ゆり球根の掘り上げと植え込みについて

[園芸相談センター]の過去ログです

シンジ 【関東】 2008/04/27(日) 08:55:10
ゆりが好きなもんで、数種類(カサブランカ、すかしユリ等)を20本ほど10年以上植えています。 毎年、茎が枯れる11月に掘り上げて細かな網の袋にバーミキュライト等を入れて物置で冬越しさせています。 植付け場所には、球根を掘り上げた後、化成肥料・米ぬか・鶏糞を入れて、よく耕しています。 又、花が咲き終わったところで、花のすぐ下を切って実が大きくならないようにしています。 茎が枯れるまで化成肥料を追肥もしています。
以上のように、管理は、それなりに気を使っていますが、3から4年たつと球根がだんだん小さくなりなくなって枯れてしまいます。 球根を、もう少し長い期間花を咲かせる方法はあるのでしょうか。

日当たりは良く1日中あたっています。 水はけも良いです。

cactus 2008/04/27(日) 10:08:16
ユリの栽培を10年以上もされているので、栽培管理に関しては助言は
必要はないと思います。ちょっと思ったのですが、茎が枯れて堀上げる
まで何もされていないようですから、その間に十分に球根が肥大してい
ないので小さくなるのではないでしょうか。
どんな植物でも開花をするには想像以上の体力が必要で、長く開花をさ
せる事で球根内の養分が花に伝わってしまうはずです。茎も枯れるまで
球根から養分が伝わっていますから、花が枯れたら直ぐに切ってしまう
とか、花が終わる少し前に茎を切ってしまうと堀上げまでに球根も肥大
するのではと思います。
開花を長くするだけで球根の肥大も小さくなり、来年の開花を考えるな
ら少しでも肥大をさせる事を考えられてはどうでしょうか。

我家でも数日中にサボテンと多肉植物の植替えをしますが、どうしても
開花時期と植替え時期が重なってしまいます。サボテン達には申し訳な
いのですが、ダメージを少なくするために開花前の蕾は植替え時に取り
除いています。球根の場合とは違いますが、肥大させたりダメージを小
さくする事に関しては同じ事と思います。

たちつ 【近畿】 2008/04/27(日) 11:44:34

畑植えですね。

まず、余分な手間隙をかけすぎ。
次にユリの性質が判っていない。
かえって、草ぼうぼうのほったらかしの方が良い。・・・推奨。

>毎年、茎が枯れる11月に掘り上げて細かな網の袋にバーミキュライト等を入れて物置で冬越しさせています。 
1)堀上保存すること事態が間違い。
2)細かな網の袋で保存することも間違い。
3)網の袋にバーミキュライトと資材の組み合わせも間違い。
4)堀上目的がで冬越しさせる も間違い。
5)球根を掘り上げた後、化成肥料を撒くも間違い。
6)花が咲き終わったところで、花のすぐ下を切って実が大きくならないようにしています。 の意味に勘違いがあるように思う。結果的には効果はある。
7)茎が枯れるまで化成肥料を追肥もしています。化成肥料・米ぬか・鶏糞を入れて、よく耕しています。 肥料の与えすぎとムラが見受けられます。

堀上は、秋の植え替え時のみにし、直ちに植えます。
ユリの球根は、球根ではなく根と思い込むべし。チューリップや水仙のように、硬い鬼皮がない。この鬼皮は、防菌と保湿の役割をしています。従って、ほりあげると無防備になります。殺菌し、適湿管理が必要です。保管するのなら、木箱の 冷凍(経験が必要)・冷蔵保管。 ネット使用は、わざわざと弱らせる為に成せる技。
ユリは、秋植え球根ですから、ほりあげて冬越しする必要がない。例え土が凍結しても。冬には強い。 
初夏の花でありながら、夏の高温直射日光に弱い。透かしユリなどは強いですが、山百合(カサブランカ)や鹿の子ユリは弱い。特に、株元を高温乾燥から守るために、厚くマルチングをしたほうが望ましい。極端に言えば、冬に日当たりガンガンの夏は日陰管理。

球根は、花が咲けば分球しやすくなります。球根を大きくしたければ、蕾が確認されれば、蕾を取る。尤も、球根直径2-3cmもあれば十分に花は咲きます。花数は球根の大きさに比例する。

ユリの球根は、全てウイルスを保菌しているといわれます。従って、砂を混ぜるとか腐葉土を混ぜる。と良い。肥料よりも、殺菌剤を植え付け時とか毎月一回とか、堀上時(浸け込む)に潅水したほうが良い。
できれば、連作障害防止に、植え付け場所を変えるとか。

>3から4年たつと球根がだんだん小さくなりなくなって枯れてしまいます。
球根とはそのようなものです。しかし親は消滅しても、世代交代して、数は増えますから、株数は、増えすぎます。植え替えるたびに、3-7倍以上に増える。

>球根を、もう少し長い期間花を咲かせる方法はあるのでしょうか。
花持ち期間の問題と解釈して。
蕾が大きく膨らみ出せば、日除け・雨よけ・風除けをして、涼しくする。蕾が付けば、日当たりは必要ない。明るければよい。鉢植えなら、土の保湿管理が要注意。過湿防止なら、土より、砂と腐葉土に植えるのが無難かも。保湿加減は、砂の粒子で調節。
おしべのヤク花粉袋をとる。(花粉で花が汚れる。)
筒ユリなら、雨風や施肥過多で花筒が裂ける。
山百合などは、施肥過多で、異常多花開花になる。 ユリにしてもアヤメにしても、品性・花姿が大切です。

ユリ栽培は、落葉樹の木陰が無難。品種により、日当たり地・強い陽射し・弱い日差し・短時間陽射しなどかなりうるさいものがある。

肥料は要らない。雨水と腐葉土が一番の肥料。殺菌剤が栄養剤と極端に割り切る。蕾が確認されれば、殺虫剤。球根植物は、年に一回しか咲かない。花の観賞期間は10日前後で、残り350日は雑用。しかも、花数も少ない。従って、一花といえども、花の犠牲をも許されない。
球根も高価です。従って、株数の増加はあっても、減少することは、もってのほかである。まして、消滅することは絶対に堪忍できないものです。

このようなものと考えています。


n'Guin 2008/04/27(日) 17:32:51
シンジさん

http://yasashi.info/yu_00001g.htm に情報があります。
毎年、球根をほりあげ保存することは、良いやり方では
ないようです。 少なくても数年は植えっぱなしが良いようです。

また、カサブランカは、あまり日当たりが良すぎると、弱ります。
半日陰のほうが調子がよいようです。

我が家の場合、直射日光が当たるのは午前中の3〜4時間だけですが、
どんどん大きな花を咲かせるようになってきています。

また、肥料も多すぎるような気がいたします。 我が家では、
花後の有機肥料のみです。 肥料は、人間の栄養にたとえれば、
塩分ですから、多すぎると害になります。

ご参考になれば、幸いです。

ぽー 【関東】 2008/04/27(日) 18:14:10
こんにちは。
カサブランカについてしかわかりませんが、たちつさん、n'Guin さんがお書きのように、夏場の株元の乾燥と、花後の肥料、毎年掘り上げ保存・・・というあたりに問題があるような気がします。

カサブランカは日本の山百合の血をひいていますが、山百合は雑木林の端っこのあたりによく生息します。葉っぱは日に当たるけれど、株元は雑草などに覆われて乾燥しにくい、そういう環境です。
なので、日当たりのいい場所に植えるときは、根元をマルチングしてやって乾燥させないほうがいいです。

花後の肥料は、地植えの場合はよくわかりませんが、土に腐葉土など混ぜて肥沃にしてあれば、鉢植えほどたくさんは必要ないでしょうね。
化成肥料をやるとすれば、どんなタイプのを使ってますか?
花用の化成肥料は花を咲かせるためにリン(P)多めになっていますが、球根の肥培にはカリ(K)多めのものが適しています。
うちではカサブランカには、ハイポネックス微粉(N:P:K=6.5:6:19)をときどき施しています。

また、地植えの場合は数年くらいは植えっぱなしでいいみたいですよ。
あんまり何年も同じ場所だと、連作障害が出ますけど。
掘り上げる場合も、越冬させる必要はなく、たちつさんがお書きのように掘り上げたらすぐ植え付けるのがセオリーだと思います。

うちは鉢植えなので、土を新しくするために毎年掘り上げますが、その場で殺菌剤に漬け(ウイルス対策のため)、それを風干ししたら、すぐに植えつけます。掘り上げてから植え付けまで数時間の作業です。

そういうふうにやっても、鉢植えだと、なかなか球根を太らせることができません。地植えできる人はうらやましいなあといつも思っています。
どうか頑張って、毎年花を楽しんでくださいね♪

リトっぷ 【九州】 2008/04/27(日) 19:08:08
こんばんは、諸説ある様ですが…
『何年かすると〜云々』よりすると
皆さん言われる

>できれば、連作障害防止に、植え付け場所を変えるとか。

連作障害しか思いつきません。後はユリはタネから4年,ムカゴや鱗茎挿しから2〜3年で開花に至ります。私は鹿の子百合の実生2年目です。鱗茎による世代交代も考えられます。(地下の脇にムカゴが発生する)
主に下根は支える役目と補助的な役割を行い地上部分が展開始めると同時に上根が張り出し養分の吸収を行います。ユリの切り花農家は芽出し肥を少量与えた後は無肥料栽培で出荷後にカリ分主体の肥培を行い結果この肥料が来年の花芽数を決める様です。
どこかのサイトでユリの切り花農家の肥培管理と言う内容で読んだ記憶があります。

りっこ 【関東】 2008/04/27(日) 19:23:04
当方も6球植えっぱなしです。花後は燐酸系の肥料をパラパラとまく程度であとはほったらかしです。今も支柱に枯れた茎がついていました。(なんで竹があるのか疑問でしたが)現在50cm程成長しています。カサブランカの茎に比較してひときわ細いのが5本くらいでていました。てっきり分球かと思ったらユリがあるのを思い出しました。今年で4年目のカサブランカは毎年花が大ききなるようです。(花径は20cmほどになります)今年は別に32cmの大玉を植えてみました。現在中で分球したのかわかりませんが2本芽が12cmほどでています。茎径は2cmほどあり、他のカサブランカが1.5cmほどなのでひとまわりほど太いです。やはり皆さんがおっしゃるように堀上げる必要はないように思います。栽培環境も日当たりガンガンではなくむしろ半日陰の場所です。開花時には茎高2m近くになり毎年近くのトマトと背丈を競っているようです。

のら 【北陸】 [URL:http://hey.asablo.jp/blog/] 2008/04/27(日) 20:28:52
こんにちは。シンジさんはユリが好きなんですね。一連の作業に思いやりが感じられます。
3・4年で球根がだんだん小さくなるとのことですが、日当たりりがよすぎてユリにとっては厳しい環境かもしれませんので、今年の植替えは秋に掘り上げたら保存せずにすぐに今までの植え場所より日照の少ない(具体的には3・4時間程度日のあたる)場所に植えつけてみたらどうでしょうか。
私もユリが好きで、昨春植えつけた5球のカサブランカの花が咲いたあとは肥料もやらずに植えっぱなしで年を越し、球根の肥大をあまり期待していませんでしたが、今年は去年よりも太い芽を8本も出しています。
ユリの球根を掘り上げて保存してるうちに衰えてしまう話は良く聞きますので、培地を整えたらすぐ植え込むことで今回の問題もクリアできるかもしれません。

リトっぷ 【九州】 2008/04/27(日) 22:14:19
こんばんは、御参考までに…

http://kagetsusou.fc2web.com/PRANT.files/lily.files/lilyjoy.files/Lpoint.html

毎年植え替える必要は無いが2〜3年で連作障害etc…

シンジ 【関東】 2008/04/28(月) 05:36:33
いろいろとありがとうございました。 だいぶ間違った方法で栽培していたようです。 皆さんのご意見を参考にさせて頂き、来年は立派な花を咲かせて見たいと思います。

ぽー 2008/04/28(月) 06:55:02
たくさんアドバイスがいただけて、よかったですね。
よければ返信欄の下にある「解決」チェックをお願いします。
管理人さんが喜びますので。(^-^)

シンジ 2008/04/28(月) 21:07:03
[[解決]]
解決チェックを忘れました。


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