花の暖房について教えて下さい

[園芸相談センター]の過去ログです

こちょう 【東海】 2005/12/22(木) 18:50:23
2坪のサンルームにデンファレ、カトレヤ、胡蝶蘭を入れて、温度設定のある温風ヒーター(灯油)で直接熱風に当らない様にして20℃前後に暖房したいと思いますが、二酸化炭素等発生で枯れてしまうでしょうか?(三面ガラス戸
です)

2005/12/23(金) 00:14:01
2坪の温室なら、大きな熱源は必要ないのですが、排気筒のない
石油暖房機はやはりガスの問題がありますから危険です。

また、暖房効率を上げるには密閉状態が必要ですが、それをしますと
吸気ができないので一定時間で酸素不足となり不完全燃焼を起こしま
す。したがって石油暖房機の場合は給排気が備わっているFFストー
ブが良いと思います。

結構価格は高いです。4万円から7万円程度の機器が適当かと思いま
す。電気熱源ヒーターで有れば、簡単ですが電気代が石油の2〜3倍
かかると思います。

なんど 2005/12/23(金) 13:46:42
二酸化炭素で枯れることはありません。
光合成には二酸化炭素も必要ですし、完全密封された温室でない限り、空気の入れ換えは行われています。
気になるなら晴れた昼間だけでも開放してやればいいんじゃないですか。

Iwasaki 【近畿】 2005/12/23(金) 13:49:35
二酸化炭素等発生が気に成るのであれば 常緑の植物も何本か置いて置くと少しは 光合成で二酸化炭素等を消費するので改善されます。
また 植物は夜間は酸素のみを消費し 昼間は光合成に因って酸素の消費量よりも多く 酸素を供給しますから 極端な酸素の消費が無い限りは大丈夫です しかし植物よりも人には酸素不足の為 危険な場合が有りますから 注意が必要です。

pinetree 2005/12/23(金) 15:52:02
 不完全燃焼による一酸化炭素では解りませんが、皆さんのお書きのように植物が二酸化炭素で枯れる事はないと思います。

 農業分野では、ハウスでの生育促進等のために炭酸ガス施用装置が用いられますが、最も安価なのが灯油燃焼方式だと思います。
 基本的には直燃焼方式ですので、ファンヒーターと構造は同じはずです。松下精工にはNK-C03というファンヒータータイプ(同じ物という意味ではありません)の炭酸ガス施用装置がありますが、これなどは100〜150坪用で、加温を目的とした物ではありません。もっとも、時間当たりの灯油の消費量は0.4リットルですので、炭酸ガス発生量や熱量は、家庭用ファンヒーターと大きな違いは無いと思いますから、家庭用ファンヒーターの流用が不可能なわけではないでしょう。
 http://www.navec.co.jp/jigyo/engei/img/catalog8.pdf

 ただ、どうしても加温に使いたいのであれば、極力小型のファンヒーターを用い、少なくとも吸気だけはパイプなどで引き入れる必要があります。
 また、通常は3時間程度で切れるはずですので、中味をいじる必要もあるでしょうし、密閉した室内ですので、結露による漏電対策を図らないと、途中で止まり温度低下による障害がでる可能性があるのではないでしょうか。無論、この様な用途にはメーカーは推奨しないはずです。

 直燃焼方式のハウスストーブなら探せばありますし、自分で点火するタイプは安価です。ただし、燃料消費量から考えるに、20度を保つのは、多分、不可能でしょう。そこらは翁さんがお書きのとおりです。
http://www.eooo.jp/ctr.php/m/ShowCategoryList/a/Detail/c1/2/c2/3/c3/4/goods_id/963
http://www.eooo.jp/ctr.php/m/ShowCategoryList/a/Detail/c1/2/c2/3/c3/4/goods_id/964
 自動点火方式の園芸用ストーブも有ります。必要ならご自分で検索してみてください。

 蘭の類に縁はありませんが、ごく一般的な冬季の植物の温度管理は、生育または生存に必要な必要な最低限の温度で維持するのが基本と思います。もし、その温度が20℃であるのなら、それなりの設備投資とランニングコスト、努力が必要ではないのでしょうか。

 保温の基本は密閉度と断熱性を高める事です。サッシ戸であれば目張りや隙間テープなどをきちんと貼り付けます。
 ガラスにはポリ等のカーテンをかけるか保温剤を貼り付けます。ポリを木枠に張り内障子の様にするのが良いと思いますが、クッションシート(プチプチ)の凸面をガラス側に貼り付ければ保温性が向上し結露も防げるはずです。
 床や天井には断熱材を入れます。簡便的にはダンパネや発泡スチロール版、キャンプ用のアルミ蒸着マットを流用すればいかがでしょう。

 加えて、無加温ハウスの夜間温度は、地面を含めたハウス内容物の昼間の蓄熱量によって左右されます。日中陽の当たる部分に、蓄熱量の大きな物を置いておくと熱が夜間に放出されて保温されます。黒ポリの水枕のようなホットシート、ホットマルチなどと呼ばれる資材も市販されています。アイデア的には黒ポリ袋に水を満たしバケツにでも入れておきますかね。

 私なら、見栄えと費用、効果を勘案しながらこれらの対策を講じた上で、小型の園芸用ストーブを入れるでしょう。
 また、熱源無しの現状で夜温がどれくらいまで下がるかが問題で、希望温度と10℃、15℃の差があるのなら、大型の園芸用電熱ヒーターや農電ケーブルを入れた方が良いでしょう。
 ただ、サンルームは家に付属しているのでしょうから、火災やガス発生の危険を伴うファンヒーターなどの流用はいかがなものでしょうか?
 もし、これから何年も冬季に20℃を保ち続けるなら、インバーターヒートポンプ式のエアコンの方が経済的かも知れません。私なら、ファンヒーターの改造や火災、中毒などのリスクより、こちらを選びます。(と言うか、管理温度を下げるでしょうね)

 余計な話ですが、外温との差が大きく、温度調節器の感度が鈍い場合は、空気が極端に乾燥しますので、注意が必要ですよ。

mutin 【関東】 2005/12/23(金) 23:41:03
経験談ということで、

1坪ほどのサンルームにファレノプシス、カトレヤ、デンドロビウム、シンビジュームを入れて管理しておりました。管理温度の違いで2つに分けて、高い温度が必要なものは、サンルームの中にさらにビニール温室を入れていました。それぞれを個別のヒーターで加温しました。ビニール温室の中は園芸用150Wヒーター、サンルーム全体は、600Wの家庭用パネルヒーターです。厳冬期の電気代は、1日あたり約100円でした。一部のガラスには、断熱フィルムを張っておりました。

 サンルームの場合、もし、夏も中に植物をおいておくならば、そちらのほうの温度管理の方が真剣に考えなければなりません。留守にするとき、うっかり換気を忘れると、内部が50度以上に上昇し、植物を全滅させることがあります。(一昨年、やってしまいました。)

M2 【中国】 2005/12/24(土) 03:02:32
二酸化炭素については、通常大気中350ppm(だったよな?)。
大概、故意に二酸化炭素を発生させ生育する場合は700ppm(植物により前後しますがこっちは確かな話)に管理します。pinetreeさんが書いている様にそういう物もあります。ですので、日中は光合成もしますので簡易の暖房機の装備である程度閉めっ放しでも平気です。
が、二酸化炭素を施用するのは基本的に1年草また、イチゴなど1年で世代交代させる植物です。長生きさせたければ、暖房だけに止めておいた方が良いです。実験でも多年草の平均寿命がちじんでいましたので、短くなるのは確かです。ですので、晴れたら日中は換気する事これだけで今後の寿命も殆ど変わらないものになります。(実験では短くて1年からは短くなってました。)

二酸化炭素で即死は無いですが成長しやすくなる事で老化も早く来る証拠がこの実験で出ている様です。換気できる時にはしておきましょう。

M2 【中国】 2005/12/24(土) 03:06:24
ついでに、二酸化炭素が1400ppmでもかれることは無かったはずです。

後、病気を発生させないためにも換気して湿気を出しましょう。

どうも、蛇足でした。

こちょう 【東海】 2005/12/27(火) 14:18:12
[[解決]]
 返信下さった皆さんへ、色々ご指導有り難う御座いました。
皆さんのご意見を参考にして、自分なりに努力検討しこの冬を越せる様
頑張ります。


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