ひこばえに大きさの制限がある?
菅原 護
2007/12/21(金) 19:42:51
「切り株から大きく伸びたひこばえはひこばえとは言わない」という人がいます。本当なのでしょうか。
ひこばえを「根元や切り株から生えた芽」であるとか、芽とはいえない大きくなった幹だからとか、俳句の季語が「春」だからなど、勝手に解釈しているような気がします。
お教えください。
植木屋 園主
[URL:http://members.aol.com/Oujien/]
2007/12/21(金) 20:59:57
こんちは〜♪
勝手に解釈とは違うと思いますね
あくまでも親木とヒコバエとの双方の生育具合に関連しての判断です!
>「切り株から大きく伸びたひこばえはひこばえとは言わない」
これは親株が弱り始めたときに新たに根元から親勝りに伸び上がり始めた時に言うのだと思います
ヒコバエとは親株の本来の根が何らかの影響で弱り始めたときに
一部の根筋(片方とか)のみ生き延びて、土からの栄養が吸収できて、
その栄養を上部の枝葉に出すためのヒコバエが発達したものだと理解します
↑の事から強くヒコバエが伸びているときには親が弱って(樹齢とか)枯れかけているのだから切り替え更新したが良いという結果が出たものだと思います
また↑のように上部の枝葉も弱っていない場合にもヒコバエは出ますが
その場合は元々の幹に上がる栄養分が少なくなる(弱る)ので早めに切除した方が良いという風に理解すれば良いのではと思います
ただし接木の場合は台木に変わりますから根継ぎ以外はすべてヒコバエは取り去ります
タネツギ
【関東】
[URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/]
2007/12/22(土) 08:14:25
>「切り株から大きく伸びたひこばえはひこばえとは言わない」という人がいます。
では、ヒコバエから大きく育ったものをなんというべきなのか、その方は言わないのですか。
>「切り株から大きく伸びた…
昔の武蔵野など、コナラやクヌギが育ったら根元から切って更新していました。しかし、最近は切らなくなったので大木になっている。このようなものをヒコバエと呼ぶ人は、まず、いないでしょう。
では、どう呼ぶべきなのか、それがこのスレッドの趣旨かと思えますが、違いますか。
菅原 護
2007/12/22(土) 09:57:45
植木屋 園主さん、タネツギさん
Res.ありがとうございます。
「切り株から大きく伸びたひこばえはひこばえとは言わない」は、たしかなようですね。
東京秋川にある三ツ合鍾乳洞の所に大きな欅の木があります。樹齢2〜300年ほどでしょうか。ところが戦前、地上2メートルほどの所で切り、炭の材料にしたそうです。そこから10数本のひこばえが伸び、いまでは1本が10数センチの太さに育ち、20メートルほどの高さに伸び、先端が赤く紅葉していました。
この様子を「ひこばえのてっぺんが・・・」と、他人に伝えたところ、「切り株から大きく・・・」といわれたわけです。でも、どう呼ぶべきかのアドバイスはありませんでした。
どう呼ぶべきなのでしょうね。
たちつ
【近畿】
2007/12/23(日) 01:49:01
・
暇なので、一言二言・・・
・
知ったかぶり編 私も実際のことは良くわからない。
その点を念頭に。
言葉の意味を考える場合には、何事もその語源とその時代の背景や地域環境(方言・職業的専門用語)を、理解しないと誤解する。その後に、似たものにも使用する。
そもそも、ヒコバエを「ひこばえ」と書くからややこしくなる。表意文字である正漢字で書けば、問題がない。
漢字も画数が多くなると、面倒なもの。ここに、ややこしくなる原因がある。
孽・・・妾腹 ひこばえ・・・株元の根から生えた新芽。
天の成せる災いは、直し割く(裂く)べし といって、切り捨てるか、別けることが望ましい。浮気すれば、将来もめる原因となるので、早く始末しておけということです。剪定するか、株分けせよということ。
蘖・・・ひこばえ・・・・・切り株の幹から生えた新芽。株元の根から生えた新芽 孫生え・ヤゴ。
切り株は、本来枯れるものですが、その切り株から新たに出てきた新芽は、将来役に立つので、残しておこうという繁栄のシンボル。
誤解の始まりは、主要農産物の、米や麦とか葱のかぶはり(ぶんけつ)に分蘖とかく。細かく見れば、親の茎の中で、分裂し、自然に独立する。これは茎の分裂であって、根からの萌芽ではない。外見上は、いずれも良く似ているので、混乱する。
更に、稲の切り株からも、新芽が生える。冬暖かければ、この穂にも、翌年に実が熟成する。大抵は、中身がない空籾となり、枯れる。この熟成した実を孫籾というところから、「孫生え」と当て字したのでしょう。
花粉が同じなら、最初の穂の実は、一回目の双生児の子供で、後者は、2回目の双生児ということになり、同じ兄弟の実子てすが、ややこしいので、後者を「孫」という。科学的な発想でなく、非科学的な発想が必要なときもある。
今は、根別れも、茎幹別れも、切り株新芽萌芽も、両方とも、「ひこばえ」という。
国語辞典は、切り株萌芽のことと解説されている。
このようなものと理解しました。
話は飛んで、デブ(太り人)は、和製英語とは、知らなかった。double-chinのダブルチン→訛ってデブチン→略してデブとなったらしい。・・・太れば顎が二重になる。幕末用語。
アメリカンがメリケンとかワラーがウオーターというようなもの。
何事も難しく考えると、頭が禿げる。疲れますよ。
結論として、主訴の解は、相対的に大きくなれば、簡単に「株立ち」といえばよいのでは・・・・深く考えるとまた、悩むことになる。
私は何が言いたかったといえば、
最近は栽培地が、表示されていません。困ったことです。解答が書きにくいものです。栽培地府県名は氏名の→にあります。
ということです。
・
菅原 護
【関東】
2007/12/24(月) 06:19:35
[[解決]]
たちつさん
含蓄に富んだ解説、ありがとうございます。
>簡単に「株立ち」
なるほど。
みなさん、ありがとうございました。
たちつ
【近畿】
2007/12/24(月) 10:57:00
・
孽・・・妾腹 ひこばえ・・・株元の根から生えた新芽。
文字化け訂正(孽)
蘖の「木」を「子」に
孽庶の孽 (再び、文字化けするかも)
http://www.zdic.net/cd/ci/12/ZdicE9Zdic81Zdic97275809.htm
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植木屋 園主
[URL:http://members.aol.com/Oujien/]
2007/12/24(月) 12:11:36
こんちは〜♪
あくまでも
ヒコバエという時には本筋である幹が現存してて初めて使う言葉のように感じます
その本筋である幹の根元から別に立ち上がるものを指すのでは?
またその本筋を追い越す(同程度)ほどの生育を見せた時点では
もはやヒコバエとは言わずに「株立ち」「吹かし直し」の芽と言う表現にj実際はなっていると思いますが?
また切り株から立ち上がるときには↑でも申しますように
親となるべく幹がないので「切り吹き」の芽とかで「ヒコバエ」の表現は余り使わないような気がします?
ヒコバエと言う時にはその木にとって必要ない物の場合は特に当てはまるのでは?
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