ハゴロモジャスミンの種を蒔いてみたいのですが
セーラ
【関東】
2006/03/29(水) 02:39:07
去年、日向でよく咲いてくれたハゴロモジャスミンを冬越しのために軒下に置いていました。他の植物もたくさんでしたので、葉つきのつるは簡単にまとめて巻いていました。
今日、取り出して植え替えの準備をしていますと、黒い種が2個できていました。
種は、花が咲いていた軸に2個、向かい合わせについています。
軒下で詰め込みのおかげで、寒風にも負けず残ってくれたのかもしれません。
ハゴロモジャスミンの種は普通によく実るのでしょうか?
ハゴロモジャスミンの種のことを読んだことがありません。
珍しいことかと、楽しくなってきました。
ハゴロモジャスミンは挿し木も簡単なので、種まきで増やす・という予定はありませんが、蒔いてみるのも面白そうなので、蒔いてみたいと思います。
この種を蒔くと、いつごろ発芽するでしょうか?
蒔き方は、普通に・でよいでしょうか。
親と同じものになるのでしょうか。
・・種は黒くて丸く、皮など無く裸んぼうです。
よろしくお願いします。
ぱぱ
【関東】
2006/03/29(水) 18:56:22
なかなかレスがつかないので上げさせてください。
ハゴロモジャスミンはモクセイ科ソケイ属(ヤスミナム属)に属するつる性の植物で、一般に繁殖は挿し木か取り木(といっても単に伸びたつるを地面に途中で埋めとくだけでいい)です。例外的に、キソケイ(Jasminum humile)は実生で増えるそうですが、これはソケイ属のくせに香りが無いそうです。
ガガイモ科のマダガスカルジャスミンはたまに実をつけるらしく(http://kimura.cside.com/hana03/hana1182.html)、実生でも増えるそうです(http://community.bloom-s.co.jp/blog/data/49/49_22.html)。こちらの過去ログ(http://botany.cool.ne.jp/logb/200412/04120055.html)にもありました。
ここで、この過去ログの最後に、ハゴロモジャスミンに直径5〜6ミリの実がなった、とあります。以後ノーコメントで埋没してますが。こちらの過去ログ(http://botany.cool.ne.jp/wwwlngb.cgi?print+200601/06010093.txt)もそうかもしれません。
そこで、調べてみました。
ニュージーランドの環境関連のお役所の植物解説ページ(http://www.envbop.govt.nz/weeds/Weed289.asp)に
ハゴロモジャスミンは天然環境での実生は観測されているが、実生による繁殖情報は解っておらず、挿し木や園芸植物の廃棄で広がるとあります。また、ハワイの外来種危機管理のお役所の植物認定ページ(http://www.hear.org/mysteryplants/autogendhtml/mysteryplant34.htm)には、繁殖は植栽や挿し木により、北方では実がなるらしいが、繁殖という観点からは重要ではない、とあります。
要するに稀に実をつけるが、実生による繁殖については良く解らないらしい。
明確に実生が示されている解説は(http://garden.lovetoknow.com/wiki/Jasmine)や(http://www.yamaen.co.jp/plantsguide/pb-info-det.asp?kensakumoji=277)にありました。
お仲間といってはなんですが、やはり実がついて、どうしようと楽しんで(?)居られる方がいらっしゃいます(http://plaza.rakuten.co.jp/pineappletours/diary/20060221/)。コンタクトされては如何でしょうか?また、実際に蒔いてみて発芽するかどうか、ご確認されては如何でしょうか?もし、発芽したらご報告頂けると嬉しいです。
知っておられる方のレスがつきますように。。。
セーラ
【関東】
2006/03/29(水) 23:21:26
ぱぱさん 興味深い記事・過去ログ、HPをお示しいただきましてありがとうございます。
ハゴロモジャスミンにもたまに実がつくことがあるのですね。
一番最後のご紹介記事にもあるように、実ができるとちょっと驚いたりうれしかったり、同じなのだと分かりました。また、ハゴロモジャスミンの種ができることは飛び切り珍しいこと・ではなさそうだ、ということも分かりました。
もしかしたら、結実しそうになっていても、あの花の数ですから、成長途中の種が埋没している間に花の時期が過ぎて、剪定のときにバッサリと刈り取られたりしているのかもしれませんね。
剪定後も旺盛な成長でどんどん伸びますので、初心者のわたしでさえ遠慮なく切ってしまいます。そのようなことから、できつつあった種も残りにくいのかもしれません。
しかし、”キソケイは実生で増える・・ソケイ属のくせに香りが無いそうで”というパパさんの記述はとても興味深いと思いました。
飛び切り香りの良いランの種ができるとかはほとんど気にもしない・ようなところがあると(私自身のことですが)思います。
香りの良い花はそちらでエネルギーを使い果たしてしまったり、するのでしょうか。
種ができるものが地味というわけではありませんが。
ハゴロモジャスミンの花後はブドウの房から粒粒をつまんで食べた後のように骨組みだけがそっけなく残っていたりします。
今日、よく見ると、種の片方はまだ濃い緑色の果皮?のような部分があり、急いで取ることはできません。植え替え後に肥料が行き届きますので、種が充実するのを待って収穫したいと思います。
種がとれましたら、取り蒔きで蒔いてみようと思います。
不織布のお茶袋を利用して用土・種・メモ札を入れて親株のそばに埋めれば発芽までが長くても水遣りと観察を忘れることも無く、植え替えも楽、かと思います。
これは名案!!と自画自賛・で、種まきが楽しみです。
芽が出てきましたらご報告できます。
充実した種を採るために、明日はとりあえず液肥をやります。
(・・たちつ大阪さんのデュランタはその後芽が出たのでしょうか)
ハゴロモジャスミンの実生についてのレスをお待ちしています。
よろしくお願いします。
ぱぱ
【関東】
2006/04/01(土) 20:10:36
こんばんは なかなかレスが付きませんね〜。
それに、最近下に行くのが早いようで。スレ落ちしないように繋ぎです。
こうした、よく解らない時の種まき、一般的にはどの様にするのが最良なんでしょうね。ジベレリン処理は効果があるんですかね〜。やはり撒く前は冷蔵庫に保管?そう言えば、種まきの一般論って読んだことない気がします。
あれから、たまに調べてますが、やはり実生は良く解らないみたいです。ここ
http://www.desert-tropicals.com/Plants/Oleaceae/Jasminum_polyanthum.html
でも、繁殖は挿し木や取り木とありますが、ただ、下の方に、"Seeds don't need stratifying, and can be planted immediately."という記述がありました。stratifyとは「種子を土の層の間で保存する」という意味らしいですが、園芸用語がわかりません。何方か、お解りになる方居られませんか?
ぱめ
【九州】
2006/04/01(土) 23:49:06
>ぱぱさん
stratifyingは想像通りの意味ですよん。
発芽力がすぐなくなってしまう種を保存するときに
使うテクニックで、種を保存しておく土を砂やピートで
層にして作るところからきている園芸用語です。
>セーラさん
ごめんなさい、実生についての回答じゃないんですが。↑
もしかして初の実生実験かもしれないから、ちょっとワクワクしますね♪
ぱぱ
【関東】
2006/04/02(日) 01:01:37
おっ、ぱめさん有難うございます。
土中埋蔵法、ですね。流石〜、勉強になります!
>セーラさん
すみません、ちょっと遊んでしまいました。
セーラ
2006/04/02(日) 23:37:14
[[解決]]
ばばさん、ばめさん、貴重なお話をありがとうございます。
深い知識とご経験からの種の保存/土中埋蔵法の興味深い解説は、きっと今後役に立つと思いまして、忘れないようにします。
ハゴロモジャスミンは、初めから(植物自身が)実生の必要性を持たないのですね。
自然界では、多分、偶然に実が落ちて土中に埋蔵?の形になって、時至って偶然に・幸いに発芽するのかな〜と思いました。(違うかもしれませんが・・)
今回は種を偶然に見つけましたので、黒い種は先に採って、さも偶然のようにコロンと転がして、少し土などかけて、傍にはプラスチックの楊枝などを立てておこうかな、と思います。
お茶・千両・マンリョウ・南天・いろいろな花や木・のように、偶然からの実生のフリをして見ます。
どんな芽が出てくるのでしょうか。それとも、未熟で発芽には至らないかも知れませんね。 ・・ちょっと楽しんでみたいと思います。
運良く芽が出てきましたら、ご報告します・できるとうれしいです。
ばばさん、スレ落ちしないように、興味深い話題で繋いでくださってありがとうございます。
今回はこれで、とりあえず解決マークにさせていただきたいと思います。
ばばさん・ばめさん ありがとうございます。
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