も出なくなります。
現在使用されているベニカ]スプレーでも、何度か使用しているうちに
害虫が薬剤に対して抵抗力が付き、最後には効果が出なくなります。
病害虫は必ずと言っていいほど発生しますが、栽培をしている所の環境
を変える事で発生が抑えられる場合もあります。
何倍かに薄めて使うタイプの薬剤ですが、結論からすれば何の変りもし
ません。ベニカ]スプレーは最初から決められた濃度ですが、薄めて使
かう物は植物や害虫の種類によって濃度を変える事が出来、ただそれだ
けの違いしかありません。

害虫にやられたから切ってばかりでは、その内に何も残らなくなります
よ。病害虫が発生してからでは既に遅いので、事前に環境を改善し発生
しにくくなるようにする事も必要です。

ミューさんは栽培のデーターを記録して、何年間は残すようにしていま
すか。僕が主として栽培しているサボテンと多肉植物、観葉植物の一部
に関しては、将来的に必要なデーターは残すようにしています。
何月何日に何の植物に何の害虫が発生し、何の薬剤を何回使用したなど
とメモします。これって翌年以降の栽培に役に立つんですよ。

まずチュウレンバチは、何月から何月まで発生するかを調べて下さい。
病害虫の本が1冊あると便利です。またホームセンターの薬品売り場に
行けば、ベニカ]スプレーを販売している会社が発行し、無料で入手が
出来る小冊子が置いてあります。これを見られても構いません。
これらを良く読まれて病害虫と薬剤に関して少しで構いませんから知識
を得られて下さい。僕が言う事が少しは理解して貰えるはずです。

傷口に殺虫剤を散布しても意味がありません。

よっち 【関東】 2008/08/07(木) 19:17:22
同じ掲示板内の8月4日の最終更新日のあたりに「チュウレンジハバチについて」というタイトルの質問があるのでご覧になってみて下さい。
参考になればと・・・

R・ひろき 【関東】 2008/08/07(木) 19:48:30
 こんにちは。

 最近のご相談はこれですね。
http://engeisoudan.com/lng.cgi?print+200808/08080013.txt

 Aについては、

>今後スプレー等のみでの害虫対策では管理は難しいでしょうか?
>バラを育てていくには何が何でも農薬は欠かせないものでしょうか?

 バラの茂り具合やサイズ、本数によると思います。
 スプレー剤でかけられる範囲には限りがあり、遠くには飛びませんし、大量にかけると手が痛くなったり、コストが高くなったりします。

 スプレー剤の有効成分は、薄めるタイプの農薬と同じです。
 スプレー剤だからといって農薬ではないということではないです。
 ベニカXスプレーの中身は、ラリー乳剤&アディオン乳剤と同じです。殺菌成分と殺虫成分が混じっているため、病気と虫が同時に出ているときは便利ですが、どちらか一方のみのときはよけいなものをかけていることにもなります。
 使いようによっては薄めるタイプで殺虫殺菌剤の混合剤でないものを使うほうが、スプレー剤を使うよりも散布する農薬量を少なくすることができると思います。

 Bですが、冬場にはいなくなりますので、誘引する直前の問題はないと思います。
 でも、春〜秋にやられていた枝は多少強度が落ちますから、誘引のときに折れることもあります。
 やられた枝は気をつけて誘引してみてください。

ミュー 2008/08/07(木) 21:50:45
[[解決]]
皆様のアドバイス大変参考になりました。

園芸をはじめてさし芽や種まきで増やすことを覚え、考えても見なかったバラに興味が出てきました。
そしてまたまバラ園で見ていっぺんで気に入ってしまったピンクのカップ咲きのアンジェラを購入、こんなにもバラが奥が深いとは考えてもいませんでした。
あるいはバラさんが家にやってくるまではいろいろな花に気を遣っていたのがこれからはバラ(アンジェラ2本&カクテル1本)が心配で他がおろそかになってしまいそうです。

でも心強い皆様の返信で何とか園芸を楽しんでいけると思いました。
何時もご丁寧なアドバイスに感謝いたします。


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