植物活性剤でバラの病気が治まるか

[園芸相談センター]の過去ログです

猪飼 靖 (いのこ) 【近畿】 2008/06/19(木) 17:51:18
いのこ(関西)と申します。この2年間バラの黒点病に悩んでおります。3日に一度薬剤散布しておりますが十分には治まりません。「植物活性剤」のページには魅力的な記事が多く見られますが、それらの背景・根拠がよく判りません。
 病気に耐える体力をつける植物活性剤とはどのような働きをするのでしょうか(情緒的な能書きでなく)。どんなものが有効でしょうか。お教えくださいませ。
 

72老 【九州】 2008/06/19(木) 18:40:52
猪飼さん
 今日は
 > 黒点病(黒星病かも)が発生し3日に1度薬剤散布している。とのことですが、
 1 その薬剤名をお知らせ下さい。
 2 鉢植えでしょうか、それとも露地栽培でしょうか?
 3 鉢植えの場合、植え替え(培養土の更新)をしていますでしょうか? 
 4 露地植の場合で、植え付け後何年経過していますでしょうか?
 5 黒星病は土壌中に常在する病菌が降雨時に跳ね返り等により感染するとのことです。
 跳ね返りを避けるために、マルチングをしていますでしょうか?

 「植物活性剤」は各種ありますが、殆どの場合、何れも成分の詳しい表記が見られません。
 「微量要素入り」と記載されているので、ミネラル分が不足する場合には有効なのでしょうが、実効性については、私には分かりません。
 露地植をしている私の場合、(アースグロウ)を地表に散布しています。その後、黒星病は殆どありません。 

えみちゃん 2008/06/19(木) 19:52:36
内容が公開されているものもありますね。

http://www.rakuten.ne.jp/gold/watashi/proof.html

黒点病ですが、なにもせず、放置というやり方をしている人もいます。

”バラの診察室”の著者の真島康雄さんです。 P145.

あまり普通ではないやり方ですが・・・。

いのこ(関西) 2008/06/19(木) 20:32:34
いのこ(関西)です。早速のご応答ありがとうございます。状況のご説明が不十分でした。追加説明します。バラは地植え(4年経過 5株)です。薬剤はサプロール、オーソサイド、ベンレート、ダコニールほかを代わる代わる使っています。マルティングは十分にしているつもりです(刈り取った芝)。それぞれの株からは、3月以降にベイサルシュートだけで3本以上出ており、樹勢は十分と考えております。お教えください。

n'Guin 【東北】 2008/06/19(木) 22:05:34
猪飼 靖 (いのこ)さん

まるで、私のかつてをみているようです。

私は石灰硫黄合剤の塗布(筆塗り)で脱することができました。
今年は、石灰硫黄合剤を除くと、3回の散布+ミニバラへの
市販スプレーだけで、黒点病については、かかった葉の除去
だけです。 順調に2番花のつぼみがつき、青々とした葉っぱが
ついています。

石灰硫黄合剤は適応外使用になるので、是非を巡って意見があると
思います。 下の過去ログをごらんください。
http://botany.cool.ne.jp/wwwlng.cgi?print+200802/08020074.txt

石灰硫黄合剤は、使い方を間違うと、周囲の迷惑になったり、
散布者の健康被害を生じたりします。 使い方さえ間違わねば、
何ら問題ないと考えています。 実際、隣の住人から、
使用を依頼されています。 (バラがよく咲くようになったので)
私の場合は、隣のバラの管理もできるようになったので、自分の庭の
病気も減って、助かっています。

参考にならないかもしれませんが、書き込みました。

n'Guin 2008/06/19(木) 22:07:55
いのこ(関西)さん

追伸です。

植物活性剤ですが、統計学的な効果判定がなされているものを
私は知りません。 安全性試験も同様です。
よって、私は使用していません。 でも、それにたよらなくても
黒点病を克服できた1例として書き込みました。

72老 【九州】 2008/06/20(金) 11:25:20
  いのこさん 今日は
 質問しておきながら回答が遅くなって申し訳ありません。
 私が書き込みしようと考えたことの殆どは、n'Guin 様が回答してくださり、私と同意見なので、そちらに譲ります。

 毎年12月から3月上旬にかけて約3週間おきに3回、10ばい8ばい5ばいの石灰硫黄合剤を散布又は噴霧します。
 噴霧すれば飛び散りますので、それが出来ない所には、刷毛塗りをしています。これは簡単ではありませんが・・・・

いのこ(関西) 2008/06/20(金) 21:05:31
[[解決]]
貴重なご意見をいくつも頂きました。有難うございます。石灰硫黄合剤を強く試してみることにします。
 ところでこの掲示板では植物活力剤について考え方・取り組みが少ないようです。いずれ皆様もお取り組みくださることを願っております。植物に必要なものは日光・水・肥料(3種)のほかに土壌のPh・通気性なども重要な要素のはずですから。

hanabi 【関東】 2008/06/24(火) 11:05:38
解決済みですので、もうご覧になられていないかもしれませんが、活力剤については過去のページを検索するとたくさん出てきます。
http://botany.cool.ne.jp/wwwlngb.cgi?print+200803/08030067.txt
これ以外にもありますので、検索してみてください。

植物栽培の経験が長い栽培者ほど活力剤に頼らず、それよりも基本的な事柄に重点を置けば(お書きの日光・水・肥料)、植物はうまく育つとの見解だと思います。私もそのように思います。たぶん、みなさん試した上で、活力剤にそんなに目に見える効果が得られなかったと言うのが実情だと思いますよ。

特に鉢栽培においては、土が限られていますので、水遣りとともに肥料分や微量元素も抜けていってしまうためクロロシスなどが起こりやすいので、それを補う意味で活力剤を使用します。特に、1番〜2番花の頃に、ほっておくとクロロシスになる事があります。
また、真夏の肥料をあげられない時期でも活力剤は使えますので、夏にも花を咲かせようとする四季咲きのお調子者には、秋に息切れさせないために活力剤を使うことがあります。ただ、地植えでとのことなので、クロロシスなどの症状が見られなければ、特に必要ないかと思います。

木がきちんと育ち、体力をある程度持つようになると病気に強くなりますが、黒点病は株の周りの環境、剪定方法や感染前の予防、感染後の早期治療が重要であるため、活力剤での治療は出来ません。
間接的に、いのこさんがお望みの効果はある程度得られますが(株を丈夫に保つなど)、直接的な治療と言う意味では、今現在発売されている活力剤の中ではないでしょう。また、うどんこ病に関しては、株の充実により徐々にかからなくなりますが、黒点病は充実に関係なく、手入れの有無によって、あるいは品種によってかかりやすい病気です。

ハイポネックスから発売された、納豆菌を利用したうどんこ病予防薬はかなり期待していますが、野菜などの適用だけでバラに適用していないのは残念です。
質問の意図と違った回答しか得られなかったのは、自分も含めみなさん、黒点病は活力剤でどうにかするもの、と考えていないからですね。


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