クローンの寿命は親とおなじ?

[園芸相談センター]の過去ログです

ぼちぼち 【関東】 [URL:http://park2.wakwak.com./~greenthumb/] 2006/04/05(水) 00:55:38
はじめまして! 
公園緑地の植え枡にグランドカバーとして匍匐性のガザニア(白い花)をさし芽で植えました。さし芽をして一年でものすごく繁殖し2年間は冬も枯れずに葉も青々としていました。ところが今年の冬は枯れがひどく、株全体に勢いがありません。さし芽を取った元の株は一足早く昨年枯れたので撤去されました。
環境は外なので一日中日があたります。千葉ですから温暖です。
旺盛な繁殖力なので土が栄養不足になった?
今年の冬はとくに寒かったからダメージをうけた?
まさか親株の寿命と一緒なんてことは・・・ないでしょうね?

たちつ 【近畿】 2006/04/05(水) 01:44:33
挿し木苗と親株の生死期間・一生を寿命と考えれば、同じ条件なら、同じです。同じとは、親が5年で枯れれば、挿し木苗も5年で枯れます。
ということで、枯れる時期が同じということではありません。
しかし、現実的に、気象・気候四季・土質・病害虫等イロイロな環境によりイロイロと変わります。通常は、活花用切り枝や果樹で無い限り寿命は問題になりません。寿命は採算上に必要とする要素程度。

通常園芸上は、 クローンとは、狭義的に、細胞繁殖の用語として用いられます。[clone] 単一の細胞を培養して作られた遺伝的に同一の細胞群.

挿し木・株分もクローンには、違いないですが、区別しています。
コピーとも云わない。コピーは、偽物とかブランド苗の盗用繁殖の意味合いが強い。 感覚の違いかもね。
言葉・単語と意味やイメージが一寸違うので、直訳・単純に載せ代え
られないものもあります。

親子とも、弱ったのは、土壌の、排水・乾湿・気温地温による原因が殆どです。 当家でも植えつけ位置により、勢力旺盛な場所・中々育たない場所・夏に枯れる場所・冬に枯れる場所などイロイロ有ります。
プランター植え付けは平均的に育ち、大きくもならず・小さくもならず大体平均に揃います。地植は極端です。プランターでもその大きさにより、弱る時節は決まっています。概ねサンシャイン中筋いりは良く枯らす。黄花単色が丈夫・次に濃いオレンジや白花単色 ハナビラの中に縦線のはっきりと入るのは、1年限りです。(当家の場合)

ハッピ−マン 2006/04/05(水) 12:34:16
ぼちぼちさん、こんにちは。ご苦労様です。
さて、ここでは寿命という言い方が怪しい。人間の場合でも平均寿命なんて表現をしますが、それが固定ではなくて年々変わるのですから。挿し木や挿し芽は植物の更新手段ですから親と同時に枯れるとしたら更新にはなりませんよね。 たちつさんのお話のように親と同時に悪くなったのは環境の問題だと思います。ガザニアは品種によっては暑さ寒さの許容範囲が極端に狭く弱いのがありますよ。元気だったのが突然枯れるということも多い気がします。

Iwasaki 【近畿】 2006/04/05(水) 17:48:39
ぼちぼちさん、こんにちは
クローン細胞単体の寿命は同じですが 植物の細胞分裂回数と人等の動物(単細胞動物以外)とでは 全くと言って良いほどの差が有ります。
植物の細胞は 無限に近い程の増殖が可能です。
其れに比べて 人の細胞ではDNAで分裂回数が約50回に制限されています。
何故DNAで制限されているのかは 此処では書きませんが 人の場合は 25回分裂した細胞からクローンを作ると残り25回しか分裂しないと考えられるのです。
其の為 細胞採取した人の寿命とクロ−ンの人の寿命は 同じ残り回数迄しか細胞分裂しない為に 寿命は同じと 考えられています。
ですから 勘違いして 植物のDNAと人等のDNAを同じ様な結果を持っていると思いやすい。

タネツリ [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2006/04/05(水) 21:16:26
>まさか親株の寿命と一緒なんてことは・・・ないでしょうね?
 あるそうです。スミレ類の場合ですが、雑種不稔により栄養繁殖をしている物は、十数年経つと、いっせいに活力を失うそうです。他の植物でも、雑種の場合は同様と聞きました。種類によって、長短の差は大きいのでしょうが。

たちつ 【近畿】 2006/04/06(木) 01:35:31
タネツリさんの話を読んで思い出しました、親子兄弟親戚村人など付近の一群が一斉に死滅する例として、竹笹の仲間がありますね。
一斉に竹の花が咲いて、一斉に枯れる。・・・環境の変化(一定の条件がたまたま重なったとき)と連鎖反応と思います。

一定の条件が重なるとは、一年草などは、遅く蒔いても、早く蒔いても、冬の寒さで枯れる。或いは夏の暑さで枯れる。雨季に生えて、乾季に枯れる。などは単純で解りやすい例。
 このようなのかも知れませんね。
人間の歴史も同じ、ある時代には、地球規模で王朝時代、ある時代は、武家時代、ある時代は、開拓時代とほぼ同じ様な年代。これは因果関係や情報伝達や適応文化の能力などの条件によるものですが、・・・・
真剣に取り組む心算はありませんが、私の中学時代からの疑問とテーマだす。

タネツリ [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2006/04/06(木) 07:22:39
>一斉に死滅する例として、竹笹の仲間がありますね
 それを意識しながら書きました。竹笹の場合は違うと思い、触れませんでした。一年草、二年草(アシタバなど)の延長としての六十?年草で、開花結実して枯れると理解しています。

ぼちぼち [URL:http://park2.wakwak.com./~greenthumb/] 2006/04/07(金) 14:53:18
[[解決]]
たちつ様はじめ皆さま、いろいろためになる、又興味あるアドバイスありがとうございました。今日枯れたガザニアを整理しようと緑地にいきましたら、葉が枯れて長々と伸びた茎からところどころに芽がふいていました。おそらく千葉にしては寒すぎた冬のため地上部が枯れたのでしょうね。植え枡なので大家である木の栄養をとりすぎてもと思いますので、肥料を補って木とグランドカバーのガザニアの様子をみていきます。
ところで植物は無限に分裂を続ける可能性をもっていることは本で読んでしっていましたが、iwasakiさんのおっしゃる人間の細胞分裂がはDNAで約50回に限られているとは面白く思いました。それでいいという気もしますが。

たちつ 【近畿】 2006/04/07(金) 19:22:52
JR的雑談としての話。私の友達に、口癖の様に、人間は絶対125才まで生きられる筈と言い張る人がいる。とても親孝行で、勤行・精進が足らないとか、この健康食品が良いとからとか云って、良く買ってきては、親に食べさせている。偶に難しいことを云うので、その時の話とこのレスの50回説には矛盾や疑問を持っています。そこでネットサーフしたら、以下のようです。・・・又嫌われそう。(^_^;)

以下はサイトの拾い書き と(私の注釈。)
培養繊維芽細胞を継代培養すると、およそ50回細胞分裂後に分裂能力を失う、という観察からーーーー→(特定部位の細胞を培養  実験  したら、)

、Hayflickは「ヒト繊維芽細胞は無限に増殖できず、有限の分裂回数の後、分裂能力を失う」 という  仮説  を提唱した。ーーーー→(分裂回数有限説を提唱確立した。今までは、死ぬまで永遠に続くと考えられていた。)

以下は私見。
検体細胞の採取場所(胃壁と筋肉や血液)や時期(赤ちゃんと老人)とか、補助たんぱく質など未発見な部分も多い。補助たんぱく質とは、 皮膚がカサカサに成れば、油を塗れば、湿っとりするこのクリームのようなもの。リフレッシュ材・リセット剤のようなもの。
その他DNAは、暗号化されているので、その時々に必要な鍵的なたんぱく質や製造細胞も新しく作られる。(適齢期になれば、髭も生えれば、おっぱいも膨らむ。) 細胞分裂(=仮にDNA分裂として)のスタートは、卵子と精子が結合したときから、数えるのか、特定部位の性質が確定したときから数えるのかにも因る。更にDNAの分裂回数は、正常な分裂回数のみに限定するのか、DNAの故障による修理補修も含めるのか。にもよって変わる。

以下は子供との雑談。
故障させるようにするのが、攻撃司令塔細胞を機能麻痺にさせる細胞の一つにエイズ菌がある。
故障しても、気が付かない欠陥細胞の一つが癌細胞。(コピーエラー)
欠陥細胞が欠陥細胞を作るから、ますます増殖したり、転移したりする。 と簡単な仕組みを子供に教えてもらいました。 最近は生物でこんなことも習うのでしょうか。それとも先生の雑談かもね。

私も皮膚の細胞移植と再生速度の加速についての仮説を持っているので、アメリカの医学学会に、たちつワールドを広めようかと考えているものの、英語表記なので悩んでいる。面倒なので日本語で書こうか?。
世界のたちつワールド化か、それとも一笑されるか どちらにしても面白い。日本は権威とか結果が評価される。アメリカはヒントだけでも飛びつく。ここがポイント。日本は応用科学が優先、アメリカは基礎科学を押さえる。基を一寸変えれば、応用は直ぐに吹っ飛び無効化される。
中国は、先生を無償で提供させ、陳腐化すれば、交代を要求する。
気が付けば、外国で物笑いされていたり、もて遊ばれている。
ここが実に面白い。いくつになっても、箸が転がれれば面白いものです。(^^♪


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