クチナシにつく害虫対策

[園芸相談センター]の過去ログです

ポコリン 2005/08/21(日) 14:43:26
 今年の春クチナシの苗を植えたのですが、新芽がでると、すぐ虫に食われてしまいます。葉っぱを見ても、虫の姿は見えません。被害にあってからスプレーを吹いてはいるのですが、何か良い方法があるか教えてください。

たちつ 【近畿】 2005/08/21(日) 19:29:46
昆虫対策について、

分類。
昆虫の中で、我々に都合の良いもの(有益昆虫・益虫・天敵関係害虫) や 都合の悪いもの(有害昆虫・害虫) や どうでもいいですよぉ〜昆虫 に分けられます。

駆除や忌避について、
駆除について、その方法に拠っては、害虫選別駆除は現在に置いて、一番安上がりの原始的手段である「THE tedetool」しかありません。
手軽で便利な方法として、農薬散布がありますが、昆虫全てを死滅させます。農薬には、葉を食べせて毒殺させる食害駆除・皮膚に浸透や器官を塞ぐ窒息駆除などがあります。
忌避等ついては、侵入を防ぐ防虫ネットや燻炭酢散布(火事と間違えて寄り付かなくなる。)や忌避臭剤(嫌いな匂い・嗜好臭)等があります。
 何れも、一時的なもので、長所短所や賛否両論があります。使用に関しては、好みと尊守ルールや地域環境に適合すれば自由です。

農薬の形状の種類にも、手軽なエァーゾルスプレー式・希釈液霧散布・顆粒粉など使い勝手により色々あります。
スプレー式は、手軽ですが、霧が細かく・拡散が激しいので、霜冷害や散布場所に偏在があり、散布した心算になり易い。少ない範囲・部分や一時的なもの。高価・簡単。
希釈タイプは、安価・噴霧器がいる・面倒くさい・隅々まで噴霧しやすい・霧粒が大きいので満遍なくたっぷり散布し易い・保管場所が要る。
顆粒は地中・根向き。
粉末は大掛かりな、着生害虫や飛行害虫(草の間や低空飛行)にも効果がある。飛行機や噴霧筒など設備や人手がいる。広範囲向き。
同じ成分の農薬であっても、その形状により、取り扱いや効果は全く違うものです。同じと錯覚し易いですが、全く異なります。

前置きはさておいて、
実務的には、予防方法はありません。薬害の関係で、2-4週間で、解毒・分解するようになっています。しかし回数が多いと、残留・未分解物質の蓄積もあります。
散布時期は、害虫の発生時期(害虫の存在)や新芽時期(食べ物がある)を的確に把握すると言う観察をして、その時期に散布します。
食べ物(人の食品)で無い限り、新芽が出るたびに散布する必要があります。概ね毎月一回。
アブラムシ等吸汁害虫は、衰弱昇天しても、しがみ付いているので、死んでいるのか、生きているのか解からない。一週間もすれば風化し落下します。・・・・よく効かないと勘違いする。
多発時期には、毎週1回を2-3度する事が望ましい。  産卵・・・孵化・・羽化・・・産卵を繰り返すため。
卵の時期には余り効果が無い。
又、飛来害虫にも効果が無い。飛んでいって、再び戻ってきたり、新たに飛来する。 いずれにしても、一度発生すると、友達を呼んできたり、子供や孫を沢山と作る。大変社交性があり、子作りが熱心なものです。
良く観察し、早期発見・早期対処が必要です。気が付いたときが散布時。
農薬は、唯一免許のいらない危険物ですから、効果効能書き・取扱説明書を毎回読んで、正しく理解すると共に、周りの状況にも配慮しましょう。

補足。
浸透農薬は、その性質上、効果が遅い。・・・根や葉から吸収・・食べる・・死ぬ。 オルトランや殺菌剤等。
希釈散布農薬は、(害虫に直接ふり掛けるタイプ)・・・即効壊死がある。・・・マラソンや強酸・アルカリ薬品等。

ハッピ−マン 2005/08/22(月) 08:42:56
クチナシの害虫ではオオスカシバが有名ですが、オオスカシバは葉という葉は全部食べてしまうのでほおって置くと丸裸になってしまします。ポコリンさんのクチナシはナメクジに食べられているような気がします。ナメクジは夜行性の性質があるので、深夜か、朝早くに点検してみましょう。

ポコリン 2005/08/22(月) 10:18:56
たちつさん、ハッピーマンさんご指導ありがとう。早速ためしてみます。それにしても植物を育てるのは、子供を育てるのと一緒、いろいろと気をもみますね。けれど、また反面自分の勉強にもなります。


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