いちじくの剪定について 聞き忘れてしまいました。

[園芸相談センター]の過去ログです

いちじく 2006/06/18(日) 11:14:29
りっこさんに 冬の剪定をするようにに言われ、剪定について調べてみましたが、園芸1年生のため よく分かりませんでした。実を沢山ならせるため 枝を横にする。というようなことも書いてあるのですが、どの時期に どこを切ればよいのか?特に 冬の剪定とは 何月頃 どのようにすればよいのか? また しないとどうなるのか?をお教えください。りっこさんまたは他のどなたか よろしくお願い致します。 

りっこ 【関東】 2006/06/18(日) 16:23:36
剪定の方法を記述しなかったのはお住まいと栽培環境がわからないのであえてしませんでした。樹を上に大きくするときは別として、果樹の多くは横に横にと枝をさげると樹勢が抑制されて養分は果勢のほうにまわりやすくなります。イチジクも樹勢が強いのと弱いのと中くらいがありますので品種がわからなしとどのくらい成長しているのかをみきわめてからのほうが無難です。又、植えられた場所が畑なのか、庭なのか、家にちかいのかによっても仕立て方が違うと思います。イチジクの根は浅く広く広がります。4年前に苗で植えた果樹類で根際が一番太いのがイチジクです。枝の伸びも1年で2m近く伸びるのもあります。まだ時間が十分にありますのでまずは枯らさないように水の管理(過湿も乾燥もだめです)に注意されたほうが良いと思います。

いちじく 2006/06/18(日) 17:42:22
りっこさんありがとうございます。植えている場所は 5mx5m位の
地面の所の角の隅の方に植えました。大きくなる木は 現在このいちじくのみですが、いづれ他方の角の隅に柑橘類の木も植えようかと思っていました。いちじくの苗は 去年の秋購入した時は20cm位の苗でした。購入した時は イチジクの実が ふたつ すでになっていました。枝がふたつあったので 買ってすぐ ひとつに大きくしようと思って一本は根元で切りました。現在は 70cm位になっています。葉っぱは 丸いのと ぎざぎざでは ぎざぎざが多いです。庭の近くには 家はないですが、10m以上離れた所に桜の木があります。品種によって剪定の仕方が変わってくるのでしょうが、一般的な冬に剪定する理由(しないとどうなるか)とおおざっぱな剪定方法をお教え下さいませんか。たびたび恐縮ですが、よろしくお願い致します。

いちじく 2006/06/18(日) 18:04:40
イチジクの苗は 園芸店で 500円もしない安いものでしたが、接木苗です。

りっこ 【関東】 2006/06/18(日) 20:44:13
柑橘類もとお考えならば関東以南とします。イチジクの一般的な仕立ては杯状したてと一文字仕立てです。前者は地上70〜80cmとのころからの枝を左右に紐で誘引し、斜め45度くらいにして樹冠内部の日当たりをよくします。後者は地上50cmくらいから枝を2本出し、水平に左右に振ります。先端に支柱を立てて固定し水平枝からでた側枝は50〜60cm間隔とします。このときの側枝は水平枝の真上から出たものは樹勢がつよくなるので芽のうちに削除し、横から出る枝を選びます。剪定はこれまた、品種ですが、秋果専用と夏秋果用とは少し違います。秋果専用では今年伸びた枝を2〜3芽残して切り戻します。(すなわち1mくらいのびたとしたら30cmくらいにします)。夏秋果用では先端に夏果の花芽ができているので2本くらいの枝はそのままとして、他の枝は秋果用と同じように3芽ほど残してきり戻します。もう70cmも伸びているのは鉢植えだったのを地植えにしたので樹勢がより強くなっているからでしよう。どちらを選択されるかは状況により判断してください。選定時期は2月〜3月上旬が良いようです。病害虫は果樹としてはすくないですがカミキリムシが幹に穴をあけてすみこみますので見つけ次第(木屑がでますのですぐわかります)穴から針金を差し込んでやっつけるか、一般的な殺虫剤を注入します。こんなところでしようか。あとは他の方のレスをまちましよう。樹上でじっくり完熟させると常識外の甘さになります(ホワイトゼノアでもいくつかは通常の倍くらいの糖度23度になるものもあり、砂糖のようにびっくりしますが、甘いので虫もよってきます。争奪戦になりますが...楽しいものです。スーパーでのイチジクでは味わえません)なお剪定しなければ樹勢が強い品種ならおそらく2年でジャングル状態になるでしよう。3年で手に負えなくなります。

いちじく 2006/06/18(日) 22:09:29
りっこさんありがとうございます。「杯仕立て や 一文字仕立て」 園芸1年生の私には 難しく感じられますが、このふたつは 角度 と 使う枝の高さ が違うが 左右に振り分ける枝の先端に 支柱を立てて、紐で結んで 形を作るということですか? 一文字仕立てに 形がつくようにしようと思ったら相当強い力で 曲げないと 形が真横にならないのではないか?と素人は ばかな心配をしてしまうのですが、何かコツでもあるのでしょうか?どんな支柱を使うのでしょうか?また植えているスペースによるのでしょうが、中心の幹から 最低何メートル又は何cm位まで左右に仕立てたらよいですか?(杯仕立ても斜め左右に最低どの位の大きさにまで仕立てたらよいですか?)一文字の枝が太く大きくなるまで支えの支柱はずっと必要ですか?また剪定は 1m伸びたとしたら、30cm位に切り戻すと書いてありますが、一文字 又は 杯の斜めにした枝から出た細枝のことですか?どこの枝のことなのか分かりません。園芸1年生のため 基本的なことが分からずばかなことばかり伺って恐縮ですが、お教え下さい。りっこさんばかりに伺っては悪いですので、どなたかお教えください。よろしくお願い致します。

りっこ 【関東】 2006/06/18(日) 23:21:09
剪定の様子がわかるのがありましたので参考にして下さい。
剪定は前述したようにその年にでた枝です。「枝から出た細枝のことですか」そうです。いつも2〜3芽残して大きく切るので通常の果樹とは栽培方法が違います。従って10年以上になると地際部が太く又枝も剪定跡でだんだん団子こぶのようになります。春には新芽を出す昨年伸びた枝と主枝のみとなりすっきりします。イチジクの実は3芽ほど残したところから枝がでてその枝にしか実をつけません。ですから剪定しないと枝が沢山ですぎて逆に実つきが悪くなってしまうのです。樹勢が強くなります。一年かけて実がつき、又その枝を切るのです。剪定しますので樹高は制限され、剪定が自由なので比較的狭い庭でも栽培可能となります。一文字の水平枝の長さは栽培環境に合わせて左右に出してください。長ければ沢山の枝がでて短かければ枝が少ないだけです。(枝間50cm程度ですから)又、角植えなら一文字したては難しいですね。180度ではなく90度になってしまいますものね。(それでもできないことはありませんが...)杯状のほうがやりやすいかも...一文字仕立ては幹が太くなったらできませんので細いうちにしか準備ができません。苗木を植えた翌年あたりですね。
イチジクの剪定のサイトです
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/1913/itigiku/itigikusentei.htm

いちじく 2006/06/19(月) 08:11:41
イチジクの仕立て方のホームページありがとうございました。ひとつ伺いたいのですが、側枝は 真上から出たものは樹勢がつよくなるので芽のうちに削除し、とありますが、ホームページの絵では 上を向いているように見えますが、横からの枝が まっすぐ上を向いてくるのですか? また 一文字 か 杯かに 形を作る時期は 剪定の時期と同じ冬ですか?それとも 一文字仕立て か 杯仕立ての形を作るのは 剪定時期とは関係のないことですか? すぐにでもやった方がよいのですか? たびたび 恐縮でございますが、よろしくお願い致します。

りっこ 【関東】 2006/06/19(月) 11:42:13
仕立ては剪定時期にやったほうがよいです。横枝にする枝をすぐしても長さが短く、又成長期にいじるとすべての樹は弱りますよ。作業中他の枝も折ってしまうことにもなりかねません。上を向いた芽からでた枝は徒長枝のような感じで樹勢が強く伸びずぎ他の枝の妨げになりますので横からの芽とするのです。もし曲げたときに全て上を向いた芽しかないように成りそうなときなどは枝を少しネジって向きを変えることもできます。(本当はねじったほうがよいようですが技術がいります)枝は必ず上をむいてきます。ためしに上向きの芽を残してみてください。そうすればお分かりになるでしよう。実際に経験され失敗を重ねてすこしずつ前進するのが菜園の面白さです。菜園果樹の枝の出し方の基本はハイルヒトッラーです(斜め上)、ナシ、ブドウなどのように水平に仕立てるのは平均台の体操選手、下に〜下に〜は大名行列で不要枝として扱います。(付け根より切断)全てあまり大きくすることなく結実するように考えられています。樹高が低ければ摘蕾、摘果、収穫作業もらくになり、日当たりもよくなります。

いちじく 2006/06/19(月) 15:04:34
[[解決]]
りっこさんの説明は よく勉強しておられ、植物を深く見つめていらして 園芸1年生の私にも園芸の基礎的な見方を与えて下さいました。植物のちょっとした変化も大変興味深いものに見えてきました。木に触れ、花に触れ、性格や気持ちを学んでいくしかないですね。剪定の時期にまた分からないことを教えて戴くこともあるかも知れませんが、今後共よろしくお願い致します。本当にたびたびありがとうございました。深く感謝致します。   


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