セロームにカビ?キノコ!が...。

[園芸相談センター]の過去ログです

初心者 2006/07/30(日) 17:00:05
育てはじめて1年くらいのセロームです。
一度、大きめの鉢に植えかえました。
以前はすこし日さす室内の窓際においてましたが、
そのころも一度黄色いきのこが根の盛り上がってるところに
生えました。
1.5ヶ月前からまったく日の射さない玄関に置いているのですが、
再度きのこが生え、それをとりのぞくと
2週間後?今度は黄色いべったりとしたカビ?が
根の盛り上がり周辺と表面の土に出てきました。
葉も2週間前くらいから黄色く変色しだしたので
すべて取り除きました。
数日前から新芽は3本ほどでてきてます。
場所を移すしかないのでしょうか?水をひかえめにするとか?
カビ?はどうしましょう?
とりあえず見えるカビは取りのぞいたのですが...。
完全にとり除く方法を教えてください。

ぽー 【関東】 2006/07/31(月) 09:33:38
まずキノコとカビらしきものについて。
黄色いキノコが生え、その後、土に真っ黄色のカビのようなものが繁殖・・・ということから、コガネキヌカラカサタケではないかと思います。ネットで検索するとたくさん画像がヒットしますので、ご確認ください。
参考過去ログ↓
http://botany.cool.ne.jp/wwwlng.cgi?print+200509/05090102.txt

南方ではよくあるキノコらしく、熱帯性の観葉植物の鉢に生えた、という話をよく聞きます。日本では夏場に繁殖、冬になると活動がおさまったように見えますが、気温の上昇と共に復活・・・というパターンらしいです。
カビのようなものは、このキノコの菌糸でしょう。条件が合うと、鉢のなかじゅうびっしり増えて、黄色く汚染されたようになるらしいです。
植物に悪さはしない、といわれていますが、「見た目に不気味」「臭いも強烈」だそうです・・・。
キノコですから殺菌剤が効くんじゃないかと思いますが、私自身は経験したことがないので、効果はわかりません。たとえ菌糸を殺すことができても、一度黄色くなった土は、もとには戻らないらしいです。
目に見える部分だけでなく、見えない部分も菌糸が繁殖しているようだったら、ちょっと(かなり)イヤですよね。
まして室内に置く観葉植物です。そっと抜いてみて、鉢土の下のほうまで汚染されているようなら、土をそっくり入れ替え、鉢もよく洗う(消毒)しかないのでは。(植え替えに使ったスコップなどからでも、よその鉢や庭に飛び火するそうです)
土をそっくり入れ替えるというのは、植物にとってはキツイことですし、時期的にも真夏は植え替え適期とはいえません。だからなるべくやりたくないのですが・・・育てる人の判断でしょうかねえ。

キノコと、セロームの葉が枯れていることの関係ですが・・・
繁殖力の強いキノコとはいえ、温度・水分・栄養分などの条件がそろわなければそんなに大繁殖はしないんじゃないかと思います。
現在の置き場所は「まったく日の射さない玄関」とのこと。
セロームはけっこう耐陰性があるので、ある程度の明るさがあればなんとか育っていくとは思いますが、本来なら夏場は半日陰か、戸外の明るい日陰が栽培に適しています。玄関だと風通しも悪そうだし、セロームに好ましい環境とは言えないのではないでしょうか。

キノコが好むような環境(日が射さない・風通しが悪い)だからセロームが弱ってきたのか、セロームが弱ったからキノコが繁殖しだしたのか、そのへんの因果関係はよくわかりませんが。
土の入れ替えと同時に、やはり置き場所の見なおしが必要なのではないかと思います。

なお、1年ほど育ててらして、キノコ以外に大きなトラブルがなかった=水やりなどの基本的な育て方はマスターしてらっしゃるという前提で、キノコ対策と置き場所について書きました。
>場所を移すしかないのでしょうか?水をひかえめにするとか?
ご自分の水やり法に自信がないようでしたら、どんなふうにやっているのか、詳しく教えてください。
(なんか、ダラダラしたレスで、わかりにくくてすみません)

初心者 2006/07/31(月) 20:13:13
きのこは写真をみると「コガネキヌカラカサタケ」のようです。
過去ログの4〜5日で急速に大きくなる点もあってますし...。
気持ち悪さも合致します。
土のなかをほじってみましたが、黄色の粒粒はでてきませんでした。
表面のカビ?その土を取り除くとかび臭さはだいぶんとれたようです。
セロームは日陰で育てるものかとおもってました。
玄関に立派な?葉が映えてたんですけどね....。
明るいリビングで育てることにします。
水やりはかなりいい加減で気付いた時にやってます。
乾かし過ぎたり、水をやりすぎたりがあるようです。反省。
このきのこの名前がわかって驚きました!
いろいろありがとうございました。
何かのときはまた相談させて下さい。

ウミユスリカ 2006/07/31(月) 21:17:14
野生のきのこは、きのこという生物の本体でもある菌糸体の生態がわかっていない種が大半なので、コガネキヌカラカサタケがどういう生態かどうかは、私はちょっと自信を持って書くことはできません。でも、ハラタケ科という分類群に属していることを考えると、あるいは同じハラタケ科のマッシュルームと共通する生態の特性があるかもしれません。

マッシュルームはもともとは馬糞、今日の工業的な大規模栽培ではわらやサトウキビの絞りかすに化学肥料を加えたものを発酵させ、堆肥を製造してそこに菌を植えて育てます。堆肥の中でマッシュルームの菌糸は植物起源の繊維質から炭水化物を、堆肥の発酵プロセスで繁殖した放線菌などの細菌を捕食してタンパク質を得て育ちます。

そうすると、コガネキヌカラカサタケも、もしかすると土壌中の腐植から炭水化物を、土壌細菌からタンパク質を得て育っているのかもしれません。

ちなみに、マッシュルームを収穫しつくしたあとの堆肥は、土壌改良剤として非常に優秀な堆肥となります。


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