デンドロの花後の管理

[園芸相談センター]の過去ログです

みやこ 【関東】 2007/03/30(金) 00:15:54
花がたくさん咲いた後のデンドロの茎が枯れたような色で細くなりました。一本の茎からは高芽が伸びだしていますが他の茎はどうなるのでしょうか。週1ぐらいの水遣りで良いのでしょうか。どこかで全部切り取るというような話も聞きましたが…ちなみにもともと太い茎のデンドロではなく花も小さかったです。ノビル系だと思います。よろしくお願いします。

ひろし@小南部 【東北】 2007/03/31(土) 16:21:00
こんにちは、
ノビル系デンドロビウムの茎が枯れたように細くなり、そして高芽が出るという状態は元株の根が傷んでいると思われます。
その状態では開花した茎の元に新芽のふくらみも確認できないことでしょう。
根ぐされを起こす一番の原因は水のやりすぎですが、ノビル系デンドロは休眠期(原産地の乾期〜日本では冬期)にはミズゴケなどの植え込み材料がすっかり乾いてから次の水遣りをする必要があります。つまり休眠期のデンドロは根が一時的にすっかり乾くことを要求するのです。置かれた環境や植え込み材料と鉢の組み合わせで乾き具合は全く変わりますので週一の水遣りが適正であるかどうかはわかりません。何鉢に何で植えつけているか、また鉢の大きさは何号か?でも変わります。
ちなみに私はノビル系の代表種スノーフレーク’レッドスター’を長年栽培していますが。開花株は4号の素焼き鉢にミズゴケで植え、午前中ガラス越し日光にあたり、最高気温16度最低気温7度の環境で冬越し開花させますがこの場合の水遣りで週一です。水遣り前はミズゴケはカリカリ言うほどの乾き方です。
根が健全であれば花後も高芽は発生せず、気温の上昇とともに株元から丸い新芽が膨らみ、成長をはじめます。そうなったら水遣りは回数を少し増やしてミズゴケがかりかりになる前次の水遣りをします。

さて、枯れた株の救済方法ですが、高芽からは根が出ていると思いますので、高芽のついている茎自体を2節ほど芽につくように切り取り芽の茎の元の膨らんだ部分を露出させる高さで3号の素焼き鉢にミズゴケで植え込むと高芽から再生は可能です。


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