ミニ薔薇枯れそうです

[園芸相談センター]の過去ログです

ケイ 【関東】 2007/10/01(月) 06:45:36
こんにちは。千葉の南よりに住んでいます。

数年前にいただいたミニ薔薇を大事に育てていたのですが、今年ついに黒点病?(葉がしみみたいに黒ずんで、黄色くなって枯れる)になってしまいました。

黄色とサーモンピンクの寄せせ植えで、8号くらいの鉢にはいってました。今年の春植え替えをしてみたのですが、抜いたら2株の根がからみあってて、分ける勇気がなく、そのままで薔薇用のつちを使って植え替えました。

8月頃病気になり、色が悪かったのですが花がちらほら咲いていたので、いろいろ過去ログを調べ、9月ごろ病気の葉を取り除き、強剪定をしました。ほとんど、丸坊主になりましたが・・・その時ホームセンターなどで売ってるスプレー式の薬をまきました。雨よりも乾燥してる日の方がいいと書いてあったので、晴れた日にまきました。1週間後にもう一度まきました。そして剪定後なので、秋咲きに向けて追肥をしました。でもかなり暑い日がつづいてしまって一本だけ若葉があまり出ず、少し残ってた葉も落ちて、茎から黒くなって、ほぼ枯れてしまいました。

これは薬害でしょうか???早めにやってみたほうが良い処置はありますか?根っこまで枯れてしまいますか?来春新しいシュートが出て復活するなんてことはありませんか?

もう一本はいつも通り葉が沢山生えてきてます。黒点の葉がたまにあるので取り除いてその場をしのいでいますが、今後、その株を消毒するときはどうしようかと思ってます。

大事にしていたのでショックです。いろいろ教えてください。よろしくお願いします。

のぎ 【関東】 2007/10/01(月) 12:18:31
いくつか管理の上でう〜んと思う部分があったので、今後の参考にしてください。
まず、ミニバラは小さいといっても落葉樹であるということです。
ここを忘れ、多年草などの草花の管理と同じにしてしまうと枯らす原因
になります。

1)植替えについて
多くの落葉樹と同じで、植替えは冬の休眠期に行います。宿根草などは
春に株分けを行いますが、バラは小さくても木なので、真冬に行って
ください。今回、分けずにそのままにした、ということなのでそんなに
ダメージはないと思います。真冬なら、絡み合っている根をほぐし、
単独に植え替えることも可能です。千葉の南ということなら、12月中旬
から2月上旬くらいまでに行います。
2)剪定について
今、どこを見ても秋の剪定ということが言われていますが、葉が少ない
状態ではあまり深く剪定してしまうと、生育に問題が出ますので、
葉を残す方を私なら優先します。葉を残せば、ミニバラならこれからの
時期でもシュートが出て新たな葉を作ろうとしますが、葉がないと
株全体が元気がなくなってきますので。
通常強剪定を行うのも真冬です。春に新芽が伸びだす前に済ませます。
春以降、ミニバラなら花がらを5枚葉の上で剪定すると、1ヵ月サイクル
程で次々と咲きます。冬に強剪定を行い、秋にはそのバラの樹高がほぼ
最大になるようにします。ただ、秋の初めに大きくなりすぎた場合には
全体の2/3くらいの高さを残し、剪定を行うと秋のバラがキレイです。
その為に、春から夏は出来るだけ落葉させないような管理をします。
3)追肥について
バラの葉が何らかの原因によって(今回の場合黒点病)生育期に全て
落葉してしまった場合、肥料はあげません。肥料は健全な状態のもの
の生育を助けるもので、弱った株に与えた場合、致命傷となる場合が
多いです。根から吸い上げた肥料や水は、葉から蒸散されたり、また
葉の光合成によってバラの体内で栄養分を作り出します。葉がない状態
での一番の対策は、風通しのよい半日陰で肥料はあげない状態で、
表面が乾いたら水遣りを行います。病人の看病と同じです。バラはとても
強いので、例え黒点病で丸坊主になったとしても、このような手当て
を行えば、また新芽が出てきます。

最後は現状の対策について
>少し残ってた葉も落ちて、茎から黒くなって、ほぼ枯れてしまいました。
>これは薬害でしょうか???
薬害ではないと思います。茎が黒くなっているという部分から。
葉からの蒸散が出来ない状態で、肥料の追加、暑さなどにより、根に
多少のダメージが原因とも考えられますし、生育中に1本の枝が急に
黒くなるような状態はわりと起こります。
まず黒くなった枝は、なっていない部分まで切り戻します。
1本黒くなったというのは、1株全てが黒くなってしまったということ
でしょうか?もし、そうなっているのなら残念ですがほぼ復活は難しい
でしょう。枝1本が黒くなったくらいなら、全然平気です。

残った葉は出来るだけ残したいので、雨のあたらない軒下があれば、
そちらに鉢を移してください。長く葉が湿った状態にならなければ、
黒点病の広がりは抑えられます。なので、水遣りも頭からかけるの
ではなく、株元にそっとやるようにします。
軒下に移動し、雨が当たらない状態にして黒点病の薬を散布します。
与えている肥料が液体肥料なら中止し、固形の肥料なら取り除き、
風通しのよい涼しい屋外で管理してください。

今、書店に並んでいる「趣味の園芸」がバラの特集なので、この機会に
一度読まれることをオススメします。

ケイ 2007/10/02(火) 11:08:07
[[解決]]
のぎさん、本当にありがとうございました。

お答えいただいたのを読むと、大事にしていたようで随分とひどい仕打ちをしていたようですね。黒くなってしまった方は株全体がそうなってしまったので、(しかも根元から葉先に向かって黒くなりました。)おそらくもうダメかも。。。この冬に株分けも兼ねて見てみます。

元気なほう株は教えて頂いた通り、さっそく雨をさけて肥料をとりのぞきます。あろがとうございました。


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