ユリの植え付けについて

[園芸相談センター]の過去ログです

もも 【九州】 2006/02/20(月) 01:37:31
ヤマユリと黄金オニユリの球根を購入しました。地植えと鉢植えのどちらがいいでしょうか? 植える深さなどもお教え下さい。

たちつ 【近畿】 2006/02/20(月) 11:01:09
花壇上のほうが管理がしやすい。但し、ユリは草丈が高いので折れやすいので支柱を挿して置いたほうが良い。球根を串刺しにしないように。
又ユリは、地面の高温を嫌いますので、遮光とかマルチングとか下草で保護した方が良い。雨風で花が汚れる。寒さに強く、暑さに弱い。
概ね 半ひかげが望ましい。
ユリの球根は、皮が無いので、脱水乾燥しやすい(萎びれる)ので、直ぐに植えつける。
 穴の底に有機肥料を入れる。
 無肥料の土を10cm入れる。
 球根を置く。
 10-20cmの無肥料の土を入れる。
 割り箸を挿して置く。茎が伸びれば支柱に取り替える。

普通のプランターでも良いですが、植木鉢は深い鉢を使うのが良い。(転倒茎折れに注意)
土なら何でも良いですが、排水が悪いと、球根が腐ったり、ウイルス(全ての球根は病気を持っている)による突然死・立ち枯れ病になる場合もある。
初めてで、大切に育てたければ、赤だま土7と腐葉土3の無肥料が無難。
地下部は涼しく、地上部は日当たり良く。蕾が付けば、柔らかい日差しの、雨風を防ぐ。花粉に注意。衣類が汚れる。落ちない。中には、花粉を摘み取る人もいる。ユリの欠点は、花粉の飛び散りが圧倒的に多い。

ユリの特性。
 球根の下根は、生命維持用・発芽用で、球根の上根は地上部の成長開花用と簡単に理解しておけばよい。
概ね、透かしユリ系や筒ユリ系は、夏の強い光に強く、オリエンタル系や鹿の子ユリ系は、夏の強い光に弱い。
中には、球根を持ち上げて、球根が地表にむき出しになるユリもある。(1-2年では余り影響がありませんが、3年程度で移動する。)
芽だし苗の植え付けで、誤って茎が折れれば、そのまま挿し木して、涼しい場所で保管すれば、挿し木発根する。(YS繁殖法)。挿し木も親球根も花は咲く。但し茎が伸びていない越冬芽(ロゼット)の時期は発根しやすく、茎が伸びれば発根が弱い。この場合には、茎を砂に斜めに八割ほど浅く埋めて、ムカゴ(茎や葉に小さい球根が生まれる)が出来る場合もある。大抵は腐りますが捨てるよりはマシ。
 育てやすいのは、高砂百合(種で沢山増える・連作障害が起こりやすい)・鉄砲百合(筒百合・乾湿寒暖に強い)・透かし百合(ハナビラが分かれる・花色がきつい。中輪の花で、発色が安定している。夏に強い)かな。山百合・オリエンタル系(枝咲き多花性・大型の花。カサブランカ等エレガントな花色が多い。発色にばらつきが出やすい。)
 程度でしょうか。

もも 2006/02/20(月) 13:38:47
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たちつ様、ご丁寧なアドバイス有り難うございます。早速植えてみます。どちらのユリも実物をまだ見たことがないのでとても楽しみです。大事に育てるつもりです。m(_ _)m


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