鉢植えのバラを今から植え替えても大丈夫でしょうか

[園芸相談センター]の過去ログです

りんたろう 【近畿】 2007/03/26(月) 16:01:21
鉢植えのバラについておうかがいします。

この冬予定の剪定・植え替えができないまま今に至ってしまいました。
一昨年の冬に植え替えしたままです。
10号鉢にモーツァルトやバレリーナなどのつる系、
7〜8号にイングリッシュローズやフロリバンダを植えているのですが、
暖冬のせいか少しずつ可憐な花が咲いていたのでなかなか剪定ができず、
手をつけないでいるうちにあれよあれよという間に次々に葉が開いてきました。
黒点病がでていますしコガネムシの幼虫の被害にあっているかもしれずなんとかしなければと思うのですが
今の時期どこをどうすればよいかわからず、ご指導いただきたくお願いいたします。
残念ではありますが、今年は花を見られなくても仕方がないと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

りんたろう 2007/03/26(月) 16:06:33
すみません。

>一昨年の冬に

正確には、2005年の2月で、すでに2年が経過しています。

りこりす 【近畿】 2007/03/26(月) 18:53:35
時期としては少し遅いですが今のうちに植え替えれば問題ないと思います。

R・ひろき 【関東】 2007/03/26(月) 19:50:38
 こんにちは。
 このまま置いておいても、よほど酷くコガネムシ等にやられたわけでなければ、この品種群なら、花は見られると思います。
 あとは、植え替え等々の世話ですが、
1.土替
 土替を伴う植え替え(鉢替ともいいます)は、次回の冬に持ち越されたほうが安全です。
 というより、次回の冬にやってください。急激に暖かくなっていますので、今の時期の鉢替はお勧めできません。
2.黒点病
 去年の葉で、黒点病の斑点がついたものは、今すぐにむしってください。
 地面に落ちている葉があれば、それも拾ってください。

 2005年の2月に植えられたということで、土の古さや、コガネムシの心配があるということですね。
 土については、上から少しずつ土を削ぎ取っていき、ちょっと白い根が出てきた場所まで、古い土を取り除いてみてください。そこに培養土(バラの土でいいです)を足し、上からピートモス等々で厚めにマルチングしてみてください。これでだいぶん改善します。また、マルチングは黒点病の感染を完全にではありませんが、かなり防ぐ事が出来ますので、敷いてみてください。
 コガネムシのほうは、バラが急激に弱ってきたとか、株の半分だけいきなり枯れ込んだ、あるいは、葉先が変に枯れ込んだ、株がぐらぐらしているなどの症状がなければ、去年のところはそれほど酷くなかったと思います。なにかお心当たりの症状がありましたら、書き込んでみてください。

 また、根鉢が回っていて、すぽっと抜けるようでしたら、一回り大きい鉢に鉢増しすることができます。
 根鉢が回って窮屈そうでしたら、真夏は避けた方がいいですが、春〜秋まで、随時に鉢を大きくしてみてください。(そして、冬が来たら、鉢替です。)

R・ひろき 【関東】 2007/03/26(月) 19:54:23
 すみません。書き忘れました。
 剪定については、今回の場合、あまり詰めると樹液が出て枝が枯れ込むこともありますから、黒点病が出た枝を中心に少し詰めるくらいにしておかれてはと思います。
 つるのほうも、以前の誘引のままになっているのかなと思いますが、今から誘引し直すと、かなり花芽が落ちますから、いったんそのまま様子をみてはと思います。

りんたろう 2007/03/28(水) 19:06:32
りこりす様、R・ひろき様、早速のアドバイスに感謝いたします。

R・ひろき様、たいへん具体的にご指導下さりありがとうございます。
花が見られるかもしれないとのこと、嬉しいです。
今のところはどのバラもコガネムシによる症状らしきものはみられません。
おしゃって下さったように黒点病の葉を取り除き、上の方の用土を換えてみます。
現在マルチングにはバークチップを使っています。この上に黒点病の葉が落ちている鉢もあります。
これはすでに汚染していると考えて、交換した方がいいでしょうか。
また、バークチップよりピートモスの方がよいでしょうか。
植え替えする度に迷ってしまうのですが、お教えいただけるとありがたいです。

gardenfan 【近畿】 2007/03/29(木) 00:10:14
今ついている昨年の葉はいまでも、黒点病にかかっていなくても削除てです。
地面近くの葉も削除して下さい。

マルチ材は
>バークチップよりピートモスの方がよいでしょうか。

春先にそのまま植え込む場合はピートモスの方が良いと思います。
でもピートモスはマルチするよりも鉢に植え込んだ方が根張りがよくなりますのでマルチに使用されるよりも用土にブレンドをお勧めします。
マルチの効能対費用なら稲藁や籾殻を近くの農家から入手されるのならほぼ無料になります。
私は完熟腐葉土の上に籾殻でバラをマルチしています。少しカルホスを添加しています。

R・ひろき 【関東】 2007/03/29(木) 09:54:08
 こんにちは。

 コガネムシについては、もし、秋頃に株がぐらぐらするようでしたら、またご相談ください。
 バラは、春〜秋に根を崩しての植え替えはしないですが、例外がありまして、コガネムシに酷くやられた場合は、それ以上根を食われる前に植え替えします。

 黒点病の葉はそうですね……セオリー通りでは、去年の葉は全部取るのですが、株がついているのに慣れていて、冬中活動しており、葉数が少なかったら、健全な葉はあまり取らない方がいいですね……。これも考え方次第ですが、株の様子をみて判断してみてください。
 黒点病の越冬は、地面に落ちた病斑のある葉か、枝の病斑上や、ついている葉の病斑上です。

 私などは、地面近くの健全な葉は、取りません。(通常の冬越しのときは取ります。春〜秋の今年の葉の場合です。)
 黒点病というのは、下からあがるだけではなく、下は無事で上から感染してくることもあるので、最初から地面近くの葉が無いと、後で困ることもあります。下から60センチくらいの葉をむしっておくように言うバラ園さんもありますが、それはどうかなと思います。

 バークチップは取り替えた方がいいと思います。
 バークチップは崩れない、流れないというような利点がありますが、反面、裏側にカビが生えることがあったり、蒸れたりもします。ピートモスは、(細かいタイプは)水やりで流れたり、コガネムシの成虫に産卵されたりということがあります。
 どちらもそれぞれ良い点と悪い点があります。私は、ピートモスに軽量のパーライトを混ぜて敷いています。
 取り替え時も、人により違うことがあるのですが、黒点病等が酷く出た場合は、頻繁に敷き替えたほうがいいです。

りんたろう 2007/03/30(金) 01:20:49
gardenfan様、ありがとうございます。
マルチ材にもいろいろあるのですね。今からでもコガネムシ対策としてカルホスを混ぜておくとよいのですね。
やってみようと思います。

R・ひろき様、詳しいアドバイスたいへん助かります。
この週末に上の方の土を替えるつもりで、夕方黒点病の葉や枝を取り除く作業のみ行ないました。
それまで支柱にしっかり固定していたため気づかなかったのですが、ニューウェーブがぐらぐらになっていました。支柱で土を突いたらほこほことして嫌な感触です。
残った根が乾いてしまってはいけないような気がして、とりあえず深めの鉢皿に入れて水が溜まるほどたっっぷり潅水しておいたのですが、それがよいのかどうかもわかりません。
この木は80pくらいの高さで、今はまだ芽だけの状態です。
ご指導どうぞよろしくお願いいたします。

ゆんたん 【関東】 2007/03/30(金) 08:33:37
こちらのサイトにバラにはカルホスは使用しない方が良いとありますが。
http://botany.cool.ne.jp/logb/200506/05060219.html

R・ひろき 【関東】 2007/03/30(金) 10:19:27
 こんにちは。

 ニューウェーブ、「ぐらぐら」、「ほこほこ」というのが気になります。
 昨秋あたりから、コガネムシの幼虫に食われていたかもしれません。また、根に何か病気(コブなど)があるかもしれません。
 ニューウェーブについては、まだ芽だけという状態で、すでにぐらぐらということもありますから、鉢から抜いて、根を見た方がいいかもしれないと思います。植えた後は、軽く風よけをして、根づくまで乾燥しないようにしてみてください。


 過去ログの件は、「バラに使えない」=「バラに適用がない」ということです。

 ところで、当時は適用がありませんでしたが、カルホス微粒剤F(商品名)ですが、今現在は、コガネムシではないですが、カブラヤガ(色の濃いほう)に適用(花き類・観葉植物)があります。(今回の被害は、カブラヤガかコガネムシか、虫を見ていないので特定出来ません。)
 使用方法は、定植時一回です。
 ここに書いてあるダイアジノンは、検索した範囲では、今でも適用がありませんね。

 農薬の適用は、頻繁に追加変更削除されますから、新しいものを参照した方が確実です。
 独立行政法人農薬検査所のホームページの農薬登録情報検索システム等で、作物名に「バラ」と指定して検索してみると、属する大グループへの適用も含めて、新しい適用が出てきます。
 バラが属する大グループは、同じホームページの適用作物名、別表1に載っています。「花き類・観葉植物」です。


 秋頃にコガネムシの幼虫でぐらぐらしたら、農薬を使うより、鉢ごと水没させたり、気合いを入れて土を替えて幼虫を放り出すほうが確実です。幼虫も大きくなってくると、農薬が効きづらくなりますので。

りんたろう 2007/03/30(金) 20:29:22
ゆんたん様、サイトのご紹介ありがとうございます。
早速読みました。薬剤の使用は慎重におこなうべきですね。

R・ひろき様、アドバイスありがとうございます。
調べてみたところ、コガネムシではありませんでした。
根が上の方までないけれど、今まで見たものに比べるとずいぶん細いけれど、底の方にいくほど張っていてなかなか抜けませんでした。
(毎年、地植えしてある八重咲きのバラ花に飛来するので、コガネムシの幼虫とばかり思っていましたが、カブラガヤということもあるのですね。検索してみて似ているのでびっくりしました)
それより、根の付け根に直径1cm強くらいのコブを1個見つけました。
おしゃっていただかなかったらきっと見落としていただろうと思います。
コブを付け根から切り取り(1mmくらいの傷ができました)、そのままにしておくのもよくないような気がして鉢植えであることだから、と、とりあえず新しい用土で植えつけました。
洗ってみると、表面がゴツゴツして根の色をしています。
割ると硬くて、たくさんの粒がくっつきあっているような感じで中に根の皮のようなものがありました。
植えつけてよかったのかどうかわかりません。
過去ログからR・ひろき様も回答されているものを読みましたが、その方のバラはネコブセンチュウではなかったようでした。
病気であれば焼却したほうがよいのでしょうか。

それと、ロサ・カニナも芽が動いていないのですが、こちらも用土を換えてもよいでしょうか。

ご指示、どうぞよろしくお願いいたします。

R・ひろき 【関東】 2007/03/31(土) 10:50:57
 こんにちは。
 コブは、ガンシュであることもあり、カルスであることもあります。
 カルスの場合は、品種によってガンシュに似た感じになることもありますが、正常な細胞であるので、株に対して不自然な形にはなりにくいです。カルスは、力こぶのような形になったり、微かに緑色がかっていたりします。
 ガンシュの場合は、まん丸であったり、急激に成長したりします。

 ガンシュだと思われる場合は、私の場合は処分しますが、処分しないで育てる人も現実には多く、自分の庭で趣味の範囲なら、基本は基本、でもやはり捨てないという選択肢もあります。

 どちらか分からない場合も、持ち主さん次第です。
 ガンシュなら、一年以内にまた再発することが多いので、そのときに考えてもいいと思います。
 ただ、鉢の置き場所には気をつけてください。水や土を他の鉢と共有しないように、また、庭で水やりしたとき、水の流れる方向をみて、一番川下のほうに置いてみてください。

 
>それと、ロサ・カニナも芽が動いていないのですが、こちらも用土を換えてもよいでしょうか。

 ロサ・カニナのなかには、根が動いていても、なかなか芽が動かないものもあります。我が家のものも、ほとんど動いていないものがあります。
 異常ではないことがありますので、もう少し様子を見てはと思います。
 大きめの鉢でカニナなら、今年用土を替えなくてもそれほど支障はないです。

りんたろう 2007/03/31(土) 15:10:45
[[解決]]
R・ひろき様、どうもありがとうございます。

ニューウェーブはとても好きな花なので、他の鉢と隔離して様子を見たいと思います。
そういえば、ロサ・カニナは毎年葉が出るのも開花も遅いです。
でも、根が動いていることもあるのですね。
こちらも様子を見ることにします。

毎回詳しくアドバイスいただき、ほんとうにありがとうございました。
おかげさまでなんとかなりそうです。

薔薇と鳥 2007/04/02(月) 15:03:24
ニューウェーブは、様子を見られると言うことなので・・・
R・ひろき さんの説明にもありますが、コブがガンシュだった場合には再発すると思います。その場合には、コブを切り取り、切り口をロングライタ−やハンダゴテ等で熱処理をしてみてください。高い確率で治癒すると思います。


[園芸相談センター]の過去ログです

園芸相談掲示板@園芸相談センター園芸相談センター