バラ枝の切り口の樹液対策
まゆ
【九州】
2008/03/12(水) 22:39:25
福岡県在住の者です。
我家のバラも、数日前から、昨年・一昨年購入した大苗のバラの切り口から透明の樹液がでだし、乾燥して枝に白く付着しています。
最近暖かくなったから活動を始めだしたのかなと単純に考えておりましたら、ちょうど同じ体験をされた方からの質問を拝見し、心配になり質問させていただくことにしました。
購入後すぐ、8号サイズの鉢に植え、それからは植え替えをしないままです。剪定したのは、2月初旬でした。
今現在、R.ひろき様のお話通りの状況です。(苗が若く、植え替えをしなかった場合に、上記のご経験があるというお話)
上記をふまえて、R.ひろき様のお話のように、少し水やりを控え様子を見たいと思いますが、ここで質問です。
乾燥して枝に付着した樹液は、病気のことも考えて、ふき取ったほうがよろしいのでしょうか?
それと、まだ樹液がでている状態で、新しい土へ植え替えをするのはもってのほかでしょうか?
まだまだ勉強不足のため申し訳ありませんが、もし経験等ございましたら、お話をお聞かせ下さい。
りっこ
【関東】
2008/03/12(水) 23:12:57
バラの剪定での樹液の流出経験はありませんが果樹などではあります。昨年暖冬のせいか3品種の桃の新苗の上部カット時猛烈な勢いで樹液が出たことがあります(植え付け時に購入育苗店にカット時期の確認をしたら3月上旬ころにして下さいといわれたのでおかしいと思いましたが通常なら12月頃にカットすべきなのに3月に入ってからカットしたため)。西王母という品種が一番樹液がでました。半分諦めましたがその後回復し現在2mほどになり花芽もみえています。人間でいうと樹液が固まったのは出血時のかさぶたのようなものです。これを取り除くと又樹液がながれることがありますのでそのままのほうがいいと思います。現状での植え替えは木に負担がかかりますので控えたほうが賢明でしょう。
コリー
【東海】
2008/03/13(木) 00:17:32
悩ましいですよね。
樹液もれ。
枯れこみの原因になるから。
切り口を焼いてください。
そのあと癒合剤で蓋するか、
瞬間接着剤で固めれば万全。
R・ひろき
【関東】
2008/03/13(木) 07:53:27
こんにちは。
>乾燥して枝に付着した樹液は、病気のことも考えて、ふき取ったほうがよろしいのでしょうか?
樹液は拭いても拭かなくても、次々に漏れてくるのであまり変わらなかったです。
枝が5o近く黒く腐ってきた時点で、少しずつ切り戻しました。
>それと、まだ樹液がでている状態で、新しい土へ植え替えをするのはもってのほかでしょうか?
植え替えですが、一週間以上樹液が漏れた状態でやっても駄目でした。
その時点ですでに力を使い果たしていた(弱り切っていた)と思われます。
漏れだしてすぐにちょっと根をいじったときは、いちおう止まりましたが、根をいじったおかげかどうかはわかりません。そのときも植え替えまではしていません。福岡ですと、植え替えにはちょっと暖かくなりすぎているように思います。
酷い漏れ方でなければ、癒合剤でなんとかなる場合もあります。
水を控えるという方法のほかに、鉢や地面が温まらないようにするという方法もありますが、即効性はないです。
ロウなどを垂らして蓋をしても、それが浮いて持ち上がるほど漏れる場合は、樹液が止まって葉が展開したあともしばらく調子が悪いので、様子を見ながら、微量元素入りなどの葉面散布剤などを吹いて養生しました。
来年のためにですが、バラの剪定は2月といわれますが、鉢の場合は土の全替をした場合のことです。
鉢の土の一部しか替えなかったり、鉢替をしていないときは、1月始めくらいまでに切っておくと樹液漏れがほとんどありませんでした。
木を植える人
2008/03/13(木) 09:36:26
どうも植え替えしないから樹液が出るという理解になってるような気がするんですが・・・?
バラだけでなく樹木の切り口から樹液が出るのは剪定に不適な時期に切っているからではないですか?
例えばカエデ類は年明けから樹液が動くので剪定は年内にやります。
バラの場合は杓子定規にいついつやりましょうと指導されている感がありますが、温暖化のこともありますし、個々の状況に応じて対処しなくてはならないのかもしれません。
樹液が漏れてしまう→樹液が動き始める時期までに切り口が塞がっていない
ということで、切る時期を早めることで対処できるのでは?(今回の相談の答えにはなっていないですが)
自分のところは南関東ですがここ数年は2月に入ってからでは遅いように感じています。芽の良し悪しがだいたいわかるようになればなるべく早めに切った方が良いのではないでしょうか?
植え替えしないから樹液が出るのではないのは地植えのものも同時に観察すればわかることでしょう。
植え替えしない→根の成長にロスがない→樹液が早く動き出す
これを考えると植え替え(するなら)と同時に剪定というのが良いように思います。根が張り樹液が動きだすころには切り口も落ち着いているでしょう。他の樹木と同じです。バラだけが特別ということはありません。
のぎ
【関東】
2008/03/13(木) 11:39:20
木を植える人さん同様、植えかえたかどうかによって樹液云々は
あまり関係ないように私も思います。
大苗で購入した株(11月着)のものは、もちろん届いてすぐ植えつけ
をしますが、その株もまた春先に樹液がでるという事がありましたので。
この件に関してなにか法則のようなモノを付けるとしたら、株が若く
枝が充実しきっていない若い株で起こりやすいという部分だけでは
ないかと思いました。あと、深く剪定したものも、起こりやすいように
思います。ただ、全部のバラに当てはまるかと言うとそうでもなく、
同じように育てていても平気なものもあります。
冬の剪定で、いったんは切り口が乾燥して白くなっていても、春の
活動と同時に樹液が出てくるものもあります。癒合剤を突き破って。
一応、あまり不安になってもしょうがないので、我が家の場合は、
樹液が春に出たものに関しても、現在も現役で元気です。液漏れは
無理になにかをしようとしなくても、そのうち止まりました。
(噴火するように、すごくたくさん樹液が漏れましたが…)
枯れこみは樹液がでた切り口からすぐ下の新芽の部分で止まり、
たしか、新芽が伸び葉が展開した頃には止まっていました。
かつ
【関東】
2008/03/13(木) 12:32:05
私のところでは一鉢だけ、切断面が盛り上がっているバラがあります。
(和音)
剪定が遅かったのですが、それでも、もう3週間ほどたちました。
枯れはないみたいなんですが、心配になってきました。
ところで、樹液とはなんでしょう。導管を通る水ですか?
それとも細胞間隙液?
うちの場合、ゆっくりと盛り上がってきているのですが、
どっちか検討がつきませんが、水だったらもう止まっても
良さそうな印象があります。
R・ひろき
【関東】
2008/03/13(木) 13:38:15
こんにちは。
質問者さんの質問からちょっとはずれるので、どうしようかと思ったのですが……庭により違うこともあると思うので、うちの庭の経験談を書きます。うちは関東中央やや南よりの平野部です。
質問者さんが鉢植えでしたので、地植の話は書かなかったですが、地植のほうでも、2月に切ると樹液漏れするバラがあります。
比較的元気の良い株に出てきます。
鉢替と樹液漏れ、株の若さの関係は、庭により違うとは思いますが……
・鉢替しなかった若い株に出ることがある。
・鉢替していた若い株には出ないことが多い。
・若い株といっても、枝は充実している。
・大苗では出たことがない。
・地植も若い株、元気な株に出る。
・鉢替も、早くに行うと樹液漏れする株がある。
というようなことだったのです。
また、私が樹液漏れというときは、少し漏れる程度ではなく、木に影響があるくらい漏れ続けるものを指しています。
しばらくすれば止まるようなものではないです。
>どうも植え替えしないから樹液が出るという理解になってるような気がするんですが・・・?
正確には(うちの庭ですが)、12月以降に鉢替しておけば、若い株であっても2月剪定しても出ない、という理解、というより実態(@うちの庭)なのです。
ここのところは、本当にこうなっているので、違うといわれても困ってしまうのですが……。
次に、剪定時期ですが、1月初旬までに切りますと、5月15日が満開日になります。
2月に切りますと、10日ほど遅れます。5月20日前後です。
剪定無しですと、5月10日くらいです。
・12月末〜1月初旬までに切ると若い株でも鉢替しない株、地植でも樹液漏れが出ない。
ただし、5月15日満開になり、少し早い。
→庭全体の剪定日は動かさない。
・→2月に剪定するため、12月以降に全部鉢替しておくと若い株でも出ない。
→地植で漏れる株は特定できているので、それは正月頃に切る。
というような対策になっています。
2月剪定が不適切な時期かというと、現在200くらいある株のうちの数株が鉢替しないときに樹液漏れする程度ですから、剪定時期自体が不適切とは考えていません。
これが、全株樹液漏れする、という事態でしたら、明らかに栽培方法として剪定時期が不適切であると思います。他の樹木ではこのようなものがあると思います。
それで、回答としては、
> 来年のためにですが、バラの剪定は2月といわれますが、鉢の場合は土の全替をした場合のことです。
> 鉢の土の一部しか替えなかったり、鉢替をしていないときは、1月始めくらいまでに切っておくと樹液漏れがほとんどありませんでした。
この範囲かと思いました。
温暖化についてですが、その場所にもよりますが、関東でも3月近くに切っても問題無い場所もありますから、その庭で考えればいいことではないかと思います。
たとえば、うちの庭で植え替えと同時に剪定をしますと、冬の間の寒さで切り口が傷みます。樹液で傷むのと同じくらい傷むこともあるので、植え替えと同時に剪定は無理です。これも、旧来の植え付け後しばらくして剪定という栽培方法を変えるほどのことでもありません、というより、変えない方が良かったです。(うちの庭の場合)
この樹液の件、同じ県に住む人にさりげなく聞いてみても、2月下旬くらいの剪定で、枯れるほど困ったという話は聞きません。
うちも枯れるとはいっても、のべ数百本中の2本、あまり気にしなくてもいい位なのかもしれませんが、毎年、同じようなご相談があるので、剪定時期の変更という大幅な栽培方法の変更ではなく、解決策としては、個別に早めに剪定するか、一律に剪定するときは鉢替をしておくと出ないという経験談を書きました。
>樹液が漏れてしまう→樹液が動き始める時期までに切り口が塞がっていない
これもいろいろ切ってみましたが、12月に切っても、3月の今頃になって、そこから樹液がしみ出すこともあります。
切り口がカルスで覆われるほど時間が経てば大丈夫ですが、12月に切っても3月までにそこまで塞がりません。
そのため、12月に切れば大丈夫かというとそういうことでもないです。
本当に安全を取るなら、危ない株については、剪定時期をずらすだけではなく、その他の手段(鉢替、元肥入れ、涼しい場所に置く)などを併用したほうが安全ですね。
まゆ
2008/03/13(木) 17:54:55
[[解決]]
様々な経験談を踏まえたご返答をいただきありがとうございました。
癒合剤が手元に無い為、本日午前中に、樹液が出ている苗の切り口を蝋をたらす・焼きのどちらもひとまず試してみました。先ほど切り口を確認しましたが、やはり樹液は出続けていました。残念です。
これも勉強と思い、もうしばらく様子を見ていきたいと思います。
皆様からいただいたお話は、これからのバラの栽培におおいに励みになりました。ありがとうございます。
園芸相談掲示板@園芸相談センター