桜の実の育て方
モモ
【近畿】
2006/07/10(月) 13:26:42
桜の木(ソメイヨシノ)に青い梅に似た実がなっています。
この実を直接土に埋めていいのかどうすればいいのか教えてください。
ウミユスリカ
2006/07/10(月) 13:39:20
ソメイヨシノは野生原種であるエドヒガンザクラとオオシマザクラの雑種起源のせいか、少数果実が実っても、種子の内部の胚が成熟できず、熟す前に落果してしまうことが多いものです。奇跡的に胚が成熟したとすると、果実が黒く見えるほどの濃紫色に熟します。ここまで至ったとしたら、種子をまいて苗が得られる可能性が出てきます。また、原種そのものであるエドヒガンザクラ、オオシマザクラ、ヤマザクラなどと、これらの雑種でない突然変異系の園芸品種(八重でない場合)の場合、容易に多量の果実を成熟させます。
こうした熟した果実が得られましたら、果肉を除いて(食べてしまってもいいですが)種子だけにし、よく洗ってから土にまき(浅く埋めてやる)、乾かさないように潅水します。休眠して翌年まで芽を出さないことも考えられますので、忘れて乾かさないようにしましょう。庭があるのでしたら、場所を決めて撒けば、乾燥も防げるでしょう。
twinkle隊員
【関東】
[URL:http://www12.plala.or.jp/twinkle03/]
2006/07/10(月) 13:49:03
ソメイヨシノは、オオシマザクラ(大島桜)とエドヒガン(江戸彼岸)の雑種で、人の手を介さない(接木などで増殖)と生存することが出来ない。つまり、結実したその種が発芽に至ることはないようですよ。
twinkle隊員
[URL:http://www12.plala.or.jp/twinkle03/]
2006/07/10(月) 14:05:44
すみません。間違って途中で送信してしまいました。。
種子より得られる実生はソメイヨシノと性質の異なる桜になってしまうらしいのです。
上のウミユスリカさん?の方法があるのですね。。でもやっぱり大変な気がします。
モモさんはソメイヨシノを種から育てたいのでしょうか?
花梨
【関東】
2006/07/10(月) 14:28:40
サクラの実生栽培については下記のサイト様が参考になります。
http://hachisakura.hp.infoseek.co.jp/index.html
ただ少々気になることが。
ソメイヨシノはウミユスリカさんやtwinkle隊員さんも仰っていますが
開花しても実は出来ません。もし結実したとしてもそのタネから発芽
することはないようです。
モモさんの仰っているのは本当にソメイヨシノの木なのでしょうか。
私はソメイヨシノの実を見たことがありませんが、もしなったとしても
梅のような実ではなく、サクランボを小さくしたような実がなるような
気がするのですが。
園芸侍
【関東】
[URL:http://plaza.rakuten.co.jp/engeisamurai/]
2006/07/10(月) 18:22:50
ソメイヨシノは自家受粉では結実しないといわれていますが、
他家受粉では結実することがあるとサクラの専門書に書かれています。
この場合、他の品種が掛け合わされていることになるので、
親とは違う花が咲くことになります。
また、自家受粉でごくまれに結実したとしても、
これも親とは違う花が咲くと思います。
余談ですが、私は中国原産のサクラの原種にソメイヨシノを掛け合わせて
結実させたことがあります。
それを蒔いて数年後に開花に成功しましたが、
両親の中間型の花が咲きました。
蒔き方についてはウミユスリカさんが説明されているとおりです。
ただ、私の場合は夏に蒔いたら秋になって早々と発芽しました。
ウミユスリカ
2006/07/10(月) 18:29:35
上の私の回答で、果肉を食べてしまってもよいと書きましたが、日本原産のサクラ類の果肉の味は果樹のさくらんぼ(オウトウ:桜桃)と異なり、若干苦味があります。人によっては(私はこの味は好きですが)受け付けない味かもしれないことを付記しておきます。
たちつ
【近畿】
2006/07/10(月) 20:16:14
・
私は、ウミユスリカさんの最初の回答は、FAQ並みの模範解答と感心しています。
理屈は別にして、又 実なり数や発芽率も別にして、実なりはします。ただ殆どの花には結実しない。さらに、花軸か果実か解からないうちから、落果し、発芽するであろうところの黒紫色の果実になるのは、極極少ない。まして短日のうちに、風や雨で落果してしまうので、通常見落として、気が付かないものです。大きさは5mm程で、人為的に適当に軽く埋めれば発芽する。自然落下栽培での、発芽は極めて少ない。
その根拠は、児童公園や堤防など桜並木の発芽苗を見たことがない。
当家では、駐車場に良く落ちるので、それ拾ってプランターの中に捨てるので、チョコチョコと生えている。
果肉が極め薄いので、食べるのには少しコツが必要。美味しいというより、食べたという程度。そないに美味しくて、沢山収穫できれば、加工して、桜祭りのお土産に売っていますよ。
種を撒いて、発芽したとしても、どの種類なのか、といつ咲くかわからない。樹ばかり大きくなるのみ。接ぎ木するか、突然変異株を期待して待つかというところでしょうか。
自然発芽しない理由は、桃核が乾燥壊死しやすい為と勝手に思い込んでいます。雨風で乾湿を繰り返すとひび割れして、干物とか腐敗とか食害にあってなくなる。
・
cat
2006/07/11(火) 12:22:38
>自然落下栽培での、発芽は極めて少ない。
理由は多分、果肉中に発芽抑制物質があるからでしょう。
ですから、ウミユスリカさん御指摘のように、果肉を除去し、よく洗わないと発芽しない、ということでは?
要は、親と子が競合しないように、鳥によって運ばれないと(鳥の消化管を通らないと)発芽しない仕組みになっているのでしょう。
たちつ
【近畿】
2006/07/11(火) 13:09:27
>自然落下栽培での、発芽は極めて少ない。と発芽抑制物質の関係
さあ どうでしょうね (・・?
学識が無いので、難しいことは良く解からない。仕方がないので、体験推理主義に徹しています。
事、花サクラに関しては、直ぐに乾燥して、数回の乾湿(雨風)で風化剥離しますから、そればかりが原因とは考えていませんが。
乾燥(や病害虫)から防ぐ為に、早く雨風で土に埋まらないと生きられない。弱い植物と考えています。
花サクラは、茎枝も葉も花も弱く早く朽木する。根は比較的強いものです。
尤も、果肉を取り去るなり、低温処理するなり、丁寧に埋めるなりして、手厚く保護すれば、発芽率も良くなることには違いない。
時として、葉の食害も、共存共栄の自然調和とさえ思います。
ケムシに食害されて、丸坊主になっても、翌年春には枯れずに花が満開になる。丸坊主といっても、ケムシもサクラと相談しているのか?、適当に、のこして食べている。古い虫食いの葉でも残っておれば、十分ですね。ケムシも、自然落葉させるように、葉柄を残している。
人為的に葉をむしるのと一寸違います。なにか歯磨きしてもらっているような気もします。
当家の2本の接近植え(袖が触れ合う距離)のサクラも、交互して隔年でケムシの大発生が変わります。食べるものが無くなれば、隣に枝渡りすればよいものを、親もあちらこちらに満遍なく産卵すればよいものを、わざわざと、偏って産卵しているようです。変わった関係です。
・
園芸相談掲示板@園芸相談センター