ヤシがらの「あく」って何ですか?
イチゴ
2007/11/05(月) 20:25:52
ヤシがらを培土に混ぜようと思うんですが、ヤシがらから出てくる「あく」って何でしょうか?
たちつ
【近畿】
2007/11/05(月) 20:39:12
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アクは灰汁で、水に漬けておけば、水が濁る。これが灰汁です。
本来の灰汁の根源は、アルカリ系無機質金属の水溶液で、苦いもの。
拡大解釈して、ある物質を、水につければ、水が濁る状態。
肉や魚介類のアクは、血液ですね。(鍋料理。)
何か、栽培上で、問題視されているのでしょうか。 (・・?
別段問題は、ないと思いますが・・・・
ただ、アクには、色々な物質が含まれていますから、腐ったり、異臭がしたり、カビが生えたり、雑菌・不快虫が湧いたりします。
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たちつ
【近畿】
2007/11/05(月) 20:44:18
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詳しくは、Wikepediaを参考に。・・・上手く、リンクが、張れないかもしれない。(・・?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%B0%E6%B1%81
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E7%81%B0%E6%B1%81&printable=yes
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久
2007/11/06(火) 20:01:34
たちつ先生の後ですが。
灰汁というのは、木など有機物に摂取された金属ですが、
これは、脂肪などと容易に結びつき、水に溶けにくいも
のになります。たちつ先生のおっしゃる血液などと、タ
マネギ、大根の中の灰汁が反応した鍋の表面に浮いてく
るやつですよね。料理ではこれをあく(あくと化合した
水に溶けにくいもの、あぶくなど。)と呼んでいます。
重曹などを使って植物の苦い部分(金属)をとるあく抜
きなどもあります。
「あく」は、苦い。つまり、強いアルカリ性を示したり、
脂肪分と結びついたりしやすく、結びつくと水に溶けに
くいタール上のものを出すこともあると思います。
(染め物にあくを使うこともありますよね。)
薄ければ別に問題はないのですが、漆のように、十分濃
いあく、タールになると困ったものです。木炭を始め、
木を中途半端に炭化したものは、このタールの処理が大
変なことがありますが、そういったことではないのでし
ょうか?
ぽー
【関東】
2007/11/07(水) 17:23:28
あくについての説明は、たちつさん、久さんが詳しくお書きなので・・・
>ヤシがらを培土に混ぜようと思うんですが
私はこれが気になりました。
鉢植えの土、または庭に、ヤシがらを混ぜるつもりなのでしょうか?
どういう意図で、どの程度混ぜるのかわかりませんが・・・
生のヤシがら(という言い方は変ですが)を土に混ぜると、腐敗する過程で熱が出たりして、植物の根によくないのでは・・・と心配になりました。
犬塚信乃
2007/11/07(水) 19:45:03
みなさん、こんばんわ。
久し振りに共有できる話題が提示されて、なんだか嬉しくなります。
ヤシガラのチップは近年大量に輸入されるようになってきて
その背景にはパーム油脂を絞った後の残渣処理の問題があるように
思います。
でも、ヤシガラチップは園芸資材として重宝なものですし
私はクンシランの用土に一割程、シンビジウムの用土に三割ほど
使っています。
アク、灰汁、の心配はいらないと思います。
一時期、後処理の工程に苛性ソーダを使った事例があって
その風評が伝わったものだと思います。
今では勿論、使われていません。
ぽー
【関東】
2007/11/08(木) 00:27:03
犬塚さん、こんばんは。ご無沙汰しています。
「ヤシがら」と聞いて、ついハンギングバスケットに使われるマットを連想しましたが、
そうか、チップもありましたね。
これなら園芸資材として土に混ぜることもできるのですね。
失礼しました。&フォローありがとうございました。
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