バラのダニがひどい
けいちゃん
【関東】
2008/07/13(日) 19:09:24
いよいよ梅雨明けで、ダニの被害がでてきました。
早速ということで、水の噴射を始めました。昨年はこれでうまく
いったのです。毎朝、葉の裏側に水を噴射するのです。
ところが今年は全然駄目。なにしろ、朝、水を噴射して、夕方
見ると真黄色になっている。予防的に、何も異常のない葉にも
水をかけていますが、翌日見ると葉裏が汚れていて、念のため
に、と見ると、ダニうようよ。赤いのと透明な種類。2種類は
確認できました。なお、水噴射は、朝と夜の2回にしています。
昨年は朝だけで大丈夫でした。
我慢できず、数日前に、バロックを早朝に規定量投与しました。
ところが夕方みるとやっぱり黄色が進行しているバラがありま
す。恐ろしいです。
今日は、粘着くん(デンプン:一応農薬)とマラソンを混ぜて投与
してみました。今のところ落ち着いているようですが、まだわか
りません。
去年のやり方が全く通用しません。皆さんのところはいかがで
しょうか? なお、バラはミニバラがひどいですが、普通のバラ
もでてきています。一部のバラだけ水噴射すると、他のバラに
移動するだけのような気がするので、すべてのバラに同じように
対処しています。
けいちゃん
2008/07/13(日) 19:17:02
追加ですが、どんどん卵から孵ってしまうのでこんなふうに
なるのかなと思い。天気が悪い日でも水噴射やっています。
葉が濡れていれば別ですが。(マンションのベランダですが、
雨が吹き込んで濡れることがあります)
テルスターとダニ太郎とニッソランは用意してありますが、
まだ使っていません。なんか、農薬全然効かない雰囲気で
すので・・・。デンプン効いてくれないですかね・・・・。
n'Guin
2008/07/13(日) 19:30:07
けいちゃん 様
大変そうですね。
もう数年以上前になりますが、私もずいぶんえらい目にあいました。 ダニは薬剤耐性がでやすいようで、最終的に効果が確認できたのは、
でんぷん製剤だけでした。
印象論でしかないのですが、ダニにやられる→樹勢が悪くなる
→いっそう、ダニにやられる→いっそう、樹勢が悪くなる
といった悪循環があるようにも思います。
樹勢がよいバラは、ダニにやられても、樹勢が影響されないように思います。
数年前にはえらい目にあったわけですが、今年はダニがいる葉っぱもありますが、1ヶ月に1回の予防的薬剤投与ぐらいしかしていません。
けいちゃん 様のバラが、被害を受けなくなりますように・・・。
R・ひろき
【関東】
2008/07/13(日) 20:14:43
こんにちは。
水噴射は、気をつけてやらないとハダニが移動することはあります。
過去ログにもありますが、ベランダのかたで、ミニバラを風呂場に持ち込み、そこで水噴射してから戻すを繰り返しておられるかたも。
(また回答を書いてくださるとうれしいのですが。)
うちは庭ですが、駐車場(下は土)をビショビショに濡らしておいてから、そこに鉢を一つずつ持ち込んで水噴射しています。噴射も5秒以上、しっかりかけています。
一度怠慢してバラの多い場所でやりましたら、見事に噴射した方向にハダニが移動したこともあります。(移動しなかったこともありますから、必ず移動するともいえませんが、危険は避けておいたほうがいいですね)
ところで、ハダニがひどくなりますと、バラの葉がなんとなく反ってきたりします。
そうなりますと丁寧にかけたつもりでも、葉裏に薬液がかかりにくくなり、さらにハダニが増えます。
アーリーセーフは比較的低毒ですが、薬害が出ることもままありますから、一部の葉で試してから使ってみてはと思います。効果はあります。
卵が気になるようでしたら、オサダンなどがあります。
展着剤はスカッシュなどが効果的ですが、一部の葉で試してから使ってみてください。
バロックフロアブルが効かないハダニがいるという話を聞いたこともあります。
葉裏につくように散布しても効かない場合は、農薬を替えてみてください。
効かない農薬をかけると逆に増えてくる場合があります。
ニッソランは、ニッソランVという形でずいぶん前からバラ栽培者の間で使われています。
そのため、ニッソラン水和剤のほうは効きにくくなっていることも多いです。
一回使って効かないと感じたら、二回目は使わないほうがいいと思います。(ハダニが逆に増えることもあります。)
テルスターは合成ピレスロイド系です。
効果があれば一時的にハダニが減ります。
他の害虫にも効果がありますが、三週間くらいするとさらにハダニが増えることもないわけではないです。
テルスターを使いましたら、そのあとに他の殺ダニ剤を使ってみてください。
粘着くんは、卵や幼虫にも多少は効きますが、おもに成虫に効きます。
濃度が規定より薄くなると、効果が落ちて生き残りが出ますので、濃度は必ず100倍にしてください。
粘着くんだけでハダニを減らすためには、この気温ですと、二日から三日に一度の散布で次々に成虫を殺していかなければなりません。それを一か月以上続けるのも辛いものがありますので、水を噴射したり、他の卵や幼虫に効果のあるものと交互に使っていくといいかと思います。
ダニ太郎は、農業用はマイトコーネといいます。
ダニ太郎のほうはバラに適用がありますし、最近できた銘柄ですから、効果があるかもしれません。(うちでは効きました)
ただそのハダニがどこから来たのかによっても効くかどうかが変わりますので、使ってみて効かないようでしたら他のものに替えてみてください。
けいちゃん
2008/07/13(日) 20:37:37
n'Guinさん、R・ひろき さん
貴重なコメントありがとうございます。ようやく、うどんこ病が
収ってきたところで、また一難です。今日は、一日ショックで
呆然としていました。
まだやれることがありそうなので、安心しました。教えていただ
いたことを実行しようと思います。
ありがとうございました。
ぶるこ
【甲信越】
2008/07/14(月) 08:22:01
ちょっと気になることが…。
バラのハダニに適用のある薬剤は住友さんでいうと
園芸用キンチョールE、スミナイス乳剤、テルスタースプレー、アーリーセーフ、ダニ太郎となっています。
適応作物に無い薬剤の使用はあまりオススメできません。
R・ひろき
【関東】
2008/07/14(月) 09:15:15
私も適用外をお勧めすることはしていません。
農薬登録情報システムで調べましたが……なにか適用外(適応外ではありませんが)がありましたでしょうか……。
ここの詳細検索で、作物に「ばら」、害虫に「ハダニ」と入れると一覧が出てきます。
バラに使える農薬は、「花き類・観葉植物」または、「バラ」に適用のあるものです。
http://www.acis.famic.go.jp/searchF/vtllm000.html
農林水産消費安全技術センターは、農林水産省所管の特定独立行政法人です。
> ダニ太郎は、農業用はマイトコーネといいます。
> ダニ太郎のほうはバラに適用がありますし、最近できた銘柄ですから、効果があるかもしれません。(うちでは効きました)
この部分は、マイトコーネは無くても同成分のダニ太郎は適用がありますという意味です。お持ちなのがダニ太郎のほうなので、問題はないかと思います。
R・ひろき
【関東】
2008/07/14(月) 09:29:48
気になって調べましたが、ぶるこさんのおっしゃる農薬は、ここで出てきます。
http://www.sc-engei.co.jp/navi/saku006.html
ここのバラ、ハダニの欄です。
ここは「植物名からさがす」ためのページです。
「さがす」ためのページなので、ここに載っていない農薬は適用がないという意味ではありません。
適用のあるなしは、特定独立行政法人農林水産消費安全技術センターのページで詳しく調べたほうが良いと思います。
せん
2008/07/14(月) 11:23:21
おそらく、水が効かなくなったと感じるのは、バラの数が増えて鉢の間が過密になり、ハダニの潜む場所が増えたからではないかと想像します。R.ひろきさんがお書きのように、ひと鉢ごとはなれた場所に持って行き、丸ごと洗わなければ水では効果が出ません。私も、水を噴射した方向のバラがすぐ後に感染したことがあります。あと、水圧も関係します。見落としがちですが植木鉢の側面もびしょびしょに濡らします。一度、お風呂場で洗った植木鉢を別な場所へ全て移し、ベランダの床、壁、花台にも水をタップリ吹きかけた後に再度戻すというようなことをしなければ、現状、同じ場所で水を撒き続けたとしても効果が出ないです。やるなら、ベランダ丸洗いという意識で挑みます。
毎日、チョコチョコとやるよりは、1週間に一度、徹底的に、2週続けてやるとしばらくはやってこなくなります。あと、予防としては、ハダニは植物ごとに種類が違うようなので、バラの鉢と鉢の間に、違う植物を入れるのも効果があります。ハダニの歩く距離を稼ぐという手段です。
毎日観察していると、一番下の方の葉がやられはじめます。ちょうど、1番花から2番花辺りで最初の被害が出始めるので、花やうどんこ病に気を取られている時期にはすでに、ハダニが進行し始めていますので、花が咲いたと同時に、株元への注意を怠らないようにします。早期発見しておけば、大きな被害には繋がらなくなります。特に、ミニバラの内側の方の葉、下を向いた葉、目立たないところから進行し始めますので注意をする場所が分かると、毎年クセで葉にさわり確かめるようになってきますし、感染しやすそうな葉はむしっておく事もできます。最初に感染した株を見つけられれば、当面はその1鉢だけお風呂場など離れた場所で洗い流しておきます。
あとは、ベランダでは水遣りのついでに、ベランダの床にも水を撒くようにします。これから夏にかけては、うどんこ病がなくなりますので、打ち水として撒くのもよいでしょう。鉢に水をやるわけではないので、お風呂の残り湯でもいいです。こんなところでしょうか。
けいちゃん
2008/07/14(月) 12:58:11
>バラの数が増えて鉢の間が過密になり、ハダニの潜む場所が増えたからではないかと想像します
それはありえます。昨年の2倍以上に増えています。
ところで、今朝みたところ、少なくとも成虫は消えたようです。
粘着くんだけの作用なのか、マラソンと一緒に使ったからなのか
わかりませんが・・・粘着くん、想像以上にいいです。
名前が漫画チックなので正直ばかにしていましたが、成虫には
効果がありそうだと今は思っています。後は、卵対策ですね。
移動も防げるという意味でもいいかなと思っています。それに
しても、最初はたった一匹から始まるのが実感できました。
これで駄目なら、少しバラを処分することも考えています。
空きスペースを造るためです。また、ベランダ全体を掃除するつ
もりでやってみます。
また、経過報告したいと思います。ありがとうございました。
けいちゃん
2008/07/20(日) 06:25:16
[[解決]]
粘着くんを使って一週間が経過したので、ご報告です。これで一応
最終報告としたいと思います。
粘着くんとマラソンの組み合わせは驚異的でした。今もって成虫は
全く発生していません。この一週間は、葉水のみです。まだ、卵
が残っているので、要注意ですが、そこから発生した成虫のダニは
まだ見つかっていません。
いろいろ考えたのでそれを書いておきます。
1.葉水は確かに効果はあるが、注意しないと、他の葉にダニが
移るだけの結果になる。
2.ダニは一匹でもいると、そこからどんどん増える原因になる。
うどんこ病、黒点病と同じで、まずは病気、虫を持ち込まない
ことが大事だと思っています。バラは信頼できる店から購入
しましょう。特に通販の場合は、箱からあけてやばいと思った
ら、写真をとって(クレーム用に)、即廃棄したほうが良さそ
そうです。
3. 一匹でも見つけたら、水やりだけではもう対処できないので、
粘着くん+ダニ用の殺虫剤(マラソン等)を使う。デンプン+
ダニ用の殺虫剤の組み合わせが良いようです。デンプンを使う
と動けなくなるみたいで、他の葉に移れなくなるものと想像
しています。
4. 水やりも強力にやりすぎると、葉が傷むようです。私の場合、
葉の色が薄くなってしまいました。むりせず、デンプン(
粘着くん)+ダニ用の殺虫剤でいきましょう。少なくとも私の
場合、効果は劇的でした。規定量で全く問題ありません。
以上。とりあえず、完治報告です。
R・ひろき
【関東】
2008/07/20(日) 07:26:04
こんにちは。
退治できてよかったですね。
本当によかったです。
ハダニについてはおっしゃる通りに持ち込まないことと、最初にけいちゃんさんが書かれたとおり、
>去年のやり方が全く通用しません。
これに尽きると思います。
n'Guin
2008/07/20(日) 10:24:33
けいちゃん 様
うまくいって、よかったですね。
加えて、それぞれの駆除法の効果と限界を、結果を含めて
明快に報告いただいたので、同じことで悩まれている
皆さんの参考になると思います。
あと1〜2週間は気が抜けませんが、私の時も粘着くんを
使い始めて、被害が激減(気にしなくて良いレベル)した
ので、このままうまくいくと思います。
最終ご報告ありがとうございました。
園芸相談掲示板@園芸相談センター