金のなる木をきりました
なっぱ
【東北】
2007/05/09(水) 14:13:06
初めて質問させていただきます。
高さ1メートル、約30年の木なのですが、
枝の1本表面がブニブニになり(雨にあたり過ぎたようです)
幹から切り離しました。
この切り口の部分からまた腐らないようにするには
どの様な処置をしたら良いのでしょうか?
何もせずに乾燥させれば良いのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
cactus
2007/05/09(水) 21:51:51
ブニブニになった部分ですが、腐敗をしていないなら切口を十分に乾燥
させる事です。乾燥中は雨に当てると腐敗するので、屋外の雨が当たら
ない場所で自然乾燥をさせて下さい。
雨に当て過ぎたからブニブニになったのではなく、用土や根に異常が出
たために、そのような症状になったと考えられますね。
現在の大きさは相当にデカイのですが、植替えはされていますか。
その程度の大きさなら、最低でも2年に1回は植替えが必要です。
本体や根の状態も心配ですから、現在の置き場所や水遣り、施肥、最後
に行なった植替え、鉢のサイズと幹周りの大きさを教えて下さい。
なっぱ
【東北】
2007/05/10(木) 09:26:11
cactusさんお返事ありがとうございます。
現在の置き場所
南向きの窓から2メートルくらいのレース越しに日の当たる所です。
水遣り
冬は半月に1度
夏は外なのでやりません
施肥
HB101を1ヶ月に1度程度
植え替え
4年前にしたきり、していません。
鉢のサイズ
直径40センチ
高さ40センチです。
幹周り
直径12〜3センチ
周囲は40センチくらいです。
もう少し暖かくなってきたら外に出そうと思っています。
いつもは軒下なのですが、構わないのでしょうか?
植え替える時の土の配合、肥料など教えていただけませんか?
よろしくお願いします。
cactus
2007/05/10(木) 20:53:25
金のなる木はベンケイソウ科のクラッスラに属する多肉植物です。
葉や茎が多肉質のため、暑さや乾燥には強いのが特徴です。栽培管理が
良ければ、真冬に霜や雪に当たらなければ軒下でも越冬をさせる事が出
来ます。ただし外気温が0度以下になると凍傷や凍死の恐れがあります
から、そのような時は室内に入れて管理をします。
室内でも気温が0度以下にならなければ、特に暖房器具の使用は必要が
ありあmせん。春から秋までに十分な光線に当てておけば、丈夫な株に
なって寒さにも耐えられるような強さになります。
さて現在の置き場ですが、東北でも気候が安定しているはずですから、
そろそろ屋外に出されても構わないと思います。今は窓際から2m程度
離れた、レースのカーテン越しに置かれているようですが、寒いからと
言っても少し離し過ぎのように思えます。冬場はガラス越しで光線に当
てた方がいいので、今年からはガラス越しの光線を浴びさすようにして
下さい。ブニブニ状態は、光線不足が原因の一つと言えますね。
冬場の水遣りは基本通りですが、余り長雨にはさらさない方がいいと思
います。常時用土が湿っている事は好ましくなく、ある程度の乾燥して
いる時間が必要です。春から秋までは鉢土が乾いてから、更に1週間ほ
ど経ってから鉢底から水が流れ出るまで与えます。これが基本です。
梅雨時期などに屋外に出しっぱなしにすると、梅雨の長雨で常時用土が
湿った状態になるので、根腐れの心配が出てきます。
植替えですが、4年間も植替えをしていないのは問題がありますね。
用土は永久的に使用が出来ず、用土の劣化による排水性や通気性、鉢内
で根が一杯になる根詰まり、雑菌の増加などが原因で状態が悪くなって
しまいます。理想なのは2年に1回で植替えを行なうようにして、その
方が状態を良くさせる方法になります。
僕は自分が住んでいる地域の気候を考えて用土を自家配合しています。
住んでいる地域の気候は場所によって違し、用土に関して知識の無い方
は自家配合をしないで、市販の金のなる木の土を使って植替えをされた
方が確実です。下手に配合してしまうと、状態を悪くさせてしまう危険
があります。本には基本的な配合しか書かれていませんので、その通り
に配合しても順調に生育するとは思えないからです。
植替えが出来るのは4〜9月の間ですが、梅雨時期や猛暑の時の植替え
は避けた方が安全なので、出来れば梅雨入り前には植替えを終わらせた
方がいいと思います。
植替え方法ですが、鉢から株を抜いたら古い用土を1/3程度落としま
す。多くても半分程度は残すようにして下さい。はみ出た根や傷んだ根
や長過ぎる根を切って整理をします。鉢底に防虫ネットを敷き、鉢底石
を2〜3センチになるように入れます。鉢底石の代わりに、ボラ土の中
粒か大粒を使われても構いません。次に金のなる木の土を少し入れて、
根の整理が終わった株を鉢に入れます。幹が鉢の中心になるように決め
たら、株周りに土を入れながら棒のような物で突っついて倒れないよう
にします。鉢のフチまで一杯に入れず、鉢のフチより2センチ程度の所
まで入れるようにします。ぐらつかないか確認したら、鉢土の表面を軽
く押して植替えは終わりになります。植替え後は直射日光に当てずに、
風通しの良い明るい日陰に置き、徐々に光線に慣らすようにします。
植替えをしても直ぐには水遣りをせず、1週間程度経ってから最初の水
遣りをします。その時に鉢底から水が十分に流れ出るまで与えます。
肥料ですが、僕は緩効性化成肥料を使用しています。これは緩やかに溶
け出して効くので、長期間の持続があるのが特徴です。この肥料を使用
すれば、次回の植替えまでは一切与える必要がありません。植替え時に
用土に混ぜても根を傷めないので、購入された金のなる木の土に養分が
含まれていなければ元肥として使われたらと思います。
HB101ですが、僕は使用した事が無いので良いか悪いかの判断は出
来ません。ただ金になる木に必要なだけの成分が含まれているかどうか
は疑問が残りますね。施肥をする時期は、植替え時期と同じです。それ
以外の時期には、絶対に与えないようにして下さい。
なっぱ
【東北】
2007/05/11(金) 10:26:13
[[解決]]
cactusさんまたまたお返事ありがとうございます。
今日中に土を買ってきて植え替えをしたいとおもいます。
緩効性化成肥料はマグァンプKがあるので、入れてみます。
1〜10まで細かく教えて頂き本当にありがとうございました。
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