葉の裏への殺虫剤・殺菌剤のスプレー

[園芸相談センター]の過去ログです

ばら初心者 2007/06/28(木) 12:59:58
葉の裏(主にバラです)への殺虫剤・殺菌剤のスプレーは、どうすればうまくいきますか?

スプレータイプのものを使っています。葉の表はうまく塗れるのですが、裏は難しいです。一枚一枚裏返してスプレーするのでしょうか。こういう風にすると、ものすごくスプレー量が増えてしまい、費用も大変ですが、私自身も余計に吸入することになるので、そうしないうまい方法はないかなと思っています。

噴出口が反転できる霧吹き機でやるべきなのでしょうか? 実は、そういう霧吹き機は買ったのですが、バラがそんなに多くないため、できればスプレーでうまくやりたいのです。噴出口が反転できるスプレータイプの殺虫・殺菌薬があればいいのですが・・・。

現在、サンヨール、ベニカメXを交互に使っています。両方とも、殺菌・殺虫の総合薬です。

ベテランの方はどうされているのでしょうか。丹念に一枚一枚裏返してあてるべき、他に方法なし、といわれれば、すなおに従うつもりです。その場合、ビニール製の手袋は必須ですね。あるいは、棒みたいなもので裏返して支えるというのもありかな、とは思っていますが、そういう専用の装置みたいなものはあるのでしょうか。なければ自作でもいいと思いますが・・・。

2007/06/28(木) 13:11:06
ベニカXは浸透移行性だったはず、裏にかける必要はないと思います

のぎ 【関東】 2007/06/28(木) 13:28:51
逆さにしても使えるハンドスプレーが市販されています。
大型ホームセンターなどで売っています。
ボトル内部のストローの吸い込み口の先に、重りのようなボールが
付いていて、ストロー自体もしなやかなため、さかさまにすると
ボトル内部でストローがコロンと反転します。

ただ、ノズルが付いていないため、混みあった枝の奥などは
このハンドスプレーだとかなり難しいので、自分で鉢をまわしながら
使うか、自分が動きながら使うか、になります。
また、使用するのが農薬ですので、さかさまにして使用中に、
あやまって自分の頭からかぶらないとも言えないので、あまりオススメ
はできませんが…。

確か数千円くらいでノズル付きの小さな噴霧器も売っているので、
出来れば農薬使用の際はそちらを使われることをオススメします。
本体から伸びたノズルの先端が角度調節できるようになっていて、
普通に使用していても下から上へ噴射できるようになっています。
体との距離も取ることができます。

ホームセンターでいくらでも見れますが、こんなのもあります、
ということで。
http://item.rakuten.co.jp/yusaido/c/0000000170/

よっち 【関東】 2007/06/28(木) 13:55:39
のぎ様、ばら初心者さんは市販のノンガスタイプのスプレー殺虫剤を使いたいのだと思いますよ。
私もそうですが、鉢数が少ない場合は希釈するタイプの薬剤は面倒なうえ、使い切らないこともあるので。
せっかく楽チンな殺菌殺虫剤を買って来てるのですから、市販のスプレーボトルに移し替えて使うというのもちょっと面倒ですし。

ノンガスタイプではなくスプレー缶でもよければ、フマキラーの「カダンSPU」は長いノズルを立てると、葉の裏にもかけられます。
殺虫成分はベルメトリン、殺菌成分はトップジンMと同じものですからバラにもいいと思います。

のぎ 【関東】 2007/06/28(木) 14:13:19
よっち様
なるほど、そういうことですか。
では、こう変えて。自分で希釈する薬品は面倒ですが割安かと思います。
殺虫剤・殺菌剤、それぞれ単体で使うことも可能ですので、治したい、
予防したい用途に合わせてチョイス可能です。
葉へのダメージも最小限にとどめることが出来ます。
葉の裏へしっかりと散布したい場合は、わたしも希釈するタイプの
農薬を噴霧器にて使用しますが、めんどくさいときはやっぱりベニカXなどの、
ハンドタイプを使ったりします。

アイスアックス 2007/06/29(金) 01:38:45
ばら初心者さん

お育ての環境は庭ですか?コンテナですか?
私はベランダしかなく鉢植えなので、葉の裏にかけたい時は鉢を横に倒してます。(真横ではなく斜めって感じですが)
全部の葉にはかかってなさそうです…

庭植えだったらごめんなさい。

ばら初心者 2007/06/29(金) 08:46:35
[[解決]]
皆様、貴重な情報ありがとうございました。

書き足りなかったところを少し。ベランダ園芸です。バラ初心者といっても、昔、ミニバラを育てていたことがあります。ミニバラのほうが難しいとは知らず、農薬の使い方も知らず、臭いばかりで、肝心のバラのほうがすごい状態になって撤退しました。従って、再挑戦ということになります。インターネットがなかった時代には、質問する場もなく、
店員の言葉に従っただけでは全然うまくいきませんでした。

なお、鉢の土がくずれてしまうので、鉢を横にして、というのはうま
くいかないように思います。

いろんな意見はあると思いますが、農薬使用せずにバラを育てられるとは思っていません。虫だらけの花は美しくないし(チョウチョは別として)、家族からも嫌がられます。しかし、農薬量、農薬散布量はなるべく少なくしたい。

皆様のコメントを参考に次ぎのようにすることにしました。
今後、1,2ヶ月(7月、8月)の暑い時期の方針です。

1) オルトランDXを1ヶ月に1回、一鉢に1g 土に混ぜ込む。
  様子を見て、虫が増えないようなら、頻度を減らす。
2) 2頭式で、噴霧角度の変更できる噴霧器で、1週間に1回、
  スミチオンを投与。(薬は順次変えていくつもりです。)
3) 黒星病、うどんこ病をなるべく発生させないため、
  水の投与は1日1回とする。
4) ダニを発生させないため、1週間に1回、葉水を投与。
  (頻度少なすぎかもしれません。でも、やりすぎると、
  うどんこ病や黒星病が怖い。バラ以外の花ですが、毎日、
  葉水をやっていたら、うどん粉病が大発生しました。)
4) 水やりしたときに、虫が鉢がはい出てくることがありますが、
  徹底的に踏みつぶす。(これは、バラではなく、他の花の鉢です。)
  鉢の中の大きな虫は、手で取ってつぶす。

もちろん、これで確定したわけではないです。うまくいくかどうかも、さだかではないです。とりあえず、こんな方針でやってみようと思っているだけです。今度は、撤退というのは避けたいです。前と違って、噴霧器や自動水やり機(松下のものですが、他の花でも使っていますが、かなりいいです。家族は信頼できないので・・・)など、かなり力を入れているつもりです。

貴重な情報、ありがとうございました。



  

のぎ 【関東】 2007/06/29(金) 12:34:08
解決されていますが、同じベランダ園芸としての体験から。
今年は去年以上にアブラムシが多い気がします。皆さんのところは
どうなんでしょう?オルトラン粒剤がまったく効きません。
新しく発売されたDXは効きそうですね。試してみたい。

▼病気予防・治療に関して
集中して週1回の薬剤散布は春と秋、それぞれ1番花と秋の花を楽しむ
前に予防散布として行っておけば、ある程度防げます。
夏場は株の体力が落ち、花も小さく元気もないので、半日陰の環境
を整えた上で、休ませてあげるのがいいかと。
どの程度の大きさの鉢で育てられているのか分かりませんが、気温が
上がってくると1日1回の水遣りでは厳しい日もあるので、土の表面
を指で触って、乾いていたら水遣りをしてあげた方がよいです。
特にベランダという場所は、地域にもよりますが、照り返しで、
我が家なんかは40度くらいにはなっていそうです。すのこなどで、
鉢の下に空間を作ってあげるとかなりいいです。

屋根があるタイプのベランダでは、黒点病は我が家の場合まったく
でません。ただし、黒点病キャリアの株を買ってしまった場合、
広がる可能性はあります。
うちでは、屋根のあるベランダ、ないベランダの2箇所で栽培して
いますが、黒点病はいずれも出ていません。
もし、屋根がないタイプのベランダで栽培している場合、
「冬の硫黄石灰合剤を高濃度(7〜9倍希釈)散布での予防」をされる
と、雨に直接当てても、夏過ぎまでは黒点病が出にくいと思います。
秋口の長雨頃になると黒点病が出始めました。
硫黄石灰合剤はニオイがきつい上に、販売されている量が大きいボトル
のものが多く、使いにくいのが難点です。
ご近所への配慮も必要になってくる薬品です。が、防御力はかなりの
ものです。使用方法などは、本や「硫黄石灰合剤 バラ」などで検索
してみてください。

ベランダで注意が必要なのは、ウドンコ病とハダニです。
ベランダでは乾燥・高温になりやすいため、気温が上がってくると
過湿(水遣り)と乾燥が繰り返され、どんなに薬を使用してもウドンコ病が
出やすいです。これは、散々やってきた感想ですが、基本どおりに
薬剤散布してもベランダではなる株はなってしまいます。ウドンコ病に関して
いえる事は、耐病性の強い品種を選ぶとずいぶん管理が楽になります。

ハダニは週1回の葉水でかなり解決できると思いますが、葉の上から
水をやってもまったく効果がなく、ハダニを見つけたら一株ごとすべての株を、
他の鉢と離れた場所で(お風呂場など)シャワーを葉の裏にしっかりと
打ち付けるようにして流します。終わったら、ベランダにもしっかりと
水を撒きます。晴れた日の午前中にやってしまうと、夜までには乾く
と思います。ハダニを見つけたときから2回程度、これをやっただけで
ほぼいなくなります。ハダニによる葉のかすれは、一度なってしまうと
治りません。このため、いつまでもハダニが付いているように感じますが、
葉を親指と人差し指で挟み、こするように引っ張ると指に線が付けば
まだハダニがいると判断します。

長文失礼。

ばら初心者 2007/06/29(金) 14:16:58
のぎ様

貴重なコメントありがとうございます。夏は、半日陰のほうがいいですか? ベランダの屋根のために、6月は、5時間ほどしか日があたりません。なるべく日にあてたほうがじょうぶになるのかと思っていました。

鉢は、陶器です。かなり厚い陶器で、京成ばら園のオリジナルを現地で買いました。そのためかどうか、6月中旬の暑い日が続いたときも、なかなか温度はあがりませんでした。まあ、これから本格的な夏なので、熱くなるようであれば、下に何かを敷きたいと考えました。

葉ダニに関しては、1週間に1回の投与で問題なければ、薬剤の投与(テルスター等の殺ダニ剤ではなく、スミチオンなどの一般的殺虫剤)の時に、一緒にやってしまおうと考えています。

ばら初心者 2007/06/29(金) 14:25:03
話がずれちゃって申し訳ないですが、

今現在でも、1日1回の水やりでは土が乾燥します。(雨が降っている時を除いて。鉢は10号鉢です。) 夕方に水をやると、うどんこ病が発生しやすいと、あるところ(記憶にない)で読みました。乾燥気味で育てるのもいいのではないかと思っているのですが、乾燥気味というのはまずいですか。発育に影響しますか? 水量は違っても、栄養は同じだから、何が違うのかよくわかりません。もちろん、暑い時期で晴れていれば、1日1回の水やりは欠かさないものとします。

のぎ 【関東】 2007/06/29(金) 14:38:09
お住まいの気候が分からないのですが、涼しい地域なら梅雨明けから
お盆頃まで、直射日光に午前中半日くらい当てても大丈夫かと
思いますが、一応、関東基準でかつベランダ栽培ということで書くと、
5時間直射日光があたるなら、遮光したほうがいいと思います。
株が生きるかどうか、といわれれば、遮光なんかしなくても、水さえ
やっていれば平気ですが、一番暑い時期に遮光すると元気になります。
この辺は、個人のスタンスなので、やってもやらなくてもいいでしょうね。

以前、お盆に3日間家を空けることになり、鉢を完全に日陰になる屋外の
場所へ移し、自動水遣り器をセットして出かけたところ、日に当ててい
た時より葉が青々して元気になったということがあります。

スミチオンに関しては、ハダニには効きません。いつまでもグズグズと
ハダニを引きずることになると思います。アブラムシに対しては
効果があります。
粘着君などの物理的に窒息させるのも効果があるそうです。わたしは
シャワーで完全に抑えることが出来るので使用していません。
ハダニに関しては、予防というより、早期発見→治療(散水)していま
す。

注意:あくまでも関東ベランダ栽培に限った、特殊な方法です。

ばら初心者 2007/06/29(金) 14:57:58
スミチオン等を葉裏に当てるというのは、水分(乳剤も一応水分と考えて)で葉裏を洗うという意味です。葉ダニの治療という意味ではないです。

発生してしまったら、殺ダニ剤を使わざるをえないかもしれません。
バラ以外でも、ダニの経験があまりないので、実際のところは、ダニだとわかるまでが大変かもしれないと思っています。

のぎ 【関東】 2007/06/29(金) 14:59:40
水遣りについて
まず、ウドンコ病の発生する温度について調べてみた方が良さそうです。
ウドンコ病は主に真夏、真冬を除いた時期に発生します。真夏は、
気温30℃を超えるとウドンコ病の菌が活動しにくくなります。
よって、真夏に2回の水遣りをすることが、ウドンコ病になりやすく
なるというのは間違いです。だいたい、私の住む地域では、
今頃からお盆までは30℃の日が多くありますので、これから減少して
いきます。

乾燥気味に育てると、植物はそれに順応して少ない水分でも生きながら
らえるようになります。特にバラの場合、剪定するごとに新芽が伸び
てきてしまうので、水切れを起こすと新芽がグッタリします。
鉢栽培の場合、過湿にしても良くないし、乾燥過ぎても良くない。
バランスだと思います。よく、ご近所でカラカラになった鉢で
バラを育てているのを見かけますが、おおむね生育が悪いです。
(枯れはしないようです)
1日に1度が多いか少ないか、は、お育ての環境や用土によって、
まったく違います。なので、表面が乾いたら水遣り、というごく一般的
なアドバイスになってしまいます。


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