クレマチスの誘引

[園芸相談センター]の過去ログです

moko 【東海】 2007/05/14(月) 22:03:05
お世話になります。
クレマチスの「ベルオブウォーキング」「モンタナ」「名前解らず」を
金属系のトレリス(のようなもの)に絡ませているのですが、最初の
思惑では2m×1mの面全体的にはわせたいと思っていたんです。
ところが、思っていたよりぐんぐん上に伸びてしまい、今は上の方の
1m位のところに密集しています。
これを全体的にしていきたいと思いますが、もう手遅れでしょうか?
強剪定をして、やり直せるのでしょうか?
どうもそんなに剪定してはいけないような育て方を見てしまいました。
根本から新しい芽も出てきてるので、それをはわせた方がいいでしょうか?
モンタナは芽は出てません。
ご存じの方いらっしゃったら、お知恵をお貸しください。

ゆえ 2007/05/16(水) 21:04:00
こんにちは、mokoさん。埼玉県在住のゆえです。

まず、ベルオブウォーキング(パテンス系)とモンタナは、
旧梢咲きなので、剪定は弱剪定で、今伸びているツルを大事にしてください。
これらが、来年の開花用の枝となります。

「旧梢咲き」というのは、開花の前年に伸びたツルの節々から、芽が伸びて花をつける性質です。
よって、花を沢山見たいのであるのなら、今年伸びたツルはほとんど切らない(冬剪定を含む)ことになります。
しかし誘引する場所によっては長すぎたり、あまりに貧弱なツルの場合は切ってしまうこともあります。
しかし、そのように切るのは【冬の剪定】です。
これから伸びる枝は充実を図るようにし、夏越しさせるようにしてくださいね。
花後の剪定は、花首を落とすくらいで良いですよ。

ベル〜の方の根元から伸びている芽も大切に伸ばし誘引し、充実させるようにしてください。

「名無し」クレマチスについては、今年どの枝に咲いたのかを見極められるのなら、それに従って剪定するようにしてください。
よくわからなかった場合は、中剪定にして、
来年どの枝に咲くか、つまり旧梢or新梢のどちらなのかをよく観察してください。
新旧両梢咲きという品種もありますから、そのときは、いつでも任意剪定です。

中剪定とは、前年伸びた枝を半分くらい残して、剪定することです。
こうすると、万が一、旧梢咲き品種でも、
数は減りますが花が全く咲かない、という事態は避けられますし、
旧梢咲きだという確信も得られますね。

任意剪定とは、ツルが何本もあるのなら、強・弱剪定をミックスして、
花が咲く位置のバランスを取ったりしやすいので、本当にご随意にお好きなところで剪定なさってくださいね。

最後に、施肥についてですが、生育期間中は置き肥・追肥をして、
夏の間は、追肥(液肥)だけにとどめるようにしてくださいね。
特に、ベル〜の方は、八重咲きなので肥料を欠かすと来年良い花が見られにくくなります。

誘引の環境についてですが、3種を全て同じ面に誘引するのは、少し辛いように思います。
もし可能でしたら、個々に誘引する環境を作ってあげましょう。
スクリーン仕立ても格好イイです(私の憧れです)が、行灯仕立てでも素敵ですよ。

moko 2007/05/16(水) 21:52:04
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ゆえさん
ご丁寧にありがとうございました。
「ベルオブウォーキング」は20個くらい咲いてます。
ほとんどが上の方で固まって咲いてます。
「モンタナ」も上の方から50CMくらいのとこでかたまってます。
もう一つのクレマチスはどうやら「リトルマーメード」でした。
これは30個ほどが全体的に咲いてます。
上の方だけかたまって、わんさか咲いてしまいました。
おっしゃるとおり、中剪定のようです。
もっと根が充実したら、やはりキツキツになりそうです。
ゆっくり考えて、冬になったら剪定してみます。
大変詳しい説明をありがとうございました。
たくさん書いてもらい、大変だったと思います。
本当に感謝いたします。


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