害虫

[園芸相談センター]の過去ログです

チャー 【東海】 2006/07/23(日) 14:41:01
3.4年前にオコゼが気持ちが悪くなるほど木々につきましたが、スミチオンで全滅にしたと思っていましたが、今年またちらほらとカエデについています。オコゼは何の幼虫なのですか。よろしくお願いします。

みぞぐち 2006/07/23(日) 14:57:41
イラガの幼虫のことではないでしょうか。

ウミユスリカ 2006/07/23(日) 16:30:48
いろんな木に大群でついたということは、イラガ科の蛾の幼虫の中でも、外来種のヒロヘリアオイラガの幼虫の可能性が高そうですね。以下のサイトの画像で確認をお願いします。

http://www.jpmoth.org/Limacodidae/Limacodinae/Parasa_lepida_lepida.html

チャー 2006/07/24(月) 07:10:32
みぞぐちさん、ウミユスリカさんありがとうございました。写真の幼虫とそっくりです。完全に駆除することは難しいですか。何かいい方法があれば教えてください。

ウミユスリカ 2006/07/24(月) 07:55:32
成虫の蛾はいまや関東以南の住宅地や市街地のどこででも発生していますし、成虫は庭の外からいくらでも飛来してきて卵を残していきますので、庭の中で根絶というのは困難でしょう。ただ、繭は木の幹の下の方や根元に上記のリンクにある画像のような褐色の半球形のものをつくるので、ナイフではがしてしまえば成虫になれずに死んでしまいます。カキの小枝にシマウマのような模様の繭を作るただのイラガと異なり、ドクガタイプの毒針毛を持ち、繭を触れてもかぶれる恐れがありますので手で触れずにナイフかへらでこそげ落としてください。そうすれば、庭の中での発生量は減らせます。

次に、ただのイラガが単独生活なのに対して、ヒロヘリアオイラガの若齢幼虫と中齢幼虫は群れで生活します。特に卵から孵化したばかりの幼虫は群れを成して葉の裏から表の表皮と筋を残して葉肉だけを食べるので、葉が白く透けてきます。それを見つけたら、キッチンペーパーを二つ折りにして、葉の裏の幼虫を群ごとひねりつぶしてしまってください。

この繰り返しでかなり発生量は減らせるはずです。

また、注射器タイプの毒棘と、ドクガタイプの毒針毛を持っていますので、くれぐれも素手で触らないよう注意してください。

チャー 2006/07/25(火) 08:37:55
お返事ありがとうございました。オルトランをまいても少しは効果がありますか。

ウミユスリカ 2006/07/27(木) 04:43:48
まぁ、一定の効果はあると思いますが、私は殺虫剤のノウハウは持ち合わせておりません。私は殺虫剤の存在を否定する者ではありませんが、基本的に商業栽培でない小規模の家庭園芸では、よく観察して捕殺法で間に合わせたいという意思があり、また庭に来るさまざまな小動物を観察するフィールドとして園芸を捉えている側面があるものですから。

このあたりは、殺虫剤を使い慣れていて十分なノウハウをお持ちの方の助け舟を得たいところです。私なら、オルトランをまくとしたら、先述の若齢幼虫の群が葉を裏から食害して白っぽく見える状態が見え始めたときに、そうした症状が出ている木をピックアップしてまくと思います。

ぽー 2006/07/27(木) 09:03:46
私はベランダーなので、庭木のことはさっぱりわからないのですが、とりあえず。
オルトランにもいろんな種類がありますが、チャーさんが「オルトラン粒剤」をお考えなら、たぶん効果は期待できないと思います。そもそもチャドクガには適用がないですし、大きな木の場合、有効成分が行き渡るのはせいぜい高さ1.5メートルまで。それ以上高い木には、まいても意味がない、ということです。
(1.5メートルという数字はメーカーの人に直接確認した、と花友達が言っていました)
http://www.sumika-takeda-engei.co.jp/navi/gaichu18.html


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