薬剤の使い分け
たかゆうき
【関東】
2008/07/26(土) 12:23:13
ミニバラにアブラムシがつきました。そして葉が喰われているようですが内側から外側へ広がったようです。ケムシかハバチかヨトウムシかわかりません。
オルトランのC・DX・オルトラン粒剤、ベニカX、ベニカD、アタックワン、スミチオンスプレー、モスピラン・トップジンMスプレー、どう使えばいいですか?
cactus
2008/07/26(土) 12:35:32
たかゆうきさん、一体何が発生したのですか。アブラムシが付いたと言
われ、ケムシかハバチかヨトウムシか分かりませんと言われますよね。
回答する側は実際の発生現場が見れませんから、質問者の方が言われる
事を信じて回答するしかありません。
薬剤名を書かれていますが、発生した病害虫はハッキリしない限り薬剤
を紹介したり対処方法をアドバイスする事が出来ません。
たかゆうき
2008/07/26(土) 12:39:39
ケムシかハバチだと外側からですよね。最初は葉に小さい穴から始まって広がったような感じで小さい粉状のフンも着いていました。ヨトウムシですか?
cactus
2008/07/26(土) 13:26:46
ケムシもハバチもアブラムシもヨトウムシも外側からで、葉の内部など
に寄生している虫も最初は外側からの侵入です。
ヨトウムシはハスモンヨトウと言うヨトウガの幼虫で、漢字では夜盗虫
と書きます。名前の通りで昼間は土中の隠れ、夜間に活動をして食害を
します。そのため明るい時間帯に見つけようとしても、明るい時間帯に
は土中に隠れているため姿は見えません。探すためには夜間に懐中電灯
で照らして探すしかありません。
姿が見えないだけに本当にヨトウムシの仕業かが分からないので、使用
する薬剤も決められません。そのため見つけ次第に補殺するのが効果的
と言われています。ヨトウムシは春から秋までに2回ほど発生をします
が、卵を葉裏に産み付けられて孵化した時が駆除の最適時期です。
この時ならオルトラン液剤やオルトラン水和剤などを1週間置きに2〜
3回ほど散布をします。定期的に葉裏を観察するようにします。
ただミニバラに関しては、ヨトウムシのとは違うような気がします。
ハバチですが、バラにはチュウレンハバチの幼虫が葉を食害します。
ヨトウムシと同じで発生は春から秋までの年2回ですが、ヨトウムシと
違うのは土中に隠れず葉の何処かに潜んでいる事です。現物の写真を載
せれないので、申し訳ありませんが書店で病害虫の本を購入し照らし合
わせて確認して下さい。駆除方法は見つけ次第に補殺するのが効果的で
すが、薬剤に弱いので発生したらオルトラン水和剤や液剤などを散布し
て下さい。大抵はそれで治まりますが、それでも発生するなら再度薬剤
を散布して下さい。
薬剤を紹介しましたが、必ず発生した虫を確認して下さい。また適当に
決めつけて薬剤を散布しないようにして下さい。薬害により枯れてしま
う場合もあります。
ALM
【関東】
2008/07/26(土) 21:52:11
失礼ですが、上のレスの回答者はバラをご存知ない方のようです。
葉に細かい穴が開きレース状の症状は「チュウレンジハバチ」被害の初期症状です。
幼虫が小さいうちは一枚または数枚の葉に集まっていますが、
大きくなるにつれ次第に拡散していき、食害も大きくなってきます。
もちろんこの季節ですから他のイモムシ、ケムシ類もいるかもしれませんが。
お持ちのミニバラが1、2本でしたら捕殺が一番簡単で確実ですが、
できない場合は薬剤を使います。
アブラムシとチュウレンジハバチならオルトランC一本で十分対応できます。
エアゾール式の薬剤はあまり近くでスプレーすると薬害(冷害)が出るので注意してください。
薬剤の使用は必ず説明書をお読みください。
効果のある病害虫もそこに書いてあります。
今は薬品メーカーのサイトから見ることもできますので、
購入前の確認も可能です。
http://www.sc-engei.co.jp/guide/syo00360.html
R・ひろき
【関東】
2008/07/26(土) 22:27:31
こんにちは。
>そして葉が喰われているようですが内側から外側へ広がったようです。
葉の真中あたりから食べるのは、コガネムシの成虫(花弁の食害が有名ですが、葉にも被害が出ます)、クシヒゲハバチの幼虫、ハムシ(ハムシといっても甲虫です。)などです。
虫の姿が見えないときは、飛んでくるコガネムシ、ハムシかもしれません。バラルリツツハムシなどがつくことがあります。
甲虫は農薬が効きづらく、農薬を撒いて何とかなるものでもないので、毎朝動きが鈍いうちに捕殺するなどが有効です。
せん
2008/07/28(月) 12:14:40
こんなのもいますよ、ということで…。
葉に小さな穴が開き始める場合、チュウレンジハバチと違った種類のハバチ(名前失念・Rひろきさんが書かれているクシヒゲハバチだったと思います)の場合もあります。小さな穴が開き始めたらすぐに葉をひっくり返すと、1ミリくらいの小さなアオムシがいます(目が悪い人は見えにくいようです)。ほっておくと、10ミリ以上のアオムシになっています。
これは、チュウレンジハバチのように集団で行動せずに、小さいうちから単体行動しますので、葉に1ミリくらいの穴が開き始めたら、必ず葉をひっくり返してつぶしておくと広がりません。
親の姿はチュウレンジハバチに似ていますが、腹がオレンジではなく、全体が黒いです。産卵は5枚葉の茎、かつ表側の溝に沿って、点々と卵を産み付けている姿をみました。
ちなみに、このハバチに対しては我が家では殺虫剤での駆除は行っていません。
バラに集まる虫たちについても、観察してどのムシがどういうことをするのかを知った後に対策を考えると効果的かと思います。
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