あおむしとけむしについて
あささん
2005/07/05(火) 10:02:43
こんにちは。虫の季節ですね。最近我が家に異常発生している物体
について、心当たりがおありの方がいらっしゃいましたら
是非教えて下さい。
それは、なにかの卵だと思うのですが、黄色(薄いレモン色)の小さい
米粒のようなものが10数個固まって、壁や大きな葉っぱや、
鉢の側面に張り付いているのです。
さわると、発泡スチロールのようにパサパサした感触で、
その中に虫がいるにしては乾燥した感じです。
そして、なぜだかたいてい、その上に青虫がへばりついている
のです。青虫は体調2,5センチくらいのものが多く、
その小さな卵から生まれたにしては大きすぎる気がします。
でもまさか、青虫が卵を産むわけはないし、
それを食べているのかなとも思うのですが、けっこう家の壁の
上の方に張り付いていたりもするので、そこまで青虫が
這っていくかな?とも思います。
その卵らしきものはいろんな所に生み付けられています。
何になるのでしょう。不気味です。
どなたかおわかりになったら教えて下さい。
基本的に、無農薬でバラや草花を育てています。
そしたら高菜に青虫が異常発生したので、全部抜き取りました。
その後、その卵らしきものがいろんなところで発見されました。
また、けむしについてですが、毛虫の糞って緑色ですか?
こないだ、高菜に緑色の青虫とアブラムシの中間のような
不気味なものいっぱいついていて、気持ちが悪くて
抜いたのですが、今日、赤っぽい毛虫のそばにまた同じ
緑色の小さい球体をいっぱい見つけました。
糞なら、放っておいても大丈夫でしょうか?
教えて下さい。
また、やはり薬をまいた方がいいでしょうか?
だとしたら何をまけばいいですか?
たちつ
【近畿】
2005/07/05(火) 11:57:41
理科の時間ですね。
蝶蛾の仲間の一生。
産卵します。・・・・>卵・・(孵化フカする)・・>幼虫・・・>蛹サナギ(繭マユを作る)・・(羽化ウカする)・・>成虫・・・>産卵します。
貴方の見られた発泡スチロールのようなものは、マユといって、幼虫が蛹になる巣で中に蛹がいます。穴が開いていれば、成虫になって飛んでいった抜け殻です。蛾の多くは繭を作ります。繭はシェルター・防空壕のようなもので、外敵から身の安全を守るためのものです。形は丸かったり、木の隙間にネットを張ったり、蛹を糸で結わえたりと色々とあります。蚕の繭から絹糸を作ります。蓑虫も一種の繭です。
蝶々と蛾の違いは色々と違いがありますが、蝶々も蛾も同じものです。昼間に飛んで、止まれば羽を閉じるのが蝶々で、夜飛んで、止まれば羽を広げるのが蛾と云っています。触覚にも違いがあります。
青虫も芋虫も毛虫も同じ幼虫です。体毛が硬いか、産毛か薄いか、体色が緑かどうかの違いです。通常青虫はモンシロチョウの幼虫を云います。細長い幼虫を示す場合もあります。太い幼虫とか触れば丸まって落ちるものを芋虫といいます。
糞も幼虫の食べ物や体内の消化酵素やバクテリアや消化状況・保湿具合の関係で、緑・黒・褐色と色々あります。
壁やプランター窪みの繭は多分アメリカシロヒトリの繭と思います。近所にサクラかクワが生えていると思います。今の時期は第一回目の繭を作る時節です。
野菜の毛虫は、殺虫農薬を使うのが簡単ですが、食べ物だけに嫌う人も居られます。概ね2-3週間で農薬は分解されて、無害化されるようです。農薬の説明書き・効果効能書き・取り扱い注意・適応農薬(農薬は植物や対象害虫が法律等で決まっています。)・散布環境(気象条件や障害物等)・希釈濃度等良く理解して、使用してください。
私なら、見つけ次第に、園芸殺虫農薬 マラソンと展着剤(糊)の混合希釈液を隅々まで隈なく、広範囲に、霧散布します。値段が安くて、色々な害虫に良く効く。薬害が少ないと信じている。オルトランなど葉面浸透農薬は気分的に好まない。
何でも良く観察して、早期発見・早期対処が大切。農薬は使わなくて済むなら使わないにこしたことはない。コツコツと手や箸で獲るのが一番。自家栽培の利点は、無農薬と旬に食べられる事ですからね。エコ栽培とか自然栽培とか共存共栄栽培とか言う。
たちつ
【近畿】
2005/07/05(火) 13:57:02
追加。蚊に対する、蚊帳や網戸のようなもので、防虫ネットという方法もあります。
pinetree
2005/07/05(火) 18:21:04
卵のようなものは寄生蜂ではないですか?青虫が生んだのでは無く,青虫から生まれたのです。
モンシロチョウではアオムシコマユバチなどが知られています。青虫の種類によって寄生蜂の種類も異なります。名前をどうしても知りたければ,まず,青虫の名前を明らかにすることです。
以下などの画像を参考に
http://park1.wakwak.com/~gardening/musi/aomusikomayubati/aomusikomayubati.html
http://homepage3.nifty.com/ueyama/shubetsu/shirocho/sujiguro/sujiguro.html
個人的感想ですが,ふぁーじさんの「むしむしぱらだいす」のセンスは大好きです。
糞に関しては,何をお尋ねかいまいちつかめませんが,葉緑素を含んだ植物を食べているんですもの,緑色でもおかしくはないでしょう。
そのものが虫なのか?に対しては,あなた自身がきちんと観察して伝えなければ,誰も判らないと思います。見てもなお解らないのなら,画像付き掲示板などを利用した方が早道ですよ。そのままビンに入れて孵化するまで観察するという手もあります。
農薬を使うかどうかに関しては,いろんな考え方があるでしょうが,少なくとも,虫とも糞とも定かでない現時点での使用は無意味です。
無農薬にこだわるのなら,虫をつまんで捨ててから残りを食べるくらいの心意気でなければ,とうてい野菜なんて作れません。後はあなたの価値観とか考え方の問題ではないでしょうか。
たちつさんがお書きの最後の2行(解像度によっては3行?)は,全くそのとおりと思います。
あささん
2005/07/05(火) 18:41:23
[[解決]]
たちつ様。詳しい説明を書いて下さってありがとうございます。
アメリカシロヒトリは、たしかに庭でよくみかける蛾でした。
そして、この幼虫(けむし)も今朝見たのと似ています。
その近くにたくさんの緑の物体(糞OR虫?)がありました。
出がけだったのでよく観察出来ませんでした。
先日、高菜の上に一面の緑の物体を見たときは、虫だと思いこんでいたので、
今朝になって実は糞だったのではないか?と思っていた所です。
明日の朝、じっくりと観察してみるつもりです。
ありがとうございました。
pinetree 様
アオムシコマユバチ!まさにこれです!
青虫に寄生する蜂がいたとは知りませんでした。
青虫を食べる(というか寄生)という意味では天敵なのですね。
でも、いろんな所に張り付いていて非常に気持ちが悪いですね。
確かに無農薬なので虫食いや、多少の虫は気にしていられませんね。
青虫も、アブラムシも素手でつぶして野菜を収穫しています。
しかし、あまりにも食べられすぎて葉脈だけのようになってしまった
ので、蒸れを一掃する意味もあり、高菜は抜き去りました。
見たこともない虫っていうのは、やはり不気味なものですよね。
虫の名前がわかり、本当にスッキリ致しました。
お二人とも本当にありがとうございました。
pinetree
2005/07/05(火) 20:11:19
害虫の駆除など、それなりの努力をされておられたのですね。釈迦に説法の様ですね。失礼いたしました。
食い尽くされるほどに被害が進んでしまったら、付近にその害虫の食草があり、そこにも被害が拡大するおそれがある場合なら、農薬散布も必要でしょう。
でも、農薬は、発生初期に使うのが基本ですし、その方が効果的です。加えて、食用なら、早く撒いた方が残留量が少なくなります。
余談ですが、以前、高接ぎをしたミカンの下草を抜いたら、そこにいたヨトウムシに、翌日、ミカンの新芽をごっそり食われた事がありましたっけ。
モンシロチョウなどのイモムシ類であれば、「BT剤」と言う種類の生物農薬があります。ホームセンターなどで売っているかどうか、少量包装のものがあるかが?ですが、上手く使えば、被害は激減します。それに、何より環境に優しい(らしい)。
検索すれば商品名も解るはずです。上手な使い方も併せて探してみてください。
犬塚信乃
2005/07/05(火) 20:35:03
ホームセンターやDIYで求めるなら、「トアロー水和剤」ですね。
これしかない!という状況です。
ああ、それにしてもいいテーマをあささんは提供してくれたものですね。
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