多肉植物の種子の撒き方

[園芸相談センター]の過去ログです

けんじ 2007/02/15(木) 21:52:25
多肉植物「恵比須大黒」の種子を知人からいただきましたが、その知人も、種子の撒き方、蒔く時期、育て方などはよく判らないとのことでした。せっかくいただいた種子ですので大切に育てたいと思います。撒き方、育て方について教えてください。

野鴨 2007/02/16(金) 08:07:37
多肉植物ではありませんが、サボテンの種を蒔いたことがあるので、そのことを書きますね。

種は湿らせた濾紙の上で播きました。濾紙は乾かないように、光を遮らないような覆いをしてありました。
ご家庭では、発泡スチロールのトレイにぬらしたティッシュを引いて、穴の開けたラップをした、と想像していただければ結構です。
明るい室内で、気温も20℃前後なところです。

発芽率は低く、30%程度でした。

芽が出て、子葉が展開した頃に液肥を与えて様子を見て
本葉が展開しだした頃に濾紙を切って、濾紙ごと鉢に植え替えました。

多肉植物で、これが応用できるか分かりませんが
この方法だと、暖かい室内で年中播種できると思います。

しょうちゃん 2007/02/17(土) 01:23:11
パキポディウムの栽培はした事がありますが、播種はした事がありません。サボテンや多肉植物(ハオルチア)と同じような管理でよろしいかどうかは自信ありませんが…。参考になればと思います。

先ず、発芽には温度が重要ですので、どちらにお住まいかは存じませんが、この時期に蒔くのは早い気がします。(加温設備、よほど日照が良い環境なら別ですが)蒔いても発芽する可能性は低いのではないでしょうか。

私なら、種子をジップロックの袋に入れ、乾燥剤と一緒にビンに入れて、冷蔵庫に保管しておき、もう少し暖かくなるのを待ちます。関東だと、4〜5月以降が良いのではないかと思います。

蒔く前に、
@鉢と、鉢の入る大きさのタッパー。
Aサボテン・多肉植物用の土
B芝の目土または、バーミキュライトまたは、挿し木用の細粒土
C殺菌剤(ベンレートや、ダイセンなど)
D霧吹き
を購入しておく。

気温が暖かくなったら(夜間寒くない季節)
@鉢にサボテン用土を入れ(鉢底石やガラを入れたほうが良い)
Aサボテン用土の上に1〜1.5cm位、芝の目土やバーミキュライトを入れる。
Bその上から熱湯をかけて消毒する。(私はしていません)
C種子を均一に広がるように蒔く。(種子をアルコールで消毒する人もいます)
D蒔いたら、土はかぶせず、殺菌剤を規定倍数に希釈した液体を霧吹きに入れて、これでもかっ!って位に吹きかけます。種子、用土はもちろん、鉢全体に吹きかけます。
Eタッパーに鉢ごとすっぽりと入れて、腰水管理(2〜3cm水を張る)して、蓋を閉めて日の当たる場所においておけば、発芽すると思います。
全体的に発芽したなぁと思ったら、タッパーの蓋を少し開放しておけばいいと思います。真夏のように暑い時期だと、閉めきってはいけません。
発芽後の殺菌は、する人、しない人がいますし、品種によっては障害の出やすいものもありますので、なんとも言えません。私はある程度の大きさになるまでに、薄めに殺菌剤を霧吹きしています。

発芽した幼苗が、ある程度の大きさ(数ヶ月)になったら、極々薄い液体肥料を上げて下さい。(発芽して、根を張る時に肥料分があると、根が張りにくいという人や、コケやカビが生じやすいとの話を聞きます)

一年くらいは腰水管理だとはおもいますが、パキポでそうしてよいのかはわかりません(ごめんなさいね)。
寒くなったら、市販のミニ温室へタッパーごと入れておけば大丈夫だと思います(寒冷地にお住まいでしたら、ダメでしょうが)

以上は私の方法で、サボテン、ハオルチアはすこぶる順調に育てています。ご参考になれば幸いです。

けんじ 2007/02/18(日) 09:48:19
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大変参考になりました。知人の好意を無にしないためにも、是非今春挑戦し成功させたいと思います。有り難うございました。


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