咲き終わった苗は堆肥にしても大丈夫?
ゆきんぼ
2006/07/03(月) 11:52:46
こちら京都市もいよいよ10月からごみ有料化になります。いままで咲き終わった苗は、土を落としてごみとして出していましたが、有料化に伴い堆肥にしようと思います。でも咲き終わった苗は大概うどんこ病みたいに下の方は白くなっていたりする場合が多いです。これを家庭の生ごみと一緒にして堆肥を作っても問題ないでしょうか?
ばんざいうさぎ
2006/07/03(月) 12:34:42
病気や害虫の付いた物は極力避けた方が良いですよ。
特に病気は堆肥の中で生き残る可能性が高いです
病原菌の入った堆肥は使うことで他の植物に移す事になりますので
堆肥には使わないで下さい
なお、ウドンコ病は薬剤や土壌改良、風通しよく育てるなどして根絶させて下さい。土も殺菌しないでの使いまわしはやめて下さい
病気や害虫のないものなら古い土ごと堆肥にしても構いませんよ
ウミユスリカ
2006/07/03(月) 14:33:14
発酵熱で高温になるような堆肥作りをするならば、大丈夫な可能性が高くなります。また、堆肥の原料に使った植物と、土に施用するときの対象植物を変える事で、病害虫の蔓延がある程度防止できます。多くの病原体は、案外狭い宿主にだけ適応しているからです。
これは私の個人的な見解なのですが、庭というそれなりの広がりを持った生態系の、すべての病害虫を100%薬剤で押さえ込み、またごみとして廃棄することでコントロールしようとするのは、どこかで無理が来ると思っています。できたら、個々の病原体、害虫の生態を勉強して、豪腕ではなく相手の弱点をピンポイントで制することで生態系との共存を図っていく知恵が必要だと考えています。もちろん、薬剤の使用を全く否定するものではありませんが。
たとえば、うどん粉病にしても、一種類がどんな植物にも寄生するというのではなく、何種類もの菌が個々にある程度の範囲(木本寄生菌では狭く草本寄生菌では広めのことが多い)の宿主に寄生しているというのが実態です。また、葉の表面に白い粉のように吹いた胞子(分生子)は休眠能力は乏しく、水に濡れただけで発芽能力を失ってしまいます。休眠して次の世代の植物に感染するのは、葉の表面に秋になって形成された1/2mm程度の黒い粒子状の子実体(つまりキノコ)の内部に形成された子嚢胞子です。
こういう個々の病害虫の情報を積み重ねることで、病気に罹患した植物体も含めた、リサイクルは十分可能になると、思います。
ゆきんぼ
2006/07/04(火) 09:32:53
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ばんざいうさぎさん、ありがとうございます。素人では堆肥に入れない方がよさそうですね。ウミユスリカさん、ありがとうございます。んー、園芸も奥が深いですね。小さな庭と鉢植えで楽しんでいますが鉢植えのパターンは毎年一緒。パンジー→チューリップ→ロベリア→サフィニア→日々草→シクラメンって感じ。これからもいろいろ勉強して生態系との共存を考えていけるようになりたいです。両名様ありがとうございます。
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