西日のあたる場所

[園芸相談センター]の過去ログです

まり 2007/10/25(木) 18:22:07
玄関の脇の小スペースに植物を植えたいと考えていますが、夏になると12時くらいから18時頃まで強い日が照り(西日)、コンクリートの跳ね返しもあるので、育たない心配があって1歩が踏み出せません。(神戸市在住)

今、考えているのはナンテンですが、こういう環境に強い植物があったら教えていただきたく質問しました。わがままを言えばグランドカバーもほしいと思っています。

ちなみに今年の春に買ったシマトネリコは鉢植えで何とか夏を乗り切っていますが、ワイヤープランは葉が焼けワイヤーだけ(茎だけ)になってしまいました。
アドバイス、宜しくお願いします!

まり 2007/10/25(木) 18:34:53
すいません。追加です。
スイートアリッサムはやはりNGでしょうか?

たちつ 【近畿】 2007/10/25(木) 19:27:43

西日があたろうが、日陰であろうが、とにかく試してみればよい。
失敗してから考えましょう。
超高級品・希少品・思い出深い古木なら別ですが。
もちろん最適環境であればなお良い。そのような恵まれた環境は、少ないものですよ。

畑なら、日の出から、日没まで、日当たりガンガンです。

西日が原因で枯れた植物は、当家では思いつきません。
当然、当家でも、置く場所の関係から(置く場所がない) 日陰もあれば、壁面際の西日ガンガンに、置いている場所もある。

とにかく1日1回は、目配り気配りしないと、草花は痛むものです。
プランターにより、過湿になったり、乾燥水切れしたり、植物の種類や成長により随分と異なりますし、病害虫もあるし、異常に気がついたら、すばやく対処することです。
明日にしようは、永久にしないことです。人も、動物も、植物も同じ。
風邪と虫歯は早く直すこと。に通じたりします。

このようなものでしょうか。


今年は、山椛と山椒が枯れた。西日が原因というより、プランターに西日が真横から当たって、土が高温になって、根が蒸れた。根を煮てしまったというのが原因と思う。
前年は、植木鉢を並べて、鉢に日が当たらないようにしていた。
今年は、移動したときに、鉢が太陽にむき出しになって、超高温になった。同じプランターの中に植えてあった、野村椛は無事だった。
鉢に囲まれたプランターの山椛は、勢力旺盛です。

夏場・冬場には、地温管理が大切です。地上部は、日当たりガンガンでも大抵の植物は、生き抜く。問題は、根を涼しくすることです。

アリッサム(ニワナズナ)は、夏場はみすぼらしくなりやすいものです。
春と秋の花。本来は多年草ですが、園芸上は、春または秋の一期草花と考えたほうが楽。
よく似たものに、イベリス(トキワナズナ)があります。ほとんどが白花ですが、探せばピンクとか赤花もあるようです。・・・丈夫。春花。



ぽよんと 【関東】 2007/10/25(木) 20:45:30
まりさん、こんばんは〜。
私もたちつさんとまったく同じ意見です。
うちはマンション、南西向きルーフバルコニーですから、
まりさんちと同じ時間帯に西日がガンガンあたる、コンクリ照り返し最強の場所ですが、
「西日が原因で枯れた」というものは特に思い当たりません。
もちろん、今年の夏のような猛暑では、一時期弱りましたが、
西日があたって枯れるというより、鉢(根)が煮えそうに熱くなって
弱ってしまったということで、対処のしかたはいろいろあるだろうし、
弱っても、枯れたりはしなかったです。
(冬も、地上より、鉢土が凍るほうが心配です。一気に弱るので)

まずは自分の好きな花をいろいろ植えてみることをお勧めします。
育てる前から限定してしまうのはもったいないし、
思っているより、意外といろいろ育てられるものです。
かんたんな遮光をするだけでも、だいぶ違うと思いますし。
あと、いくら丈夫でも、あまり好みでないと世話もおるすになりがちだけど、
自分の好きな花だと、こまめに様子を見るからです。

ナンテンは育ちすぎて困るほど丈夫です。
アリッサムは、夏場はちょっとぐったりします^_^;
でも、こぼれ種で育ったのが、今あちこちの鉢で花を咲かせ始めていますよ。
グランドカバープランツは、どれも丈夫なイメージがあります。
でも、やはり熱すぎて蒸れると一気に枯れこみますので、
適度にすいてやるなどの手はかけてあげたほうがいいと思います。

まり 2007/10/26(金) 12:35:34
たちつさん、ぽよんとさん、ありがとうございます。
土が熱くなってしおれたり枯れたりの原因になることもあるという事、初めて知りました。お隣さんが今年の夏は暑くて植物が枯れてしまったとおっしゃったので、暑さに強いものの方がいいんだと思ってずっと探していました。確かに、やってみないとわからない部分は多いですよね。

ところで、その「根を涼しくする」方法としてどういう方法があるのですか?すだれみたいなものを土に突き刺す形で日陰を作ったり、トレリスなどですか?スペースが限られているのであまり大きなものは置けません。

たちつ 【近畿】 2007/10/26(金) 22:42:24

植物は、基本的に、真上からの、太陽熱を利用したり、防衛したりする能力がありますが、横からの防衛能力に乏しい。(葉が日陰を作り、根を守る。)・・・・想定外の話。常に横からの日当たりなら、横に伸びる。一般的に、新葉を除いて、上の葉は厚く小さい。下の葉は大きくて薄い。上の葉は、強すぎる紫外線からの破壊防衛で、下の葉は、弱い紫外線を沢山集めるため。
高温ほど化学反応(栄養素を栄養に変える)が活発ですが、熱過ぎると、化学工場たる細胞が壊死する(夏枯れ・冬枯れ)。熱過ぎず、寒過ぎずの春秋が成長期で、夏冬が繁殖期・休眠期となる。(花芽形成時期・花芽や茎葉の覚醒期となるものが多い。)

そこで、種々雑多な植物と助け合ったり、喧嘩したりして、生死をかけています。地下で喧嘩したり、地上部で喧嘩したり、助け合ったり・・・とイロイロ。  =自然界。

しかし、人工栽培では、除草したり、単独植えしたりと植物の自然調和・人為的な急激な変化としての、環境適応能力が弱い。そこで保護が必要になってきます。花壇にしても、鉢植えにしても生育環境としは、過酷なものです。
その根拠として、畑や花壇の雑草の種類も限られてくる。(少品種多量繁殖・昆虫なども限られてくるし、短期間に大繁殖する。)

さて主訴に関して、涼しくするには、いろいろな方法があります。
鉢植えを例にすれば、植木鉢を寄せ集めるとか、鉢上3cm程度までに、スダレを巻く。ハチカバーやW鉢にするとかイロイロ。
真夏とか真冬には、遮光ネット・寒冷紗を被せるとか。
花壇なら、表土にマルチングするとか、下草を植えるとか、風通しを良くするとか、植物の植えてない場所に、真昼に、打ち水を広範囲にするとか、植物の潅水は、早朝か、日没後とか・・・(夏)

壁面が暑くなるようなら、壁面に、スダレを置くとか。
側面から、離して植えるとか、鉢植えなら、鉢下に、スノコを敷くとか。

葉には、日当たり良く、土や根に日陰を・・・・頭寒足熱ならぬ、足寒頭熱ですね。


夏場の西日が、嫌われる理由。
昼に気温が高騰し、その上さらに、太陽の熱で暖められることです。(弱り目に祟り目・踏んだり蹴ったりです。冬は、気温が低い上に、日当たり時間・日数も少ない。)
朝日なら、夜のうちにある程度気温も下がるし、地温も下がる。地域により夜露も降りる。夜風も吹くでしょう。

朝日も、夕日も、太陽熱エネルギーは、同じ。単位面積あたりの熱効率は、太陽の傾斜角と日当たり時間と雲霧の厚さや雨などの遮へい障害による。夕日には、太陽が大きくなって、真昼には、小さくならないし。太陽は、夏に花壇に近づいて、冬には、遠くにならない。天文学的には、膨大な距離差は有るでしょうし、太陽の温度も上がったり下がったりするでしょうが、花壇としては、微々たる影響しかない。

と考えます。


まり 2007/10/27(土) 18:25:49
[[解決]]
たちつさん、ありがとうございました。次の夏までまだ時間もあります。通院の関係で来年の夏も希望の庭ができないかもしれないけど、頑張ってみます!

蛤|マ 【関東】 2007/10/27(土) 19:24:29
グランドカバーですが、モリムラマンネングサなどいかがでしょうか?
我が家の庭は赤土で雨が降るとベトベトになってしまい、晴天が続くとカチカチに乾燥して困っていました。
数年前にグランドカバーとして園芸店で購入したモリムラマンネングサを植えたところ一気に解決しました。
購入しなくても注意して探すと石垣の上の狭い土の部分や石垣のスキマに普通に生えています。
多肉植物に一種で乾燥に強く、夏越しも冬越し屋外で十分です。
土の温度上昇を緩和し雑草も生えてきません、乾燥した場所でも木陰げも良く育ちます。
モリムラマンネングサに限らずマンネングサの仲間なら何でも良いと思います。
ぜひお試しください。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/morimura-man-nen.html


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