プリムラの種の取り方を教えて下さい
マノロ
【近畿】
2007/02/28(水) 13:25:16
毎年、桜草の苗を買って植えています。花が枯れると引き抜いて捨てていました。最近、桜草から種が取れると聞いたのですが、どうやって取ればいいのでしょうか?種から育てたほうが、成長を見れて楽しみも増えますよね。プランタに植えているのですが、毎年咲かすには、地植えの方がいいのでしょうか?是非、教えて下さい。
たちつ
【近畿】
2007/02/28(水) 18:12:47
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プリムラ マラダイコスとして
http://www.kakinotane.jp/page_2/ha/images/ha12.jpg
採取種蒔き方法は、色々ありますが、私流に
まず、マラコイデスの性質として、低温に強く、高温に難しい。
夏越しさえ涼しく過ごせれば、年中育てられます。(殆どムリ)
それさえ解決できれば、株分けも高芽(花茎に子株がが付く・高子)でも増える(殆どムリ)
毀れ種早期発芽(初夏に生え、真夏に大きくなる)・・未だ暑いので枯れやすい
毀し種初秋発芽・・・育てやすい。但し、幼苗仮移植して、年末までに出来るだけ大きく育てないと小さくても(3cm前後)花が咲きだす。
採取時期 私流の楽な方法・蒔き時忘れ防止・紛失防止によい。
花が汚らしくなれば、花穂を切って、涼しく湿り気のある場所に、置いておけば、種が熟成して、毀れて、初秋から生える。この小さい苗を集めて、養育仮移植をする。そのままでは、密生して、大きく育たないし、数も取れない。根数も少ない。 木陰など涼しく、明るい場所が良い。
比較的鹿沼土の上に置いていたほうが、楽。・・・引き抜きやすい。排水保湿が良い。鹿沼土は、乾湿で色が変わるので楽。過湿にならない。
大粒は隙間が大きいので、小粒の方が良い。
適当な湿り気があれば、何の土でも良い。
涼しく発芽させて、早く大きく育てる。
自家採取・毀し種蒔き横着法は、必ず生える(保管適期蒔きは、忘れれば・紛失すれば生えない) 反面発芽生育にバラツキがでる。長ければ4ケ月に渡りパラパラと次々と発芽し続ける。養育仮移植の時に、必然的に大きさが揃う。
概ね、花房の3段目が咲けば、一段目には種が育っている。花一個が茶色になれば種が付いているか、毀れている。マラコイデスを引き抜いて、何かを植えるときに、表土1cmの土をすくって、湿った土の上(明るい日陰・木陰)に、撒いておけば良い。植木鉢を少し傾けておけば、潅水時に、土の低い方に種が流れて集まる。
仮移植時(1cm前後 箸で根を挟んで土に挿し込むと楽) この場合には、根に土は要らない・付いていなくても良い。暖かい日当たり地。
定植(7cm前後) 堀上げるときにかなり根が深いので、箸を株回りに深く差し込んで、シーソーのように箸を倒して、土を持ち上げれば楽。
この場所が空けば、箸で土を攪拌して、ちぎれた根を取除く(木の割り箸に絡みつく)と同時に、土が軟らかくなる。ここに再び次の苗を植える。
場所がなければ、秋植え球根の表土に、仮移植えしておけば、スペースも節約できる。仮植えは、一時的(1-2ケ月間だけ)何処でも良い。
定植が面倒なら、そのまま咲かせれば良い。
仮移植苗の土が冷えると霜柱で、株根がむき出しになるので、指先で押さえ込む。根がむき出しになっても、霜柱で土が湿っているので枯れる事は無い。
根が育っているかどうかの目安として、葉色が緑(良い)か黄色い(良くない)かで判る。黄色くても枯れる事は無いし暖かくなれば花も咲く。
只株が小さく花数も少ないだけ。
発芽には、冷涼な温度と排水のよいことが条件。生えれば日当たりと温度。
暖かくなれば、株の生育をやめて開花しだす。ここがマラコイデス独特の性質。だから、年末までに大きく育てる。
洋種サクラソウと日本サクラソウとでは、繁殖方法が異なります。
その他の洋種サクラソウは、植替え時に、偶に株分けする程度で、種は扱ったことが無い。
元々から、横着流成り行き任せ派で、有れば・生えれば良いし、花の一つでも咲けば良いのが、私流。それでも、最初は濃い桃・ピンク・清白の3株から、毎年200-300程に増える。尤も今は交配?消滅?してピンクしかない。
>毎年咲かすには、地植えの方がいいのでしょうか?
開花苗定植なら、お日様が当たれば、何処でも良い。容器・土は選ばない。安物の65cmPtなら、移動が出来るので楽・Ptの形もデザインも流行も気にしなくても良いのが便利。アプローチに並べれるとか、植えればよいかも。多少ズボンやスカートの裾が花粉で汚れるかもね。
このようなイメージ。
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