メロンを甘くする方法?
ガーデナ
【関東】
2005/08/31(水) 17:54:48
メロンを今年初めて栽培し収穫しましたが、香りや柔らかさは良いのですが甘みが殆ど感じられませんでした。1本の樹に1個の果実しか残さなかったのに期待外れでした。今年栽培したマクワウリも同じ傾向で甘みが足りません。隣家でも昨年メロンを植えたのですが、やはり甘くなかったと言っておりました。
メロン、マクワウリを甘くする栽培上のコツがありましたら、お教え下さい。
なおメロン、マクワウリは種から育てたもので接ぎ木ではありません。メロンの種は昨年食べた夕張メロンの種を植えたものです。余談ですが残念ながらネットメロンにはならず、果皮が白いものと黒いものと2種類できました。果肉も赤と緑と2種類できました。また栽培は露地のマルチ栽培で雨よけはしませんでした。こんな栽培方法で甘いメロンを期待する方が図々しいのかもしれませんが、何かヒントでもありましたら教えて下さい。
りっこ
【関東】
2005/08/31(水) 19:49:25
ネットメロンは果菜類のなかで最高ランクに位置するほど栽培は非常に難しいもののひとつです。今年うまくいっても来年うまくいく保証がありません。種をうえてもおなじものはできません。又、水の管理が非常に重要なので、露地栽培ではまずむりですよ。プリンスメロンでもむりです。基本的に、夜と昼の温度差がないと甘くならないようです。ですから関東では比較的早い時期でないと猛暑になりますので糖度もあがりません。水切りも20日くらい必要なので、草勢を見ながらの管理が必要です。受粉から収穫までおよそ50日ほどかかりますのでこの間の管理はスイカの比ではありません。地這いでも立体栽培でも同じでまずプリンスメロンからの入門を勧めます。又、メロンの美味しさは糖度だけではありません。糖度だけならプリンスメロンで15度前後はでます。又、20度という非ネットメロンもあります。でも風味はネットメロンが数段上です。ネットメロンは糖度13度くらいでとても美味しいです。その地方で生育可能なメロンがありますのであまり離れたものを栽培してもうまくいかないと思います。今年は梅雨や猛暑でスイカやメロン、又果樹もあまり甘くないようです。桃も11度くらいの糖度です。
せっかく長い期間栽培されるのですから、種を購入されるか、苗を購入して来年是非挑戦してみて下さい。うまくいけばプランターでもできるようです。(当方北海道のネットメロンの本場で育ちました。)ネットは内圧により表面に亀裂が入ることでできます。縦が先で次に横に入ります。このときに水をあげすぎるとネットも太くなりすぎヒルネット(ヒルのように太い醜いネット)ができたり、破裂したり、ネットができなかったりします。
M2
【中国】
2005/09/01(木) 05:45:13
え〜と、書き込みからすると売り物だった実の種を蒔かれた様子ですが、そうなると今のご時勢ではまず同じものを作るのは不可能です。
まずは、種として病気にかかり易い物はF1(一代雑種)を使用していることです。
これにより、F2(その2代目)は単純には親または先祖の遺伝子と性質に戻ってしまうからです。単純計算では1/2はどちらかの親の性質が現れます。
もうひとつは、F1を使用することにより、「雑種強制」の性質が現れているためです。前記でも、残り1/2は同じ遺伝子ですがそれでもF1とF2が変わってしまうのはこの性質のためです。P(固定された親になる種(ここでの固定は同じ種同士を掛け合わせても同じ種ができる事))に違う種を掛け合わせ、雑種にした最初の子(F1)はこの性質が現れて能力以上なものを発揮します。そのために蒔かれたF2は同じ遺伝子の物であっても同じにならないわけです。
後、思い付くのは栽培の方法です。1株1個の栽培方法で甘くならないのは、実を付けた位置が悪かったか(基本は葉が全部で25〜30枚、その真ん中の12〜15枚目のあたりに実の枝を出しつけます(1つですと駄目になることも考えて最初は2〜3個つけて置きコブシ大になるころには1つにします))、または栄養の配分が悪かったからでしょう。(まくわもそうでしたら後者かな?)マルチ栽培ということはたぶん途中で肥料は入ってないでしょうから、最初の量が少なかった可能性が高いと思います。
栽培ではこんなとこでしょうか。私としては路地で無理と思いませんが確かに難易度は高いですね。(どうしてもネットをしたい場合は実に絶対雨や水がかからない様にする必要があります。病気になる元なので)
それと食べる前に大体1週間収穫して寝かす必要もあります。収穫しただけでは熟成が足りないからです。こうするだけでも糖度が2〜4度は違いますので甘さの感じ方はかなりのものです。まだ残っていればこれだけでも試してみてください。
ガーデナ
【関東】
2005/09/01(木) 13:23:59
おふたかたの書き込みは大変参考になりました。有り難うございます。プロの方やベテランの方からみるとメロンを露地栽培するなんてドンキホーテのようだと思われるでしょうね。でも私のようにあまりお金をかけないで低い確率の栽培を楽しんでおられる人達もかなり存在しているのではないかと思っております。
植えるスペースや農業資材不足等の理由で雨よけ栽培はかなり困難です。立ちつくりのトップにポリシートを張る程度なら実現できるかもしれません。今年はネットメロンの種10粒くらいとプリンスメロンの接ぎ木苗を購入し、夕張メロン種と共に3種類栽培しました。その結果、結実したのは夕張メロン種だけで、他のものは途中で駄目になり結実に至りませんでした。どうやら夕張メロン種は耐病性があり露地栽培に向いているように思います。今年の失敗で来年のメロン栽培は断念しようかとも思ったのですが、お二方の助言を参考に来年も夕張メロン種で、もう一度露地栽培に挑戦してみる積もりです。夕張メロン種からはネットメロンができないようですが、果肉や香りの品質は悪くないので満足できそうです。
昼と夜の温度差が大きい内に結実させるのが露地栽培の難しい点ではないかと思います。4〜5月は低温のため苗の生育が遅く、受粉も7〜8月にならないと確率が低く、たまに受粉しても梅くらいの大きさで腐ってしまう事が多いようです。来年は苗をヒーターで保温して生育を早め、トマトーンを併用して受粉を早めたらどうかと考えております。もし確実な人工授粉の方法がありましたらお教えください。
もう一つの可能性は結実を遅くすることです。もし今収穫前のメロンがこれから甘くなるようでしたら生育を遅くして9月に収穫しても良いことになりますね。
なお肥料の件ですが環状に元肥をツルぼけしない程度にたっぷりと施肥し、追肥も化成肥料をマルチの外周にばらまきました。追熟も香りが漂うまで十分に時間をかけました。従って肥料や追熟には問題がないと思われます。
ガーデナ
【関東】
2005/09/01(木) 17:36:13
なお私のメロンやまくわうりの栽培方法ですが、種を一昼夜浸水させた後濡れガーゼに包み芽だしさせます。約1cmになったところでポットに移植して草丈が20〜30cm位になるまで育ったら定植します。
種を直接畑に蒔いたわけではありませんので、念の為に書きました。
りっこ
【関東】
2005/09/01(木) 21:02:04
「夕張メロン種からはネットメロンができないようですが」できる可能性もあります。甘みを出す方法ですが、草勢が強いと養分がつるの方にまわります。ですから収穫時に丁度ツルが駄目になるように管理するのです。草勢は先端のつるの形状、くるくるまいていますが草勢が強いと長くのびています。遊びツルをカットすることもあります。又、葉の状態もよく見なければなりません。葉のふちから水滴がでますが、草勢、気候に合わせて水管理します。日に3回くらいは状態を観察します。プリンスメロンでもそうですが、あまり数を多くつけると水管理等のタイミングが合わないので(受粉時期がづれすぎると)これまた、難しくなります。水も日に株あたり1L程度を3回くらいに分けてあげます。株元ではなく30〜60cmくらいは離して与えます。受粉は朝9時くらいまでに人工授粉をします。草勢により駄目なときもあります。化成肥料よりも骨粉入りの有機肥料のほうが良いと思います。腐葉土も6割以上の投入が必要です。苗の植え付け時の地温は最低16度以上が絶対条件です。又、雨よけは是非必要です。株元にかかるとすぐに病気が発生します。トマトやナスのように肥料は多くを必要としません。草勢が強くなりすぎます。趣味で小さな温室で今年も市販苗(ボーナス2号とモナミレッド)を植えました。土壌のせいかいつもモナミレッドのほうが途中で駄目になる数が多いです。緑のボーナス2号はまずまずの成果です。立体栽培ですが、1株に2個を結実させます。甘さもまあまあです。(13度くらいですね)今年はネットメロン 8株、プリンスメロンを4株植えました。4年目ですが、初年度は露地でプリンスメロンをつくりさんざんな目にあいました。長雨のせいもあり、全く甘くなく全部バケツ行きです。それで奮起して6帖程度の温室を作ったわけです。来年は是非頑張っておいしいメロンを作ってください。
ガーデナ
【関東】
2005/09/02(金) 06:21:33
りっこさん、詳しくご説明して頂き有り難うございます。今年の露地栽培でメロンやまくわうりの株が比較的健康に育ったのはマルチと薬剤のおかげではないかと思っています。りっこさんが書かれましたように、ポット苗の後半からツル割れ病、ツル枯れ病の傾向が出て、程度の軽いものはビスダイセンを散布し、症状がはっきり出ているものはトップジンMを少し水で薄めて塗布しました。いずれも茎の患部の部分だけに10日くらいの間隔で数回行いましたが病気の進行がとまり、以後の成長に支障がでませんでした。ただ押さえることができなかったのは、ウドンコ病とウリハムシで、今年は雨が多く湿度が高かったのでウドンコ病の勢いが強いようです。どちらも収穫までなんとか蔓の寿命をもたせることができました。
りっこさんは温室を作られたそうで大変うらやましいですね。マルチ栽培+ポリシートの雨よけでも効果があるでしょうか?屋根だけでは温度を保つ効果は期待できませんが・・・
元肥は私も有機肥料が主体ですが腐葉土60%以上には驚きました。元肥のあたりまで入れると仮定すると1株あたり20リットル位は必要と言うことになりますね。私は堆肥を2〜3リットル位入れましたが腐葉土は使いませんでした。
M2
2005/09/02(金) 06:41:18
>トマトーンを併用して受粉を早めたらどうかと考えております。
メロンにこれが使用出来たかは覚えてませんが(調べてもいませんが)おいしく作りたいなら必ず受粉させることです。どんなに肥料や栽培が良くてもメロンの能力を引き出せなくなりますので使用できても絶対に私はお勧めしません。スイカなんかでもそうですが、種無しスイカと普通のスイカの味比べすると良く解ると思います。種のために実を作るので種無しのほうがどこと無く味が薄いはずです。(トマトでもそうなるはずですが多くて糖度10度くらいの食べ物ですと気にならないでしょうが果物ほどの糖度になると大きな差になります)
>追肥も化成肥料をマルチの外周にばらまきました。
これは肥料効いてない可能性大です。たぶんビニル製と思いますがこれですとまず肥料は効いてないでしょう。(ここまで根が届いていれば別ですが)マルチの下の水分は潅水出来るようにしていない場合植えつけたときの水分がそのまま残っています。洪水状態にでもならない限り中に水分が入っていくことが無いといってもいいくらいなのです。(水分の移動が無いということは肥料も移動できないって事です)ということは、肥料もマルチの周りですとそこに根が無い限り吸収出来ない訳です。私としては元肥と同じような辺りに肥料を撒くのが良いと思いますが、マルチがビニルですと剥いでやるのは面倒だし敗れるかもしれないので、ペットボトルの底を切り取って口を肥料をやりたいところに差し込み、その中に肥料を入れると良いです。(口に筒状のものをつけるとやりやすいです。固形・液状問わずにできますし、肥料だけでなく水も少ないと感じたときにも使えますので刺しっ放しで使用すると良いでしょう)
ガーデナ
【関東】
2005/09/02(金) 09:22:38
M2さん、書き込み有り難うございます。
トマトーンの件ですが説明書には人工授粉と併用することで効果があるように書いてあります。ホルモン剤には間違いありませんがジベレリンのような種なしにするような変異をおこすものではありません。自然に受粉してくれれば使うつもりはありませんが今年のように7〜8月受粉になりそうでしたら使った方がよいと思います。
追肥の件ですがご指摘のように効いていない可能性もありますがマルチともうしましても幅45cm程度ですので根張りがよければ効くはずと思っております。とは申しましても多少不安なのでまだ収穫していないメロンの株にはマルチの下にも追肥してみることに致します。幅の狭いポリマルチを二重にして自作のテント杭で止めたものですから簡単にはずせますし破れることも心配ありません。
ガーデナ
【関東】
2005/09/02(金) 13:58:08
今日未収穫の黒い果皮のメロンをみるとネットが出現しておりました。ネットができるなら親と同じ白い果皮の方だと思っておりましたから、全く予想外でした。もうひとつ予想外なことはこの株はすでに葉が枯れており果実が生長しているとは思っていなかったのでネットの出現にはびっくりです。ただ残念なことは変形果で少しいびつな形になっていることですが、完熟するのが楽しみです。
りっこ
【関東】
2005/09/02(金) 20:18:33
メロンは非常に酸素を要求するので、腐葉土の割合を多くするのです。受粉に「トマトーンを併用」は通常ならトマトーンとジベレリンの混合液を用います。でもほとんど必要ないと思います。裂果を防ぐためにも手で受粉させるのが一番です。マルチは初期の地温を保持するのはよいのですが、蒸れすぎるので途中ではずし、敷き藁などで株元を乾燥させるようにしたほうがよいです。定植苗が20〜30cmとありましたが、もうすこし早い方がよいです。根がポットのそこにドクロのようにまいてしまいその後の生育に影響します。市販苗くらいの大きさが丁度良いようです。(15cm前後)ツル割れ病、ツル枯れ病の処理は良いようですが、来年同じ場所ならば再度発生しますので消毒するか、(熱湯、蒸気消毒やバーナーで焼く等)土を入れ替えたほうがよいです。うどん粉病は初期対応が肝心ですが、定期的に予防を進めます。一度発生すると完治は難しいものです。ネットメロンよりプリンスメロンのほうが発生が多いようです。(抵抗性の問題)近くに病気の抵抗性を強めるためネギ類を植えたり、マリーゴールドを植えて「ねこぶセンチュウ」対策をすれば効果があるようです。メロンは草勢が弱くても駄目、強くても駄目なので着果位置に確実受粉させるようにすることが重要です。収穫時に葉が未だ青青として、先端の孫つるや子つるが発育中で花が咲いているようでは草勢が強くまず甘くなりません。収穫が終わりましたなら茎を上げて、根がどれくらい大きくなっているか来年の参考にして下さい。定植後は地上部より、地下部の根の張り方が収穫までの草勢のスタミナを保持する一番の要素らしいので...(10日くらいの水切りに耐えるようになります)
ガーデナ
【関東】
2005/09/02(金) 23:15:53
りっこさん、ご説明有り難うございます。いろいろご説明を受けましたが来年どのようにすべきか、まだイメージがまとまらず迷っております。と申しますのも、あと1〜2週間で完熟するメロンがどのような結果になるかによって方針を決めたいと考えています。
@定植時の最低地温16℃について
露地あるいは簡易ビニールハウスでも5月末くらいになるでしょうか。せめて5月上旬に定植できないか思案中です。夕張メロン種の生育が一番良かった理由がここにあるように思われます。
A腐葉土の大量使用について
費用の面で困難さがあります。
B定植時の草丈について
苗の生育環境のせいで徒長ぎみなので、私の苗はスマートでホームセンターの苗のようにずんぐりむっくりしておりません。根の張り具合は同じ程度です。
りっこさん、M2さん、丁寧なご指導有り難うございました。取りあえずお礼申し上げます。未収穫のメロンが完熟しましたら、あらためましてご報告させていただきます。
ガーデナ
【関東】
2005/09/19(月) 10:05:50
最後に残ったメロン2個が完熟し、食べてみましたがやはり甘くなっておりませんでした。来年栽培するメロンを甘くするために対策を検討致しましたが、りっこさんの次の書き込みについて失礼ながら私の考えをまとめててみました。
>基本的に、夜と昼の温度差がないと甘くならないようです。
@当地の気象データによって昼と夜の温度差がどのくらいなのか計算してみました。
5月には有為差があり大体13℃前後とやや大きいのですが、6〜9月には9℃前
後と温度差が小さくなっております。
5月に収穫する為には2〜3月に定植する必要があり、温室栽培でも困難ではない
かと思われます。温室栽培でも6〜7月に収穫している訳ですから熟期には既に温
度差が少なくなっているのではないでしょうか?
A温室栽培の温度管理というのは気温の高い昼間に通風をよくして温度を下げ、夜間
には密閉して温度を上げて昼と夜の温度差を縮めるものではないかと思われます。
しかしながら温室管理で6〜7月に収穫したものが甘いというのが事実なのですから、温度差が要因でないにしても気温に原因があるのには間違いないのでしょうね。
当地の露地栽培でどのように保温しても4月植え付けで最低地温16℃をキープするのは不可能です。従って5月上旬の植え付けになりますから温室栽培と比較して約1カ月の遅れになります。6月下旬頃から気温が上がりすぎますので50%位の遮光をして7〜8月に収穫したら甘いメロンができるのではないかと、漠然とした構想を抱いておりますが確信はありません。また5月上旬の植え付けは苗の育成を含め、定植後もかなりの困難が予想されます。
来年もメロンを栽培するか否かを含め、あと半年ゆっくりと考えてみたいと思います。りっこさん、M2さん、ご指導をありがとうございました。
M2
【中国】
2005/09/20(火) 07:01:37
>6月下旬頃から気温が上がりすぎますので50%位の遮光をして7〜8月に収穫したら甘いメロンができるのではないかと
遮光して温度の確保が悪いとは言いませんが、それは7月中旬〜8月に行ったほうが良いと思います。それまではできるだけ日射量の確保のほうを優先させるほうをお勧めします。(栄養(中が充実していないと)のほうが無いと温度も何も無いですから)
もしされるなら糖度計を手に入れると良いでしょうが高いんですよね、これが。(1万〜2万程度)
使用するのはメロンだけで無くいろいろ調べるのに使えますが、糖度によっての植物の体調管理の方法も(私は詳しくないのですが)在るみたいです。
主な使い方として、実の辺りの糖度を計って収穫時期を確認するのは農家では当たり前になってます。
ガーデナ
【関東】
2005/09/20(火) 14:16:38
[[解決]]
M2さん、ご意見ありがとうございます。遮光すると生育に影響する心配がありますし糖度低下にもつながるかもしれませんのでよすことに致します。糖度計の件ですがかなり値段が高いですね。確かにあると便利なのですが、私の園芸技術のレベルでは自分の舌の感覚で十分かなと思っております。
ところで先日TVで鉄腕ダッシュという番組を見ておりまして、はっと閃いたものがありました。それは同じ品種の西瓜を作るのに露地栽培と温室(ビニールハウス)栽培を同時に行って、収穫後に糖度を比較すると露地栽培のものがはるかに糖度が高いという結果です。このことは同じ瓜科のメロンも次の事が言えるのではないかと思いつきました。
@温室栽培は露地栽培より糖度が低い。
Aその原因として昼夜の温度差が小さく、日照も相対的に弱くなる。
前言を翻すようで申し訳ないのですが、昼夜の温度差が小さくなるため温室栽培が糖度を下げるのではないかと思うのです。私の露地栽培のメロンもハウスもののメロンより甘くなる可能性があったのかもしれません。
私の失敗はマルチングにありました。5〜6月には黒マルチ、7〜8月には銀マルチと収穫するまで昼夜の温度差を小さくする管理をしてしまったようです。今になって思い返すと今年無マルチの地這マクワウリを少数植えたのですが、うらなりで実は小さかったのですが甘みがあったようです。糖度を上げるためには結実する頃まで黒マルチを行って、その後はマルチを外ずすべきだったようです。
温室栽培が糖度を下げるというのは私の勝手な思いこみにすぎません。りっこさんをはじめメロンを温室で栽培している方々には、申し訳ありませんが、素人が良く分からないくせに自己流の判断をしていると考えて気になさらないで下さい。でも、これにより私は来年メロン栽培に再挑戦する意欲が出てきたように思います。来年は皆様の助言をできるだけ反映させて甘いメロン、マクワウリを収穫したいと思います。
M2
【中国】
2005/09/21(水) 02:19:02
メロンですとマルチを剥ぐ行為は自殺行為になることあります。
病気にかかる確率がぐっと高くなるのです。(あとばねで)同じようなことをなさるならマルチを剥がずにその上に藁でもかけてください。そのほうがずっと良いです。効果もたる地の効果と温度も下げる効果もあります。(もっと速く思い出せばよかったのに、く〜)
ガーデナ
【関東】
2005/09/21(水) 08:06:08
一応雨よけのポリシートカバーをかけて泥はねによる病気の予防をしようとは思っております。藁は手に入らないのですが、敷き藁シルバーというものを持っていますが同様な効果が期待できると思います。対策のひとつとして検討させて頂きます。
対策処置を確実にするのに薬局から棒温度計を購入し、地温を測定比較しながら管理する積もりです。メロンを甘くする昼夜の温度差は気温なのか、それとも地温なのかという問題が残りますが、今年の失敗の経験から言いますと地温の昼夜差が必要だという前提で対策します。早速温度計を購入して今の内にデータをとってみるつもりです。
M2さん、ご意見をありがとうございました。
園芸相談掲示板@園芸相談センター