ヒメシャラ 西日の影響とは?

[園芸相談センター]の過去ログです

古茶 【九州】 2008/06/23(月) 14:50:15
数年前に、ヒメシャラ(約1.5m高)を専門業者に地植えしてもらい、現在2.5mの樹高です。 全体的には健康で、今年も花が咲いています。
ところが、部分的(全体の1割程度)に枝が枯れています。たとえば主幹から分かれている二つの枝(AとB)は、つけ根は5cmぐらいしか離れていないのに、Aは活き活きとして花をさかせ、Bは葉も花もなく全体が枯れています。末端の枝でも同様な現象がみられます。 枯れている枝は散在しています。
このサイトでもたびたび質疑されているように(過去データの検索)、西日の影響が大きいとのことでしたので、ヒメシャラの周囲に1.5m高の柘植を植えて西日から根を保護しているつもりです。上部は西日がまともにあたります。次のことを教えてください。

ヒメシャラに悪い影響を及ぼす日光は、ヒメシャラの根に対してですか、それとも枝葉に対してでしょうか?

cat 2008/06/24(火) 11:45:22
幹・枝・葉については温度上昇、根については土壌温度の上昇や土壌の乾燥という形で悪影響を及ぼす可能性が考えられます。

【北陸】 2008/06/24(火) 20:20:13
我が家のヤマボウシにも西日ががんがん当たります。
ヤマボウシに関しても「西日は避ける」ことが求められるコメント
が多いです。
わたしも、移植1年目には、根本に枯れ草を敷いたり、葉水をやっ
たりしました。
根本ががんがんやられると、移植すぐの根に被害が出ることが怖か
ったです。
また、葉が不十分なときに、横から来る日差しで、幹に直射日光と
いうのもまずいかな?と思いました。
現在は、花壇にバラやら、イチゴやら時々の花などがあるせいか、
別段「西日のせいで」という感じはしません。西に向かってどんど
ん枝葉が伸びていきます。太平洋の島の木は朝から太陽が当たって
も大きくなっているわけで、枝葉にはあまり影響はないのではない
かと思いますが。
移植すぐで、なれないときに、無防備な横からの日差し、根回りが
不十分なときの株元への直射だけ避けられれば何とかなるのでは?
鉢植えのホウセンカも移植すぐの裸同然の鉢の上に直射日光が当た
る環境では全滅しました。
報告ということで。

cat 2008/06/25(水) 12:01:19
ヒメシャラは「太平洋の島の木」ではなくて、明るい雑木林の中などに自生する樹種なので、強い直射日光が苦手なのは間違いないです。

さくら 【関東】 2008/06/25(水) 12:46:28
私のような若輩者が書くのは失礼かと思いましたが我が家のシャラも同じような環境にあったので参考になればと思い書かせていただきますね。
我が家のシャラは、今4〜5mの樹高です。
自宅北西の角に地植えしています。ので水は全くあげていません。
植えた当初は、西側が空き地でしたので西日の直射日光が強烈で夏を迎え秋になる頃には日が当たる部分(上部)はすべて焼けてしまいかなり弱っていました。枝もひょろひょろとしてました。日よけをしたこともありました。
数年後、西側に3Fの住宅が建ったことでその場所は1日1〜2時間の直射日光であとは明るい日陰となりましたが断然今の方が状態がいいです。
…ということはやはり、明るい日陰が好きなのだと思います。
今は、白いたくさんの花を咲かせシュートもぐんぐん伸びています。
何かの参考になればと思い書かせていただきました。
古茶さんのシャラがすくすく育ってくれることを願っています。

キャサリン・モーリー狂 【九州】 2008/06/25(水) 18:50:36
西日の植物に対する影響を、地上部と根で分けて考えることは困難ではないでしょうか。
catさん、久さん、さくらさんのレスはその意味で非常に参考になると思いますよ。

真昼の光線と比べると夕方の太陽高度は低いために(空気の層を長く通るために)
青の領域の光が吸収され、赤色寄りの光の影響を受けることも考えられますが、
一番外側(直射日光を受ける)の葉と、それよりも内側の、むしろ散乱光を受けている部分の葉では
葉一枚あたりの光の影響は一様ではないと思います。
赤色寄りの光の影響を問題にするなら、朝日もそうですし、ね。
朝日と西日との違いといえば、気温・地温の上昇や乾燥といったところが思い浮かびますが、
むしろこういう環境的なストレス下で強い光に晒されることが、シャラのような雑木林に生育する樹種にとっては
よくないということだと思います。

【北陸】 2008/06/27(金) 06:38:13
申し訳ありません。
ヒメシャラをもっていなくて、ヒメシャラについてあまり知ら
ないのに偉そうでした。
こんな素人の私に、
「散水は葉水。幹にも十分かけて。」とこの掲示板でも、業者
さんにもご指導いただきまして、植えた初年度は頻繁に、やっ
ていました。これって、日焼け対策ですよね?
毎夕ではなかったですが、確かに「葉水」(雨のように木の上
へ水を撒く)をしました。(今も。)
年々横着にはなっているのですが、木の方も適応するのではな
いかと思うのですが。
「西日に弱い」。
「西日の当たる庭には植えてはいけない」のではなく、
葉に傷みが感じられたら、葉水を撒くとか、水やりを増やすと
か、遮光するとか、対策が必要だ。ということだと思います。
それも、私のように年々横着をしても、環境に木が合わせるこ
ともあるようです。移植一年目とか、根をいじったとか、木が
弱くなると痛みやすいのはもちろんです。逆に、庭をおこさず
に10年も放置することがあっても、木は弱くなるでしょう。
私も早く、「木が苦しんでいる」のがわかり、適切に援護でき
るようになりたいものだと思っています。(時には、壊れない
程度にいじめることも大切だと思うのですが。)

cat 2008/06/27(金) 12:12:10
日中の葉水はまずいです。
水滴がレンズの作用をして、反って葉を痛めます。

【北陸】 2008/06/28(土) 00:30:47
「毎夕ではなかったですが」と主に夕方のつもりで書いたの
ですが、誤解を招いたのでしたらごめんなさい。

古茶 2008/06/29(日) 09:49:27
みなさん;たいへん有益なコメントありがとうございました。
根にも、枝葉にも、西日の直射は有害であるとの理解に至りました。

初回に書いたように、根元はは四囲にツゲを植えて遮光しているつもりです。尾根の西側斜面に庭があり、枝葉への西日は日没まで射します。遮光してくれるビルも建ちそうにないので(さくらさん、ラッキーでしたね)、対策に悩んでいます。とりあえず、ヒメシャラの西側に、生長の速いシマトネリコを植えていますが、ドロナワ式では、遮光効果が薄いかもしれません。適切な遮光の方法がありましたら、教えてください。

cat 2008/06/29(日) 18:15:13
寒冷紗を張ったり、ヨシズを使ったりして午後からは直射日光が当たらないようにするのがよいでしょう。

植木屋 園主 [URL:http://members.aol.com/Oujien/] 2008/06/29(日) 18:49:10
こんちは〜♪
西日に対する影響盛り上がってますね、私からもチョコッとだけ(^^ゞ
先ずヒメシャラ1.5mから2.5mにも育っているのならそう問題も無いと思いますよ♪
ヒメシャラの移植後の生育は根と上部の枝葉との伸張具合を比べると
枝葉は一時期よく茂りますがその割に根の生育があまり良くありません!
(荒く太い根が移植により切られていてその先から出てくる根は細根となり日照りなどに弱い面がある)
そのために茂り過ぎた枝葉が枯れ込む様な現象をきたします
(根からの水分補給が足りない結果では?と考えています)
この状態が最悪だと枯れ込みが深くまで進行するという事です
この場合の根に対する防御はやはり適宜の散水で補うなどで対処!
かといって毎日散水などの過湿状態は禁物です!

西日については確かに移植したてに、強い西日は樹木にとっては良い事は無いと思います
これは今までの生産地で育っていた日照方向(木の方向)にしても違いますし
葉に当たる日照量に角度もまるで違う結果で葉焼け(陽焼け)がでます
それに移植と云う事で剪定などしますから余計に今までより陽が当たると言う事になり弱い葉は焼ける結果が出るのだと思います
でもこれは殆ど全ての国内産の樹種なら多かれ少なかれ当てはまりますね

皆さん仰せのように根元付近の遮光とともに葉水とかで補い
西側の枝葉は遮光を兼ねてなるべく残し、散水頻度も徐々に減らすなどで環境に早く馴染ませるのが好いかと思います
先ずは今回の場合は最初の試練を乗り越えたと言うことではないでしょうか?

ついでに・・・
苗の時からなら根元まで西日ガンガン当たる畑でも4mでも立派に生産は出来てます
決して西側が生育が悪い事は無いようですよ(^_^;


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