パストリア水和剤を入手したいのですが。

[園芸相談センター]の過去ログです

よっち 【関東】 2007/01/16(火) 17:01:33
我が家の1坪ほどの庭にネコブセンチュウが蔓延し、クレマチスやアカンサスなどの寄生しやすいものが全滅しかかっています。
罹患株を処分し、そのあとにボルテージ粒剤6をすきこんだり、マリーゴールドを株間に植えて、その後すきこんだりと手を尽くしましたが、センチュウは移動するため根絶できません。
ネットでパストリア水和剤を知り、潅水で広範囲に散布でき、パスツーリア菌は何年も土壌内で生息するらしいのでぜひ使ってみたいと思い、メーカーに問い合わせたところJAなどで扱っているとのことでしたが、JAに問い合わせてみましたが扱っていませんでした。どなたか100g入りを購入できる所をご存知ありませんか?

けい 2007/01/16(火) 17:11:42
問い合わせてみてはいかがでしょうか。
http://www.afftis.or.jp/seihin/products/product3209.html

ちゃも 2007/01/16(火) 18:23:56
マリーゴールドは、根腐れセンチュウには有効ですがネコブには効かない
らしいです。

最近、農業普及センターにてネコブセンチュウに効く農薬を調べて頂いた
ばかりなので、書いておきます。参考まで。

アドバンテージ粒剤
http://www.nissan-nouyaku.net/products/main.cfm?ID=15474

ネマトリンエース
http://www.greenjapan.co.jp/nematorin_s.htm

よっち 2007/01/17(水) 00:25:56
けい様、ちゃも様、さっそくの情報ありがとうございます。

質問に書いた通り、サンケイ化学鰍ノ問い合わせたところ「JAで扱っているので聞いてみて下さい。」とのことでした。JAなどに卸しているという意味で、メーカーから個人には販売しないということだと思います。全国のJAに問い合わせればどこかに引っかかるのかも知れませんが、あまり遠いJAでは買いに行けないのでとりあえず近くのJAに問い合わせましたが、扱っていませんでした。

ネマトリンエースやバイデートL粒剤も考えましたが、ボルテージ粒剤6と大して効果に差は無さそうですし、なにより土壌混和しなければ効果が無いので、他にいろいろ植えられている植物を全部掘り上げるわけにも行かず、やはりパストリア水和剤に頼ってみたい気がします。(すごく高価なのですけどね)

スレレス同人 2007/01/17(水) 02:53:20
効果があるか無いか知りませんが、発売された期間が去年?という事で、未だ普及していないと思う。
パストリア水和剤で、検索しても、宣伝ばかりですね。
メーカーで、卸先・小売店を紹介してもらって、買わないと仕方がない。JAを含め販売店も、売れないものは、扱わない。一本の為に、一箱買わなければならない。メーカーも特販体制をとっていれば、委託販売とか、売れ残り返品可能契約販売もする場合も有る。某肥料メーカーの、販促を見ているのですが、人気があるものの、高すぎて、結局、
希釈液として、販促をかけている。これがヒットしたのでしょう。
最近はTVでも宣伝している。口コミから入って、DM作戦に入って、量販店で失敗した。(売れない・盗難) そこで希釈液販売にした。利用目的も、園芸以外に販路を広げたものの、今一つの段階。どう進むのか関心を持っています。

とにかく メーカーで小売先を聞かないと始まらない。
運賃・電話代を含めて、3-4倍に付く。尤もメーカーも定価表示が無いので解らない。寿司と一緒で時価だったりして。
メーカーの説明では、サツマイモ・イチジクと書いてあります。
本社の公式HPでは、サツマイモ以外は効果が無いとか、時間の経過により、徐々に減る。従って、当分は、根に根瘤は発生する。とも書いてある。農薬というよりEM菌ですね。EM菌単体は、取り扱いが難しいものです。

メーカーの体制が悪く、社内でも製品知識がないとか、対応の仕方すら徹底していないかも知れない。
昔から、地中害虫の防除には、大変苦労するものです。
農薬に頼る事も一つの方法ですが、そのように沢山発生する環境の原因を追究するほうが、良いように思います。
一坪程度なら、一度必要な草花を植木鉢に植え替えて、表土50cmを天日干ししたほうが簡単かも。
元々から、線虫というものは、連作障害ですから、ハウス栽培の土壌消毒を対象としていました。
農薬というものは、一度使い出すと、繰り返し繰り返し使用しないと、
逆効果になります。
私は、農薬大好き派ですが、昔に、農薬の善悪を考えた事があります。
結局、猫と蚤の関係と同じようなものという事に気が付きました。
猫が健康なときには、殆ど付かないものですが、猫の体調が、悪くなると、とたんに、蚤が繁殖します。蚤が繁殖するから、体調が悪くなるの悪循環が始まります。猫の体力=土の浄化力の劣化・植物の抵抗力の劣化(弱る)にもつながります。線虫も動物ですから、線虫の天敵も病気もある。動物にしても、植物にしても、集団を作る性質もあります。
どのように集団を作っているのか、何処に集まっているのか、ライフサイクルはどうなのかなどを観察しないと根本的な解決にはなりません。
まして、農薬が高価なものなら、栽培植物を買ったり、変えたほうが安く付く。愛着とコスト手間隙を天秤にかけるのも一つの方法です。
私なら、愛着心がそれほど高いのなら、鉢植え隔離分散栽培に切り替えますが。植木鉢も大きいものから、小さいものまで沢山の種類があります。
土壌自然消滅期間もついでに聞いておいたほうが良い。
鹿児島か土佐のJAへ問い合わせてみれば。
ちょっと酔ってしまったのかな。眠くなってきた。

よっち 2007/01/17(水) 09:03:22
スレレス同人様、ありがとうございます。

潟lマテックより平成10年くらいに農薬登録され、販売されています。即効性がないので敬遠されたのだと思いますが、あちこちの農薬研究機関が試験して、殺センチュ剤と併用しながら使う方法も発表されています。確かに「売れない」から「仕入れない」というのは正しいと思います。

パスツーリア菌は「サツマイモ」以外には効果がないのではなく、「サツマイモネコブセンチュウ」以外には効果がないのです。たとえば「キタネコブセンチュウ」には効かないのです。我が家のセンチュウがサツマイモネコブセンチュウがどうかはわかりませんが、クレマチスに付くセンチュウは圧倒的にサツマイモネコブセンチュウが多いので、使ってみる価値はあると思います。

またパスツーリア菌は室温で4年間は保存可能なので、とても扱いやすい部類だと思います。

ちゃも 2007/01/17(水) 09:17:18
私もスレレス同人さんと同じような考えでいます。

普及センターで普及員さん捕まえて聞いていたのは、センチュウの症例
など、花卉を含む農家さんが何か問題があれば、普及員さんに相談する
ことがよくあるので、情報を確認するためと、後はセンチュウの習性み
たいなものを聞いたついでに、薬剤を教えてもらっていた訳です。

結局、私が欲しい答えは出なかったのですが^^;

でも連作障害の事は言われてました、土の中には無数の菌が居て、当然
センチュウなども含まれていると、土の有機質を豊富にしてそれらの餌
となるものを置き、複数の菌などを住まわせる事で、菌たちがどれぞれ
戦いを繰り広げるうちは、良いらしいのですが、その菌の数が減り単純
化すると、植物に悪い影響がでるのだとか言ってました^^;

我が家は鉢花ばかりですが、土の有機質を豊富にすることには気を使って
ます。
私のところはセンチュウの被害は確認できてないのですが、友人など身近な
人で話しを聞くようになったので調べてました。

余談ですが・・・
私が調べていたのは、ある低木樹(草花ではない木)の根にネコブセンチュウ
が付く被害の重要度についてなのです。

その根は、基本的にセンチュウにとって居心地は良くないと思われるので、
宿主が居ないからたまたま・・・一時的に居ついている可能性もあり。
居心地がよければ、卵を産んで居つくし、居心地が悪ければ出て行くのだ
そうです^^;
後、その木が健康に育ち、センチュウに勝つことも大事だと言われました。

そうですね、センチュウの天敵は買ってこなくても土の中にちゃんと居る
のかも知れないですよね。力が弱って数が減っただけなのかも知れないですし。

すみません、答えになってないですよね^^;
でも、私のようにJAの近くに農業普及センターとかあるので、相談して
みるのと何らかの手がかりが得られる事もあるかも知れません。

初心者 2007/01/17(水) 12:53:31
こんにちは。いつも楽しく拝見させていただいております。

農協では、石原産業のネマトリンエース・シリーズを推奨しているようです。

県の試験場でも、
ネマトーダ罹病については、無施用区は100%罹病したがネマトリンエース施用区は14.3%〜27.3%の罹病率で収まったが、パストリア水和剤の施用についての効果については認められなかった。
と発表しています。

【根魔倒打】ですから農薬と言えども完全駆除できるものはありません。

クロルピクリン燻蒸剤の代替農薬は、数多く市販されていますが果たして一般の花壇に必要なのか疑問です。

他人様の花壇を批判する心算は有りませんが、アカンサスを何株植えられているのでしょうか。10株植えれば、他の植物は植えられないように思われます。クレマチスの大株を掘り根をみる事も危険な事です。コンパニオンプランツとして利用されるマリーゴールドも大きいものです。根瘤線虫は小さいものです。土の量と線虫発生密度も調べられたのでしょうか。素人の私ですが不可思議に思われます。
排水と風通しが悪いのでは無いでしょうか。畝作りをなさっては如何なものしょうか。

よっち 2007/01/18(木) 19:59:32
初心者様、ありがとうございます。

風通し、排水ともに問題はないと思います。南東道路に面したオープン外構で、花壇部分は低い枕木で囲い、地面より30センチ程高く土を入れています。その中にマグノリア、イングリッシュローズ(つる仕立てで家の外壁に誘引)、クリスマスローズ(マグノリアの株元)、クレマチス(2株とも花壇の外に向かって誘引)、ジキタリス、アガパンサス、鉄砲ゆり、水仙、ハーブ類他などが植えられています(アカンサスは去年の今頃鉢上げしました)。こう書くとキツキツに植わっているように感じられるかも知れませんが、つるものが多く高さもそれぞれ違うので、意外と余裕があります。

お店で咲いている一年草を買ってきて植えて、花が終わったら(枯れたかどうかは別)捨てて新しい開花株を植えているような「生け花ガーデナー」ならば、終わった花を抜いたあとにネマトリンエースをすきこんだり、むしろ1坪程度なら、深さ30センチの土全部を新しいものに替えてもいいかとも思います。
被害がひどく弱った株は泣く泣く処分し、周辺の土も捨てて、新しいものを植える時にはボルテージ粒剤をたっぷりすきこみます。でも前にも書いたようにセンチュウは土中を移動するので植えてあるすべての植物を掘り上げて処理しなければ完璧ではないのです。
私は宿根草が好きで、冬に地上部がなくなっても春にまた花が咲くのが楽しみなので、弱っていない植物(センチュウに強いものもあるので)まで堀り上げたくはないのです。そこが「商品を育てている」農業と違い、「病気になった犬を見捨てることができないように、植物も大事にしている」家庭園芸のジレンマなのです。

Iwasaki 【近畿】 2007/01/19(金) 01:36:06
よっちさん、こんにちは。
>冬に地上部がなくなっても春にまた花が咲くのが楽しみなので、弱っていない植物(センチュウに強いものもあるので)まで堀り上げたくはないのです。そこが「商品を育てている」農業と違い、「病気になった犬を見捨てることができないように、植物も大事にしている」家庭園芸のジレンマなのです。

農業従事者が生計に関わる被害を受けている状態で、病害虫が発生した植物を簡単に見捨てる様に捨てている訳ではありません。。又、営農者が栽培植物に愛情を持っていない等と言う様な、誤解をされ無いようにお願いします。

さて本題に入りますが、線虫の発生は、同じ系統の植物(草花)を同じ場所に長く植えている場合に多く、輪作していれば起こり難い物です。
また、植栽密度も関係するのと同時に地質(土壌温湿度)の影響も受けます。
対策としては、土壌改良や土地の休眠等が有効です。
農薬は、一時凌ぎにしか成らないのも事実で、幾ら即効性の有る物を使っても、薬品の効果が切れれば線虫等の害虫は再び発生しますし、又 耐性の付いた物が発生し増える可能性も十分考えられますので其の点も考慮して見て下さい。
>サンケイ化学鰍ノ問い合わせたところ「JAで扱っているので聞いてみて下さい。」
この事に付いては、普通は何処のメーカーでも同じ様な回答が来ると思います。
メーカー名と薬品名が解っている場合は、農協等の小売を行っている所から取り寄せるしかありません。
よっちさんが、農協との取引が有るのなら、農協の購買部から電話確認してもらい取り寄せてもらうのが良いと思います。
又、其の場合発送数量が多く成る事も有るので確認も必要に成ると思います。

よっち 2007/01/19(金) 09:29:22
Iwasaki様 アドバイス有難うございます♪

やっと私の質問の本題に答えて下さる方が来てくれました。

私はただの園芸愛好家なので、農協と取引どころかあまり行ったこともありません。農協は組合員以外には「取り寄せ」などはしてくれないのでしょうか?

それから農家の方が「栽培植物に愛情を持っていない」様に取られたのであれば謝ります。申しわけありませんでした。
テレビで、でき過ぎてしまったハクサイなどを泣く泣くつぶしているところを見たりしているので、「愛情を持っていない」などとは思っていません。
病気にかかって売り物にならない作物を大事に育てているよりも、早く処分して次の対策に乗り出さないとならない、という経営上しかたない理由からだと思っています。
だからこそ趣味でやっている私たちは、なんとか病気の植物たちを助けたいと、もがいているのです・・・。

話に出て来る「1坪花壇」とはアプローチをはさんで離れている小さな花壇にもバラやクレマチスが植えられていて、そちらの花たちは元気だったので、「やはり離れているからセンチュウは来ないんだ」と思っていましたが、昨日クレマチスの剪定・誘引作業中に、細い株を引っこ抜いたらまるでサツマイモの収穫!みたいにみごとに脹らんだ根が出てきました。

ショック!

こちら側にはボルテージをおととし使ったきりで、マリーゴールドは植えていませんでした。
あきらかに1坪花壇の方の根のコブは小さくなっています!
今年こそなんとかパストリア水和剤を手に入れて、農薬と対抗植物を併用して花たちの負担を減らせるように頑張ろうと思います。
(センチュウの根絶は難しいと思うので)

薔薇と鳥 2007/01/19(金) 12:01:17
こんにちは。
私は、農協の組合員ではありませんが、農薬など取り寄せてもらってい
ますよ。

よっち 2007/01/19(金) 15:11:11
[[解決]]
薔薇と鳥様、有難うございます。

農協も普通のお店のように取り寄せがきくのですね。知りませんでした。

でも、マイナーな農薬なのでなかなか販売しているお店の情報が入って来ないので、ダメもとで(以前電話で問い合わせた時はかなりツレないお答えだったので)サンケイ化学さんにメールで再度問い合わせてみたところ、総務部から「追って弊社担当者よりご連絡させて戴きます」との返信メールをいただき、先ほど営業部の方より電話があり色々と教えていただきました。

やはりパストリア水和剤の適用作物に花卉は入っていないので、じかには販売できないようです。店頭で販売されているものを消費者が購入して何に使用するかは勝手だが・・・という事でしょう。
都内の農協には確実に卸しているとの事なので、しつこく農協に問い合わせれば出してくれるのかも知れませんが、サンケイ化学の方から我が家の近くの専門の?種苗店さんを2件紹介していただきましたので、そこから購入しようかと思います。

そのほかにも情報をいただきました。
センチュウは湿った土壌よりも乾き気味の土壌の方が生息しやすいのだそうです。だからやや排水が悪い程度の方がいいのかもしれませんね。
それからネマトリンエースの石原バイオサイエンス(株)では最近「ラグビーMC粒剤」という新しいセンチュウ薬を発売したようです。しかもコガネムシにも効くそうです。
それを調べていて、もっと発見したのが同じ石原バイオサイエンス(株)の「アオバ液剤」です。
土壌の上から灌水して使用するタイプのセンチュウ薬ですが、根内のセンチュウには作用しないので(同じ成分なのにネマトリンエースは根内のセンチュウにも作用します)、根に侵入する前の予防的な使い方になりますが、土に混ぜなくてもいいので手軽です!

今まで皆様にいろいろとアドバイスいただき、有難うございました。


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