ハナミズキの花

[園芸相談センター]の過去ログです

じゃじゃ丸 【中国】 2007/04/16(月) 22:10:10
去年の秋にハナミズキを植えました。
今、花が咲いているのですが、花びらの先が茶色く枯れたようになっています。
なぜでしょうか。対策があれば教えてください。

ひろし@小南部 2007/04/17(火) 09:57:08
ハナミズキ(アメリカヤマボウシ)の花びらに見えるのは苞といって葉の変化したものです。花は中央に固まってついてますね。
日本産のヤマボウシと違ってアメリカ産のハナミズキはなぜか苞の先端がちょっと枯れこんだようになって凹むのですが、そのことでしょうか?であればそれは種の持つ目印のようなもので防ぐ手立てはありません。可能性として、冬の西風を避けられる場所であれば、その先端の枯れこみ状の凹みは小さく出来る可能性はあります。
ハナミズキは花芽を全年秋には既に用意していて、花芽のまま冬越しします。苞は芽鱗状のもので保護はされていますが、先端は露出しています。この状態で冬越しするので、冬の乾いた冷たい風により先端は枯死して伸びることが出来ないのですが春早く咲くことが出来ます。
日本産ヤマボウシの花芽は秋に出来ていますがハナミズキより未熟で小さくしっかり芽鱗に包まれて保護されています。花は遅くなる代わりに苞はしっかり先端まで延びて先が尖りますね。

ひろし@小南部 2007/04/17(火) 19:18:53
誤字の訂正です。
全年は誤りで前年が正しいです。

ハナミズキもヤマボウシも前の年の秋には花芽が出来ていますが、ヤマボウシは60%くらいの仕上がりで止めて翌年春に40%を仕上げて開花ですが、ハナミズキは95%仕上げてしまっています。それで春早く咲けるのですが冬の乾いたつめたい季節風で苞の一部が枯れて縮んでしまうということです。

ひろし@小南部 2007/04/18(水) 17:28:31
さらに訂正です。何度も訂正ですみません。
「ハナミズキの花芽は苞が直接露出したまま冬越しします」外側2枚と内側2枚です。芽鱗で包まれているわけではありませんでした。お詫びして訂正します。
冬の寒風が厳しいと苞の先(冬の丸い花芽の先に尖った部分)だけではなくて外側の苞が傷んで大きくなれず全体がいびつに大小がついて菱型に見えることがありますね。

じゃじゃ丸 2007/04/18(水) 18:54:24
ひろし@小南部様 
ありがとうございます。よく分かりました。
私が花びらだと思っていたものが、苞というものなら、花はこれから咲くんでしょうか。

ひろし@小南部 2007/04/19(木) 12:53:34
じゃじゃ丸さんこんにちは、
苞が開いたと言うことは花が咲いているはずです。苞の中心に小さな花が密集してついています。
苞は学問的には花びらではありませんが、花びらと機能は同じ、つまりここに「花が咲いているよ」というサインでミツバチやハナアブなどを引き寄せて受粉結実を促すためです。つまり苞が開いたときには多少の時間差はあるかもしれませんが花も開花して受粉準備完了状態となるのです。


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