蘭鉢の穴について

[園芸相談センター]の過去ログです

多肉好き 【関東】 2008/02/05(火) 23:06:26
多肉植物が好きで育てています。
根が温まりやすそうな、胴長のプラ鉢を求めていますが、気に入った形状の物は大体蘭鉢で、決まって横に穴が開いています。

蘭は育てたことがないのですが、なぜ蘭鉢は穴が開いているものが多いのでしょうか?どんな長所がありますか?排水??

また、多肉植物に用いた場合気をつけることはありますか?
長所・短所を考えて、使うべきかどうかなど、御教授下さい。
宜しくお願い致します。

リトっぷ 【九州】 2008/02/05(火) 23:50:20
こんばんは、多肉植物と言っても多々有りますので…
しかし多肉植物もランも用土が乾き易い方が適しているのは共通していると思います。しかし、セダムの様な根が深く張らないタイプに腰高鉢を使用しても無駄ですし用土が多い分乾きにくくなり徒長(ヒョロヒョロ)してしまいます。一方,ハオルチアやガステリア等のユリ科の多肉は太い根を真下に向かって伸ばす『直根性』の多肉ですし…サボテンでもアストロフィツム等は地下茎を持つので深い鉢が良いかもしれません。蘭鉢は蘭の鑑賞目的でその様な形状になっただけでお見掛けになった蘭鉢は何を植えても自由でしょうけどシンビジウムやデンドロビウム等が一般的かと思います。(私は直根性の多年草を植えてます)
ちなみに、メセン(コノフィツムやリトープス)等は案外根が深く私は500mlのペットボトルを加工して使用しています。どれくらいの蘭鉢にどの様な多肉を植えようと考えられているのでしょう?

多肉好き 2008/02/06(水) 00:10:37
リトっぷ様
詳しい解説ありがとうございます。
わざと多肉植物と書きましたが、仰るようにハオルチア属、特にコレクタなどの牛蒡根が真っすぐ下に伸びる品種が好きで、用いようと思案していました。鉢が細いほうが、根が下に伸びやすく、温まりやすく、用土使用量も少なくてすむ、ような気がして…。なので蘭鉢の細長いプラ鉢がいいな〜と思ったわけです。
ただ、穴があるのがハオルチアなどに良いのか、悪いのか、(なぜ開いているのか)その辺が想像つきませんでした。排水の良い用土なら、穴は不要とも思いますが、穴が開いた方がより排水や換気が良いなら使おうかと…。
説明不足で申し訳ありません、宜しくお願い致します。

リトっぷ 【九州】 2008/02/06(水) 00:45:48
なるほど…私も約40種のハオルチアを栽培していますが春から順次植え替えを考えています。秋から試験的にガステリアの臥牛を2gのペットボトルに移植してみました。ハオルチアは案外多湿にも強く土の量は多い方が良いみたいです。ハオルチアは空中湿度が高い弱い光を好む事から降雨で湿った地面は直ぐには渇かない様な環境に成育しているんじゃないかと思うからです。率直に申し上げますと,蘭鉢はハオルチアにも使えると思います。しかしスペースの面で私はパスです。f^_^;

多肉好き 【関東】 2008/02/06(水) 01:24:51
リトっぷ様
ハオルチアだけで沢山栽培されているのですね。
ハオルチア協会誌を読んでも、成長が早いとされる趣味家さんは、決まって空中湿度高めで潅水も常に湿った状態を維持するようなやり方をされていますね。
鉢を大きくして(用土多)水持ちをよくするのか、潅水回数を多くするか、用土自体の水持ちを良くするかは難しいですが、定説では、根を暖めると良いとか、潅水回数は多いほうが良いとされていますよね。
そう考えて、今年の植え替えは蘭鉢に変えようかと考えていました。
穴あきと穴なしで、比較検討できるほど栽培数も多くないので…。

ご意見から判断すると、形状はともかく、穴あきは渇きが早すぎる結果となりそうですね。色々参考になりました。ありがとうございます。とりあえず、今年の移植から試してみようと思います。

ぐる 2008/02/06(水) 08:01:31
ラン鉢の穴、とは側面に空いた窓のことでしょうか?
これは通気性を確保するために着生ラン用に使うためのもの。

着生ランは樹木や岩肌に根をむき出しにしてくっついています。
根は空気に触れていることを好むため、側面にも窓をあけています。
なので、特にカトレア、デンドロ、セッコクなどの着生ランに用いられます。
シンビジウムは地生の性質も持つものが多く、水分を好むので窓空きはつかいません。

リトっぷ 【九州】 2008/02/06(水) 09:47:25
ハオルチアは日本の風土に適しているのかこちらでは『12の巻』等は地植えで雑草の如く増殖します。私が園芸に興味を持つ以前から当家にはありました。ハオルチアは秋.春成長型とよく言われますが対処すべき季節は夏です。夏は蒸れを防止し水を控えて育てるのですが…
@ガンガン水やりした場合 特に成長する様子は無い。
A乾燥後しばらくして水やり @と同じ
B完全断水 みるみる痩せて見るに耐えない 一部黄変し枯れ込む。これらを秋に鉢から出した所根が良かったのはAでした。Bの場合は根が1本も無くさすがに焦りました。(健在です)元々『あぁ〜ユリ根ね…』って位ユリ科は根が少ない様で夏の蒸れ対策の方が重要で冬期は凍結さえしなければ2℃でも花を咲かせます。今も咲いてますし(要は成長している)

蘭鉢のシンビジゥムの事については確かに水切れを嫌う?地性ランには合いませんね。当家ではノビルは蘭鉢ですが背が高く倒れ易い為素焼きの平鉢を検討しています。またセッコクは軽石に石付けなのでご指摘を受け『カタログで見る鉢か!』と気付いた次第です。ありがとうございました。m(__)m

多肉好き 2008/02/10(日) 22:15:51
[[解決]]
>ぐるさん
蘭でも、着生と地生など環境の違い(根の性質の違い)によって鉢を使い分けているのですね。大変参考になりました。有難うございます。

>リトっぷさん
なんといっても、緩急をつけた水遣りが基本というところなんでしょうか。色々勉強になりました。今年の夏はAで行ってみます!有難うございました。


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