パーライトとバーミュキューライトの良い所、悪い所は?

[園芸相談センター]の過去ログです

みちん 【近畿】 2005/07/06(水) 22:15:12
先日、プランターの土の水はけが悪いので、水はけをよくする方法を相談させてもらった、みちんです。
お返事の中で、パーライトを混ぜるというのが多かったのでさっそく混ぜようと思ったのですが、私がよく行くホームセンターでは大量のものしか売っておらず、手頃なサイズのものはバーミュキューライトでした。
本にはよくバーミュキューライトを混ぜるとあり、パーライトはあまり載ってない印象がありますが、ここで相談したらパーライトのほうが多かったので、水はけに関してはパーライトのほうがいいのでしょうか?
パーライトとバーミュキューライトの良い点と悪い点を、教えて下さい。
(水はけに限らず)

kid 【近畿】 2005/07/06(水) 22:44:39
お探しになった売り場は店外だったのでは?
小袋は(多くの場合)店内の観葉や鉢などを置いている方に陳列されていることがあります。

さて、バーミキュライトとパーライトですが、バーミキュライトは鉱物のような外観で、主に保水性に優れています。ただ、多くの土と違い、互いにくっつきませんので、水はけの改善にも役立つのだと思います。
パーライトは白色で、多孔質(隙間の多い)なので、水はけの改善に適しています。多孔質ですので通気性も抜群です。

整理しますと、
バーミキュライト=保水性
パーライト=排水性
という使い分けをされているようです。

参考までに。両者とも、あまり上から圧力をかけると構造が崩れます。

あるびの 【北陸】 [URL:http://engeisoudan.com/] 2005/07/06(水) 23:17:43
パーライトは軽すぎてあまり使いませんが、バーミキュライトは良く使います。
保水性が非常に良いので挿し木床に半量混ぜて使っています。

ウチでは排水性を求める鉢物には小粒の軽石砂(商品名「パミス」)をよく使います。パーライトより適度な重さ・強度があり、使い勝手が良く常用しています。

たちつ 【近畿】 2005/07/07(木) 00:52:33
何れも、中性・無菌(製造過程で、焼却殺菌済み)・軽い(水に浮く)・排水が良い・通気性が良い・根腐れが少ない・乱暴に扱うと崩れ易い。腐敗しない。値段が高い。どの用土に混ぜても相性が良い。沢山混ぜるのは良く無い。
バーミキュウライトは比較的細かい。保水性が良い。挿し木床や種蒔き床に単用で使用できる。
パーライトは人工の軽石とも言われます。粒が大・中・小と色々とあります。保水性に劣る。単用では使わない。

園芸とは不思議なもので、欠陥を余り意識せずに、良い所採りして、結果的に、あぁー良かったと云う分野。欠陥を取り除くというより、良いものにすり替える・カバーする。無いよりは有る方が良い。と云う相対的な考え方。積極的な考え方。
此れは、自然相手の分野だから、欠陥・悪夢は、仕方が無いので諦めて、ではどうしたらよいかを考える夢物語の分野。
極端に言えば、親が死のうが、子が発熱しょうが、田植えや稲刈りはしなくてはならない。暇な時間も多いし、地域住民の協力体制・団結も強い。口コミ情報が早い・デマも情報のうち。水が足らなければ、殺してでも堰を止めたり、切ったりしなければならない。喧嘩していても、病害虫の駆除や川掃除は協力しなければならない。・・・・昔の話。

ぽー 【関東】 2005/07/07(木) 13:16:53
普通の植物だと、水はけがよく・かつ水もちもいい土が適しているので、私はバーミキュライトはけっこうよく使います。植える植物の種類や置き場所、一緒に合わせる土(新しい土ばかりか・リサイクルした古土も混ぜるか、混ぜる場合は何割ぐらいか)によっても違いますが、全体の1〜2割程度、入れることが多いです。
水もちがいいということは、肥料もちもいいわけですよね。
また、バーミキュライト自体は無肥料・清潔な土なので、挿し木などに単独でも使えるし。うちでは重宝して、切らしたことはありません。
欠点といえば皆さんがおっしゃってるように、長く使ったり圧力を加えるとくずれることですが、これは赤玉土や鹿沼土でも同じ。というか、赤玉よりむしろくずれにくいです。

うんと水はけよくしたいとき、またハンギング用に軽くしたいときは、バーミキュライトを減らして、パーライトを多めに入れます。
あるびのさんがおっしゃるようにパーライトは「軽すぎる」欠点があるので、とくに最初のうちは、水やりのとき注意が必要だったりします(でもピートモスやココピートよりは、まだ気を使わなくてすみますが)。

みちんさんはプランターの土の水はけを改良したいということなので、パーライトが手に入らないのでしたら、バーミキュライトか小粒の軽石がいいんじゃないでしょうか。
ただし、バーミキュライトもメーカーによって、最初からかなりつぶれた感じ(みじんが多い)のもあるので、なるべく粒がきれいなものを選んでください。
みじんといえば、いまお使いのプランターの土、みじんが多いんじゃないですか? 一度乾かしてフルイにかけると、それだけで水はけが改良されるかもしれませんよ。

なお、パーライト=水はけがいい、というのが常識になっていますが、先日調べたら、パーライトも材料の違いで全然逆のものもあることを知りました。
簡単に言うと、
・真珠岩が原料のもの・・・保水力があり、水はけの改良には不向き。
・黒曜石が原料のもの・・・排水性・通気性がよく、保水力はない。水はけを改良するならこちらを。
詳しくは↓の過去ログをご覧ください。
http://botany.cool.ne.jp/wwwlng.cgi?print+200503/05030050.txt

みちん 2005/07/09(土) 16:23:30
[[解決]]
おおおー!
みなさん、とてもわかりやすい説明をありがとうございました。
バーミュキューライトとパーライトの事がよくわかりました。
特性をいかし、園芸したいと思います。
本当にありがとうございました☆


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