バラの穂木からの根について
gardenfan
【近畿】
2006/12/16(土) 21:23:07
鉢植えのバラの植え替えの季節ですね。
先週から続けて本日もそして明日もですが...(多分寒くなりそうなので来週に持ち越しそうです)
台木の根が出る位に高く植えつけているつもりなのですが、マルチの仕方の違いなのかどうか判りませんが、沢山腐葉土でマルチしていた株のほんの一部で穂木の部分から細根が出ている場合があります。植え替え時に土を落して(我家は2年に一度の鉢替えです)穂木の部分からの細根は切り取っていますが、これで良いのかどうか疑問に思いながら作業しています。
基本的には台木の根から吸収するべきなのだと考えていますが...
R・ひろき
【関東】
2006/12/19(火) 09:56:01
こんにちは。
>基本的には台木の根から吸収するべきなのだと考えていますが...
品種の根をどう考えるかについては、良い本があります。
バラの生産技術と流通 大川清著 株式会社養賢堂 1999
ここの台木の項を読んでみてください。
そもそもなぜ台木が使われ始めたのか、台木が使われ始めた初期の頃は、台木と品種の根をどのように扱っていたかなどです。
gradenfan
【近畿】
2006/12/19(火) 17:53:33
R・ひろき様
早速のレスありがとうございます。
「バラの生産技術と流通 大川清著 株式会社養賢堂 1999」
購入しようと思います。
タネツリ
[URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/]
2006/12/20(水) 08:37:24
お勧めの図書は、5250円で東京の図書館では、都立と目黒区立にだけあります。
上記専門書からは、穂木発根の可否については、どう結論されますか。
台木に根頭癌腫病抵抗性のを使っている可能性があるので、穂木発根はさせないほうがよろしいと思います。
R・ひろき
【関東】
2006/12/20(水) 11:08:22
こんにちは。
台木の根がよいか、品種の根をおろしたほうがよいかは、一般論としてどうということではなく、目の前にあるその株についてどうか……ということだと思います。
園芸相談ですと、相談者のバラがどうかということです。
バラの株は、いろいろな台木を使ってあり、品種の特性もさまざまですし、人により使う土も、病気に対する考え方も違います。
私が本を読んで解説しても、gardenfanさん宅のバラにとって最適な方法は出てきません。(たぶん)
gardenfanさん自身がお読みになれば、最適な方法が浮かぶと思います。
私が何かコメントするより、自身で調べて判断されたほうが、この場合は最適ではないかと考えたのです。
> 上記専門書からは、穂木発根の可否については、どう結論されますか。
自宅のバラについて、個別の判断は可能です。
gradenfan
【近畿】
2006/12/21(木) 17:28:34
[[解決]]
R.ひろき様
>ここの台木の項を読んでみてください。
そもそもなぜ台木が使われ始めたのか、台木が使われ始めた初期の頃は、台木と品種の根をどのように扱っていたかなどです。
うーん。 HTの黄色系の自根の発生がしにくいということは判りましたが、穂木の根をどうしたら良いのかについては判りませんでした。
私の体験というか素人なりにHTの挿し木でオクラホマの挿し木がありますが、2年経ちましたが非常に状態が悪いです。今年春に地植えにしましたが細いベーサルシュートが2本立ちましたが、本当に小さい花しか咲きませんでした。
ということで穂木の根は台木の根の吸収を阻害する要因になると考えて削除することにしました。
自分勝手な判断なのですがこれで良いかどうかご指導いただければ幸いです。
gradenfan
【近畿】
2006/12/21(木) 17:40:06
解決マークをつけてしまいましたが...
タネツリ様
我家では、2年に一度のバラの植え替えの時に、(完全に土を水で洗って白い細根もある程度切り詰める)癌種対策としてバクテローズに漬けています。翌年は半分ほどの根と土を切り取って植え替えしています。
癌種が発生していないので、バクテローズが効果があるかどうかも判りません。まだ5年しかバラ栽培を経験していませんので...
穂木の自根HTの場合ですが、挿し木苗の状態の悪さから自根をそのまま保存するよりも台木に頑張ってもらうほうが良いのではないかという素人判断です。
R・ひろき
【関東】
2006/12/21(木) 18:42:09
こんにちは。
そのちょっと先まで読んでみてください。
様々な台木の特性のあたりです。
ご自宅のバラの台木が、どうみても国産ものでしたら、品種の根は邪魔になるかもしれません。
もし、輸入物で、寿命の短い台木でしたら、この際、深く埋めて品種の根で生きていって貰った方が調子が良くなります。
輸入物のなかには、台木の品種を書いて売っているものがあります。
どちらかわからなかったら、そのバラが年々調子が落ちているかどうか、それともとくに変わらないか等を思い出してみてください。台木が老いていたり、寿命が短いものですと、かなり調子が落ちてきますから、この際、深く埋めておこうという手も取れます。
また、品種について、HTではなく、オールドローズで、あの本にある台木が使われ始めた時期より前の作出でしたら、自根でもかなりいけるはずです。シュラブローズ、イングリッシュローズも、ものによるとは思いますが、自根でいけるものが多いと思います。それは個々のバラの育ち方を見ていると、なんとなくわかるようになります。
どのへんの品種が自根でいけるかというのは、試しに2月頃に出回るカリフォルニア苗のタグを片っ端からチェックしてみてください。ほとんどが太い台木に接いでありますが、よく見ると、オーナールート(英語じゃなくてすみません)と書いたものがあります。見かけでは台木を使った物とまったく変わりませんが、接ぎ木ではなく品種の根です。購入したなかでは、ロッキンロビン(モダンシュラブ)が自根の苗でした。
gardenfanさんは、HTからモダンシュラブまで、いろいろな品種をお持ちです。そして、そのいろいろな品種が、もしかしたらそれぞれ違う何種類かの台木に接いであると思います。
その一株一株ごとに、たぶん、答えは異なると思います。
また、何年目かにより、違うこともあると思います。最初の1〜2年は台木の根でいき、ちょっと落ちてきたら、埋めるように植え直すという方法を取ったこともありました。同じ台木を使った他の品種と比べた範囲では、埋めた方が調子が良いものもありました。
というように、この件については、限りがないので、本をお薦めしてしまいました。ちょっと高いですが、バラ栽培をしている人は持っていることが多いので、読んで損はないかなと思います……。
gradenfan
【近畿】
2006/12/22(金) 17:00:14
[[解決]]
ひろき様
ご返事ありがとうございました。
>ご自宅のバラの台木が、どうみても国産ものでしたら、品種の根は邪魔になるかもしれません。
もし、輸入物で、寿命の短い台木でしたら、この際、深く埋めて品種の根で生きていって貰った方が調子が良くなります。
植え替えや植え付けの時にも、素人には台木が何なのかの区別はなかなか難しいものがあります。ゴボウ根位は判りますが...
輸入苗については、来年の剪定でK1に接いで保険を取ろうと思っています。
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